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マーケット市況情報
2011年11月08日 14時25分
2011年10月の貴金属市況2011年11月08日 14時25分
価格ベース
金 US$:London Fixing 円建:税抜参考小売価格
プラチナ US$:London Fixing 円建: 〃
金(Gold)
■海外金相場
1,660ドルでスタートした10月の金相場は、月初にギリシャ政府が2011年の財政赤字目標を達成できない見通しとの発表をしたことから、同国のデフォルト懸念や欧州の財政不安が再燃し逃避資金の流に4日には1,672ドルに上昇しました。しかし米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長が議会証言で景気回復促進のための追加金融緩和の可能性を示唆すると、投資家のリスク回避姿勢がやや後退。これまで資金逃避的に買われていた金相場は軟調な展開となると、投機筋の利益確定の売りも旺盛となり5日には1,600ドルに急落しました。しかし1,600ドル近辺に下落した局面では割安感から安値拾いの買いが見られ下値をサポートされると、7日に発表された9月の米雇用統計で失業率が前月と同じ9.1%と高止まりしたことを受けて雇用環境は引き続き低調との認識から一時1,660ドル近辺に値を戻しました。一方で、同雇用統計では非農業部門就業者数の増加幅が市場予想を上回る水準であったことで雇用情勢の悪化はひとまず回避されたとの見方も台頭。金相場の上値は限定的となり7日には1,651ドルに下落しました。
月半ばにかけては欧州金融安定化基金(EFSF)の拡充をめぐるスロバキアの動向に注目が集まる中、11日には同国議会によって否決。しかし最終的には再投票で可決の見通しが濃厚となったことでドルに対してユーロが上昇。金相場はユーロの上昇を受けて買われる展開となり12日には1,687ドルに値を戻しました。その後1,700ドルの大台が意識される中、投機筋の利益確定売りが見られ、翌13日には1,656ドルに下落しました。尚、スロバキア議会は欧州金融安定化基金(EFSF)の拡充案を可決しましたが相場への影響は限定的でした。同日に米S&Pがスペイン国債の格付けを引き下げたことからユーロ圏債務懸念が意識されると、安全資産としての買いが高まり17日には1,689ドルに上昇しました。その後米ムーディーズ・インベスターズがフランスの格付け見通しを発表。欧州財政懸念を背景に安全資産の買いも見られる一方で、EFSFをめぐるドイツとフランスの意見対立など債務危機対策への不透明感からドル高・ユーロ安が進行すると、金相場は軟調な展開となり20日には1,620ドルに下落しました。
月後半にはEU首脳会議が行われ、EFSFの強化など債務・金融危機対策の包括的な戦略で大枠合意されると、ユーロが対ドルで上昇。ドル建ての金価格に割安感も台頭し24日には1,652ドルに上昇しました。また25日に発表された10月の米消費者景気信頼感指数が2年7ヶ月ぶりの水準に低下したことなどから景気先行き不安が台頭。加えて米国の追加金融緩和観測が広がったことも安全資産の買いを後押しし逃避資金の流入が加速すると、約1ヶ月ぶりに1,700ドルの大台を突破し28日には月間最高値となる1,741ドルに上昇しました。1,740ドル近辺では投機筋の利益確定の売りが見られたことに加え、31日には日本政府・日銀の円売り介入を受けて、ドルが対円などで上昇。ドルはユーロに対しても上昇するとドルの代替資産としての側面から金は売られる展開となり1,722ドルに下落して越月しました。
■為替相場
77.15円でスタートした10月のドル円相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長が議会証言で景気回復促進のための追加金融緩和の可能性を示唆したことを受けて円買い・ドル売りの動きが優勢となる中、5日には76.75円に上昇しました。その後7日に発表された9月の米雇用統計では失業率が前月と同じ9.1%となった一方、非農業部門就業者数の増加幅が市場予想を上回る水準であったことから米景気の先行きに対する過度な後退したことで円売り・ドル買いが優勢となり一時77円近辺まで下落しましたが、11日には76.74円に値を戻しました。その後はスロバキア議会が一旦は否決された欧州金融安定基金(EFSF)の強化策を可決する見通しが強まったことから、欧州の金融システム危機の回避に向けた取り組みが進むとの期待が高まり、円が対ユーロで下落。対ドルにもこの流れが波及し円売りが優勢となると、13日には77.13円に下落しました。また日本政府が円高抑制に積極的に取り組むとの見方から円売り・ドル買いが優勢となる中、発表された9月の米小売売上高が前月比で市場予想以上に増加したことで米景気減速懸念が和らぎ円売り・ドル買いの動きが強まり17日には月間最安値となる77.30円に下落しました。
月半ばにかけては、中国の実質経済成長率の伸び悩みや格付け会社によるフランス国債の格付けの見直しなどを背景にリスク回避の動きが強まる中、再び円買い・ドル売りが優勢となり19日には76.69円に上昇。その後21日に日本政府が円高への総合対策を決定しましたが、円高の是正には効果が薄いとの見方からドル売り・円買いの流れは変わらず、21日のニューヨーク時間には一時おおよそ2ヶ月ぶりの高値となる75.80円近辺に上昇しました。円高進行の反動から24日には76.38円まで下落する場面が見受けられましたが、米連邦準備理事会(FRB)が景気浮揚のために追加金融緩和に踏み切るとの観測が浮上したことで円買いの流れは変わらず、またEU首脳会議で債務危機克服に向けた包括戦略に合意したことが報じられたことでドルが対ユーロなどで下落。対円でもドル売りが加速し31日には月間最高値となる75.76円に上昇しました。しかし過度な円高進行を受けて同日には日本政府・日銀が8月4日以来となる円売り介入を実施し、同日東京時間には一時79.55円まで急落しました。しかし単独介入であったことなどから円高抑制効果は限定的との見方は根強く、月末には78.10円近辺に下落して越月しました。
■国内金相場
4,075円でスタートした国内円建て相場は、ドル建て金価格が急落した5日には4,074円に下落しました。その後はドル建て金価格が反転したことを受けて、国内円建て価格も堅調な推移を示し13日には4,209円に上昇しました。月半ばにかけてはドル建て金価格が堅調な推移を示した一方で、円高の進行から国内円建て価格は上値の重い展開となると、月後半にドル建て金価格が下落したことを受けて21日には月間最安値となる4,025円に下落しました。月末にかけてはドル建て金価格の上昇に歩調を合わせる形で値を戻し27日に4,267円に上昇すると、31日には円売り介入による円安進行から大幅に上昇し月間最高値となる4,385円に上昇して越月しました。
プラチナ(Platinum)
■海外プラチナ相場
1,520ドルでスタートした10月のプラチナ相場は、ギリシャ政府の財政赤字削減策に対する不透明感から欧米主要国の株価が軟調に推移する中、投機筋の売りが優勢となり5日には月間最安値となる1,442ドルに下落しました。その後欧州の銀行に対する公的資金注入観測や欧州中央銀行による資金供給拡充の決定で金融システム不安に対する過度な懸念が後退し、欧米の株式市場が上昇。株式相場の上昇を好感した買いに1,500ドルを回復すると、7日には1,529ドルに上昇しました。その後ドイツ・フランス首脳が欧州銀行を早期の資本増強する方針を表明したこともプラチナ相場への資金流入を後押しし一時1,550ドル近辺まで上昇しました。
欧州金融安定化基金(EFSF)の拡充をめぐるスロバキアの動向に注目が集まる中、11日には同国議会によって否決。一方、欧州議会で欧州域内銀行の財務体質強化へ自己資本比率の大幅に引上げる方針が示しされるなど、欧州財政問題への好悪材料が交錯する中、実需にも目立った動きが見られないプラチナ相場はやや方向感にかける展開となり、月半ばにかけては1,550ドルを挟んでのレンジ相場を形成しました。その後スペイン国債の格下げをきっかけとした金相場の上昇になびくかたちで17日には一時1,574ドルに上昇しました。しかし欧州債務問題も解決には時間がかかるとの見方が再燃し欧米の株式相場が下落したことや、またその後米連邦準備理事会(FRB)が米景気の先行きに慎重な見方を示したことで投資家の景況感が悪化すると、プラチナ相場は産業用材料としての側面から需要減速が意識され、投機筋の売りが優勢となり1,500ドルの大台を割り込み20日には1,490ドルに下落しました。
1,500ドル割れの水準では値頃感から下値をサポートされると、月後半にかけては金相場の上昇に追随するかたちで上昇基調に転換。またEU首脳会議で欧州債務問題に対する包括案が合意に至ったことからリスク回避の流れが後退し、投機資金の流入が旺盛となると28日には月間最高値となる1,645ドルに上昇しました。しかし月末にかけては投機筋の利益確定の売りが優勢となり31日には1,606ドルに下落して越月しました。
■国内プラチナ相場
3,878円でスタートした10月の国内円建て相場は、ドル建てプラチナ価格が月間最安値をつけた5日に同様に月間最安値となる3,767円に下落しました。その後ドル建てプラチナ価格の反転に歩調を合わせる形で上昇し13日には3,943円をつけました。月半ばにかけてドル建てプラチナ価格が堅調に推移したものの、国内円建て価格は円高の進行に上値を抑えられる展開となり3,890円~3,940円近辺での相場推移となりました。その後ドル建てプラチナ価格が下落に転じたことで21日には3,779円に下落しましたが、月後半にかけてドル建てプラチナ価格が再び上昇基調に転換したことで下値をサポートされると、円高の進行に上昇ペースはやや緩やかに抑えられながらも堅調に推移し28日には4,108円に上昇しました。月末31日には日本政府・日銀の円売り介入を受けて円安となったことから値を伸ばし月間最高値となる4,180円に上昇して越月しました。
以上
金 US$:London Fixing 円建:税抜参考小売価格
プラチナ US$:London Fixing 円建: 〃
金(Gold)
■海外金相場
1,660ドルでスタートした10月の金相場は、月初にギリシャ政府が2011年の財政赤字目標を達成できない見通しとの発表をしたことから、同国のデフォルト懸念や欧州の財政不安が再燃し逃避資金の流に4日には1,672ドルに上昇しました。しかし米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長が議会証言で景気回復促進のための追加金融緩和の可能性を示唆すると、投資家のリスク回避姿勢がやや後退。これまで資金逃避的に買われていた金相場は軟調な展開となると、投機筋の利益確定の売りも旺盛となり5日には1,600ドルに急落しました。しかし1,600ドル近辺に下落した局面では割安感から安値拾いの買いが見られ下値をサポートされると、7日に発表された9月の米雇用統計で失業率が前月と同じ9.1%と高止まりしたことを受けて雇用環境は引き続き低調との認識から一時1,660ドル近辺に値を戻しました。一方で、同雇用統計では非農業部門就業者数の増加幅が市場予想を上回る水準であったことで雇用情勢の悪化はひとまず回避されたとの見方も台頭。金相場の上値は限定的となり7日には1,651ドルに下落しました。
月半ばにかけては欧州金融安定化基金(EFSF)の拡充をめぐるスロバキアの動向に注目が集まる中、11日には同国議会によって否決。しかし最終的には再投票で可決の見通しが濃厚となったことでドルに対してユーロが上昇。金相場はユーロの上昇を受けて買われる展開となり12日には1,687ドルに値を戻しました。その後1,700ドルの大台が意識される中、投機筋の利益確定売りが見られ、翌13日には1,656ドルに下落しました。尚、スロバキア議会は欧州金融安定化基金(EFSF)の拡充案を可決しましたが相場への影響は限定的でした。同日に米S&Pがスペイン国債の格付けを引き下げたことからユーロ圏債務懸念が意識されると、安全資産としての買いが高まり17日には1,689ドルに上昇しました。その後米ムーディーズ・インベスターズがフランスの格付け見通しを発表。欧州財政懸念を背景に安全資産の買いも見られる一方で、EFSFをめぐるドイツとフランスの意見対立など債務危機対策への不透明感からドル高・ユーロ安が進行すると、金相場は軟調な展開となり20日には1,620ドルに下落しました。
月後半にはEU首脳会議が行われ、EFSFの強化など債務・金融危機対策の包括的な戦略で大枠合意されると、ユーロが対ドルで上昇。ドル建ての金価格に割安感も台頭し24日には1,652ドルに上昇しました。また25日に発表された10月の米消費者景気信頼感指数が2年7ヶ月ぶりの水準に低下したことなどから景気先行き不安が台頭。加えて米国の追加金融緩和観測が広がったことも安全資産の買いを後押しし逃避資金の流入が加速すると、約1ヶ月ぶりに1,700ドルの大台を突破し28日には月間最高値となる1,741ドルに上昇しました。1,740ドル近辺では投機筋の利益確定の売りが見られたことに加え、31日には日本政府・日銀の円売り介入を受けて、ドルが対円などで上昇。ドルはユーロに対しても上昇するとドルの代替資産としての側面から金は売られる展開となり1,722ドルに下落して越月しました。
■為替相場
77.15円でスタートした10月のドル円相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長が議会証言で景気回復促進のための追加金融緩和の可能性を示唆したことを受けて円買い・ドル売りの動きが優勢となる中、5日には76.75円に上昇しました。その後7日に発表された9月の米雇用統計では失業率が前月と同じ9.1%となった一方、非農業部門就業者数の増加幅が市場予想を上回る水準であったことから米景気の先行きに対する過度な後退したことで円売り・ドル買いが優勢となり一時77円近辺まで下落しましたが、11日には76.74円に値を戻しました。その後はスロバキア議会が一旦は否決された欧州金融安定基金(EFSF)の強化策を可決する見通しが強まったことから、欧州の金融システム危機の回避に向けた取り組みが進むとの期待が高まり、円が対ユーロで下落。対ドルにもこの流れが波及し円売りが優勢となると、13日には77.13円に下落しました。また日本政府が円高抑制に積極的に取り組むとの見方から円売り・ドル買いが優勢となる中、発表された9月の米小売売上高が前月比で市場予想以上に増加したことで米景気減速懸念が和らぎ円売り・ドル買いの動きが強まり17日には月間最安値となる77.30円に下落しました。
月半ばにかけては、中国の実質経済成長率の伸び悩みや格付け会社によるフランス国債の格付けの見直しなどを背景にリスク回避の動きが強まる中、再び円買い・ドル売りが優勢となり19日には76.69円に上昇。その後21日に日本政府が円高への総合対策を決定しましたが、円高の是正には効果が薄いとの見方からドル売り・円買いの流れは変わらず、21日のニューヨーク時間には一時おおよそ2ヶ月ぶりの高値となる75.80円近辺に上昇しました。円高進行の反動から24日には76.38円まで下落する場面が見受けられましたが、米連邦準備理事会(FRB)が景気浮揚のために追加金融緩和に踏み切るとの観測が浮上したことで円買いの流れは変わらず、またEU首脳会議で債務危機克服に向けた包括戦略に合意したことが報じられたことでドルが対ユーロなどで下落。対円でもドル売りが加速し31日には月間最高値となる75.76円に上昇しました。しかし過度な円高進行を受けて同日には日本政府・日銀が8月4日以来となる円売り介入を実施し、同日東京時間には一時79.55円まで急落しました。しかし単独介入であったことなどから円高抑制効果は限定的との見方は根強く、月末には78.10円近辺に下落して越月しました。
■国内金相場
4,075円でスタートした国内円建て相場は、ドル建て金価格が急落した5日には4,074円に下落しました。その後はドル建て金価格が反転したことを受けて、国内円建て価格も堅調な推移を示し13日には4,209円に上昇しました。月半ばにかけてはドル建て金価格が堅調な推移を示した一方で、円高の進行から国内円建て価格は上値の重い展開となると、月後半にドル建て金価格が下落したことを受けて21日には月間最安値となる4,025円に下落しました。月末にかけてはドル建て金価格の上昇に歩調を合わせる形で値を戻し27日に4,267円に上昇すると、31日には円売り介入による円安進行から大幅に上昇し月間最高値となる4,385円に上昇して越月しました。
プラチナ(Platinum)
■海外プラチナ相場
1,520ドルでスタートした10月のプラチナ相場は、ギリシャ政府の財政赤字削減策に対する不透明感から欧米主要国の株価が軟調に推移する中、投機筋の売りが優勢となり5日には月間最安値となる1,442ドルに下落しました。その後欧州の銀行に対する公的資金注入観測や欧州中央銀行による資金供給拡充の決定で金融システム不安に対する過度な懸念が後退し、欧米の株式市場が上昇。株式相場の上昇を好感した買いに1,500ドルを回復すると、7日には1,529ドルに上昇しました。その後ドイツ・フランス首脳が欧州銀行を早期の資本増強する方針を表明したこともプラチナ相場への資金流入を後押しし一時1,550ドル近辺まで上昇しました。
欧州金融安定化基金(EFSF)の拡充をめぐるスロバキアの動向に注目が集まる中、11日には同国議会によって否決。一方、欧州議会で欧州域内銀行の財務体質強化へ自己資本比率の大幅に引上げる方針が示しされるなど、欧州財政問題への好悪材料が交錯する中、実需にも目立った動きが見られないプラチナ相場はやや方向感にかける展開となり、月半ばにかけては1,550ドルを挟んでのレンジ相場を形成しました。その後スペイン国債の格下げをきっかけとした金相場の上昇になびくかたちで17日には一時1,574ドルに上昇しました。しかし欧州債務問題も解決には時間がかかるとの見方が再燃し欧米の株式相場が下落したことや、またその後米連邦準備理事会(FRB)が米景気の先行きに慎重な見方を示したことで投資家の景況感が悪化すると、プラチナ相場は産業用材料としての側面から需要減速が意識され、投機筋の売りが優勢となり1,500ドルの大台を割り込み20日には1,490ドルに下落しました。
1,500ドル割れの水準では値頃感から下値をサポートされると、月後半にかけては金相場の上昇に追随するかたちで上昇基調に転換。またEU首脳会議で欧州債務問題に対する包括案が合意に至ったことからリスク回避の流れが後退し、投機資金の流入が旺盛となると28日には月間最高値となる1,645ドルに上昇しました。しかし月末にかけては投機筋の利益確定の売りが優勢となり31日には1,606ドルに下落して越月しました。
■国内プラチナ相場
3,878円でスタートした10月の国内円建て相場は、ドル建てプラチナ価格が月間最安値をつけた5日に同様に月間最安値となる3,767円に下落しました。その後ドル建てプラチナ価格の反転に歩調を合わせる形で上昇し13日には3,943円をつけました。月半ばにかけてドル建てプラチナ価格が堅調に推移したものの、国内円建て価格は円高の進行に上値を抑えられる展開となり3,890円~3,940円近辺での相場推移となりました。その後ドル建てプラチナ価格が下落に転じたことで21日には3,779円に下落しましたが、月後半にかけてドル建てプラチナ価格が再び上昇基調に転換したことで下値をサポートされると、円高の進行に上昇ペースはやや緩やかに抑えられながらも堅調に推移し28日には4,108円に上昇しました。月末31日には日本政府・日銀の円売り介入を受けて円安となったことから値を伸ばし月間最高値となる4,180円に上昇して越月しました。
以上