マーケット市況情報

2004年09月01日 20時43分

2004年7月の貴金属市況2004年09月01日 20時43分

【金】

市況
390ドル台中盤で始まった金相場は、2日に発表された米国雇用統計で景気指標となる非農業部門の就業者数が予想を下回り、ドルが売られる展開となった事の影響で、逆に金は買われる結果となりました。4日の米国独立記念日を挟み、7日には400ドルを回復し、その後も為替市場におけるドル安・ユーロ高の傾向を背景として金は底堅く推移。12日に月間の最高値となる408.55ドルをつける等、20日ににかけて400ドル以上の相場を維持しました。この間イラクにおけるテロ再発懸念や原油高と言った既存の材料に加え、13日に発表された米国小売売上高が予想を下回った事や16日に発表された米国消費者物価指数が緩やかな伸びに留まる等、個人消費関連を主として米国経済に対する先行き懸念を背景とした買いが金相場を下支えしました。しかし20日に行われたグリーンスパンFRB議長の議会証言が予想を覆し、ドル金利引き上げに積極的な内容となった事から、ドルが他の主要通貨に対し買い戻される展開になると金は下落傾向となりました。議会証言翌日の21日に400ドルを割り込むと、ファンド筋を中心として手仕舞いの売りに拍車がかかり、28日に月間最安値となる386.20ドルをつけるまで、ほぼ調整局面なく下落を続けました。凡そ2週間の間に約25ドルと言う相当な下げを演じた事からその後一部値頃感が台頭。若干戻して390ドル近辺で越月しました。又、COMEXにおける投機家の買い持ち玉数は月初から20日近辺にかけての上昇相場の折、90トン台から210トン程度まで積み上がり、再び過度の買い持ち玉量に達するのではないかとの懸念もありましたが、月末にかけての下げ相場の間に相当量が手仕舞いされたと見られます。

一方、ドル・円為替相場は6月末に行われた米国フェデラル・ファンド・レート(FFレート)の引き上げが予想通り0.25%で決着したことから当面材料が出尽くした感が強く比較的静かなスタートとなりました。ドル建て金相場の項でも述べました通り月初から中旬にかけて米国経済の先行きに不安感が出てきた事などからドル・円為替は108円〜110円と言う比較的円高圏での取引が続きましたが過度の円高に繋がる事はありませんでした。その後グリーンスパンFRB議長の議会証言が予想以上にドル金利引き上げに積極的内容であった事から、他の主要通貨に対して強含みの傾向となり、結果月末にかけて112円台までドル高・円安が進みました。

つれて、国内円建て相場は、昨今の為替相場と金相場が反比例する傾向(ドル高⇒金安/ドル安⇒金高)を踏襲した為、前月に引続き高値1,469円/安値1,424円(値差45円)と極めて値動きの乏しい展開となりました。6月の高値が1,450円、安値が1,408円であった事を考えればレンジは多少は引き上げられたと言えますが、何れにせよ注目に値する動きはありませんでした。


【プラチナ】

市況
7月のプラチナ相場は、引続きTOCOMを中心とした投機的売買に完全に価格を支配される展開となりました。現物需給は7月も一部自動車触媒用・ガラス装置用は堅調でしたが、価格が現物需給とは乖離した高値圏にある感は否めず、宝飾用や上記以外の工業用と言った分野からの需要は極めて低調でした。自ずと市場は先物市場での思惑売買主導の度を強め、800ドルを中心に下値780ドル・上値830ドル台と言うレンジでの往来相場に終始しました。月初780ドル近辺で始まりましたが、金相場が為替市場におけるドル安・ユーロ高の傾向を背景として上昇した事に連動し8日に800ドル台を回復すると、短期の利鞘抜きを目的とした投機売買を繰り返しながら徐々に底値を切り上げ、20日には830ドル台まで上昇しました。その後はグリーンスパンFRB議長の議会証言の影響で弱含む金相場に連動し、手仕舞いの売りが先行。28日には800ドル近辺まで売り込まれましたが、その後買戻しが入り820ドル近辺で越月しました。


一方国内円建て価格は、ドル建て相場が800ドル割れであり、為替相場も円高圏であった上旬の5日に月間安値である2,786円となった後、ドル建て相場の上昇に伴い13日には2,900円台を回復。更に月末にかけては為替相場は円安傾向となった為、30日月間の高値となる2,998円まで上昇し、高値で越月しました。



価格ベース
金 US$ London Fixing 円建 税抜小売価格
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