マーケット市況情報

2012年01月11日 13時39分

2011年12月の貴金属市況2012年01月11日 13時39分

価格ベース
金 US$:London Fixing 円建:税抜参考小売価格
プラチナ US$:London Fixing  円建:   〃

金(Gold)
■海外金相場
1,750ドルでスタートした12月の金相場は、欧州金融安定化基金(EFSF)の有用性に懐疑的な見方が広がったことや、米格付け会社スタンダード&プアーズがユーロ圏15カ国の長期債格付けを引き下げ方向で見直すとの報から、投機筋の売りが優勢となり6日には1,708ドルに下落しました。8日には一時1,740ドル近辺に値を戻したものの、EU首脳会議で財政規律の強化では合意された一方で、債務国の支援策について具体的な進展が見られなかったことから株式市場や商品市場全般がリスク回避の動きから下落し、金相場も他金融市場の下落による損失補てんのための換金売りが旺盛となり1,660ドル近辺にまで下落しました。またイタリア国債の利回りが再び7%台に上昇したことなどから欧州債務問題への不安感が拡大し、ユーロがドルに対して下落したことを受けて15日には1,600ドルを割り込み1,574ドルに急落しましたが、1,600ドル割れの水準では急落に対する買戻しに反発すると、スペインの国債入札が比較的好調であったことやドイツ景況感指数の改善を受けてユーロがドルに対して上昇し、ドルの代替資産の側面から買われる展開となり21日には1,637.50ドルに上昇しました。月後半にかけて欧米のクリスマス休暇で薄商いとなる中、1,610ドル近辺でのレンジ相場が続いた後、イタリア10年国債の入札結果を受けて欧州債務問題に対する警戒感が拡大するとリスク回避の動きからユーロがドルや円に対して大幅に下落。リスク回避の流れが金相場にも波及し再び1,600ドルの大台を割り込むと、投機筋の手仕舞い売りが旺盛となる中、29日には月間最安値となる1,531ドルに下落しました。しかし1,550ドル割れの水準では値ごろ感からアジア圏を中心とした現物需要の買いが高まり反発し、また米住宅関連の経済指標に改善が見られたことなどから米株式市場が反発したことでリスク回避の姿勢も弱まり、ユーロの下落にも歯止めが掛かったことなどから金相場も値を戻し、月末30日には1,574.50ドルに回復して越月しました。
 
■為替相場
12月のドル円相場は77.66円でスタートすると、11月末に発表された日米欧の主要6中央銀行による強調ドル資金供給をきっかけとしたドル売りにも一服感が見られる中、発表された11月の米雇用統計で失業率が低下するなど米雇用環境の改善からドル買いが優勢となり5日には78.10円に下落しました。8日の欧州中央銀行(ECB)理事会で政策金利を0.25%引き下げが決定されたことなどが好感されドルがユーロに対して下落すると、対ユーロでのドルの値動きが波及し円買いドル売りが旺盛となり77.50円近辺に上昇しました。一方でECBドラギ総裁が欧州諸国の国債購入拡大に慎重な姿勢を見せたことからユーロがドルに対して下落したことを受けて円も対ドルで売られる展開となり円安基調に転換し、15日には78.07円に下落しました。月半ばにかけては77円台後半〜78円近辺での小動きとなった後、週間の米新規失業保険申請件数が3年8ヶ月ぶりの低水準となったことなどから米景気回復への期待が高まり、ドル買い円売りが優勢となる中、22日には月間最安値となる78.13円に下落しましたが、欧米のクリスマス休暇で積極的な売買が手控えられる中、イタリアの10年国債の利回りが再び上昇したことを受けて、欧州債務問題への警戒感からユーロを売って円を買う動きが加速し、円買いの流れは対ドルでも進行し28日には77.83円に上昇しました。月末にかけては米株式相場の上昇や住宅関連など欧米の経済指標の改善を受けてリスク回避の姿勢が弱まると、主要通貨に対するユーロの売りにも一服感が見られドル売り・ユーロ買いの展開へ。対円でもドル売りが優勢となると、年末を前に持ち高調整の円買い・ドル売りも見られ月末30日には77.73円に上昇して越月しました。

■国内金相場
4,400円でスタートした12月の国内円建て相場は、5日に月間最高値となる4,431円を付けた後、ドル建て金価格が徐々に下値を切り下げる展開となる中、円高の進行も重なり9日には4,318円に下落しました。その後もドル建て金価格は軟調な展開が継続し1,600ドルを割り込むと、ドル建て金価格の動きに歩調を合わせるかたちで16日には月間最安値となる3,990円に下落しました。4,000円割れの水準では下値をサポートされ、月後半にかけてはドル建て金価格の回復から徐々に値を戻し21日には4,095円に上昇しました。月末にかけてはやや上値の重い展開となり28日には4,014円に下落して越月しました。


プラチナ(Platinum)
■海外プラチナ相場
1,552ドルでスタートした12月のプラチナ相場は、欧州財政問題を背景としたリスク回避の流れから、金相場同様に投機筋の売りが優勢となり6日には1,505ドルに下落しました。1,500ドル近辺では値ごろ感からの買いが散見される中、金相場の上昇も好感され一時1,530ドル近辺に回復しましたが、欧州財政の不透明感から欧米の株式相場が軟調な展開となる中、徐々に下値を切り下げ9日に1,500ドルを割り込むと、その後はイタリア国債の入札結果が低調であったことなどから欧州財政問題に対する不安感が拡大。景気減速に対する懸念から株式相場が下落する中、プラチナ相場においても投機筋の手じまい売りが加速し15日には1,400ドルを割り込み1,398ドルにまで下落ました。月半ばにかけてはスペイン政府が実施した国債入札が良好な結果であったことで欧州債務問題への警戒感がやや和らいだほか、米経済の改善を示す経済指標が発表されたことなどから米株式相場が上昇基調に転換し、堅調な米株式相場の動きを好感した買いに反発すると、金相場の上昇にも追随するかたちで値を伸ばし21日には1,447ドルに上昇しました。月後半にかけては欧米がクリスマス休暇で市場参加者が減少する中、1,425ドル近辺での小動きを形成しましたが、その後実施されたイタリア10年国債の入札が低調だったことなどからユーロが急落。回避の流れからプラチナ相場においても投機筋の手じまい売りが加速し1,400ドルを再び割り込むと29日には月間最安値となる1,354ドルに下落しました。1,350ドル近辺では値頃感からアジア圏を中心とした買いに下値をサポートされると、経済指標の改善をきっかけに米景気回復期待が高まり米株式相場が上昇し、株式相場の上昇も好感されプラチナ相場は堅調に推移し、月末30日には1,381ドルに値を戻して越月しました。 

■国内プラチナ相場
4,018円でスタートした12月の国内円建て相場は、軟調なドル建てプラチナ価格に歩調を合わせるかたちで下落基調となり9日には3,850円に下落しました。月半ばにかけても軟調な展開が継続し16日には月間最安値となる3,626円に下落しました。その後はドル建てプラチナ価格が反転したことを受け、またやや円安基調となったことから国内円建て価格も徐々に値を戻し26日には3,718円に上昇しました。月末にかけてはやや上値の重い展開となり28日には3,681円に下落して越月しました。

以上
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