マーケット市況情報

2005年08月10日 17時37分

2005年7月の貴金属市況2005年08月10日 17時37分

価格ベース
金 US$ London Fixing 円建 税抜参考小売価格
プラチナ US$ N.Y.F.M 円建   〃



金(Gold)

■海外金相場

7月の金相場は430ドル台中盤でスタートしましたが、米国の独立記念日による休場(7月4日)を前にしたポジション調整の売りに加え、連邦公開市場委員会(FOMC)が予測通りとは言え政策金利(FFレート)を0.25%引き上げた事が嫌気され、430ドル台を割り込みました。又、米国の金利引上げ政策継続の予測、歴史的高値が続いていた原油価格が調整局面を迎えた事が金相場に対する弱材料と評価され11日にかけて425ドル近辺まで段階的に底値を切り下げました。この期間中(7日)にはロンドンで地下鉄爆破テロが発生しましたが、「テロの観測で買い、テロ確定で売り」と言う昨今のテロ発生時の相場傾向を踏襲。 極一時的に425ドル近辺から429ドル近辺まで上昇しましたが、爆破の原因がテロに確定すると売られ、結局日柄ベースではほぼ変わらずの価格帯で引けました。又 昨今の金相場に比較的影響を及ぼしやすい材料として、米国の雇用統計が挙げられますが、8日に発表された6月の雇用統計では非農業部門での就業者数が10.6万人増(前月25万人増)と限定的な増加に留まりました。しかし、引き続き増加している事(13ヶ月連続)が一部に好感された事から、今回は金相場への大きな影響はありませんでした。その後、ポジション調整からユーロが米ドルに対して強含みの傾向となった事から金相場は一時的に回復基調に向かったものの、13日に発表された米国5月の貿易収支は553.5億ドルの赤字と前月を下回る結果となった事や、グリーンスパン米連邦準備制度理事会(FRB)議長が楽観的な景気見通しを維持し、利上げ継続を示唆するとの見通しから、金相場は押し並べて軟調な地合を形成。21日にかけて420ドル〜425ドル近辺と安値圏での値動きとなりました。その後22日には中国人民元切上げの報に、米ドルが急落すると、金相場は428ドルまで上昇しました。しかし人民元の切上げは2.1%と極めて小幅であった事から、為替市場への影響も限定的なものに留まり、結果金相場の上昇も限られた範囲となりました。以降新規の材料に乏しい状況が続いた事や、一部夏枯れの様相も加わり420ドル台中盤での値動きに終始して越月しました。尚7月月初に400トン近くに達していたCOMEXにおける投機家の買持ち玉数は、月中の下げ相場の間に相当量が手仕舞われ、月末160トン程度まで減少しました。


■ 為替相場

6月末に行われた、米国連邦公開市場委員会(FOMC)で予測通りではあるものの、0.25%の利上げが実施された事からドル高/円安の歩調が強まり、111円近辺でのスタートとなりました。その後も金相場の項で述べた通り、米国の主要経済指標が比較的好調であった事、更にはグリーンスパンFRB議長が景気先行きに関して強気な姿勢を維持した事や、金利引上げの政策の維持を示唆した事から、21日にかけて概ね112円台の円安圏での取引に終始しました。その後 22日に発表された中国人民元の切上げにより米ドル相場が急落すると、つれて円は111円近辺まで買い進まれました。しかし、切上げ率が2.1%
と限定的であった事から影響は一時的に限定。26日に112円台を回復すると112円台中盤までドル高・円安が進み越月しました。


■国内金相場

ドル建て金相場が概ね月初高→月末安という経緯を辿ったのに対し、為替相場が円安圏を維持したことから、ドル建て金相場の値動きを踏襲する形となりました。1日に1,583円で始まった後、15日に月間の最安値となる1,555円をつけるまで緩やかな下落基調を保ちました。その後は1,550円台後半から1,580円程度での持合い相場を形成して越月しました。


プラチナ(Platinum)

■海外プラチナ相場

7月のプラチナ相場は880ドル台前半でスタートしましたが、高値感から実需の追随が皆無であった事に加え、米国独立記念日の休場を控え、買持ち筋の手仕舞い売りが進んだ事から軟調地合の推移となりました。5日に870ドル台中盤まで値を下げると、6日には870ドルを割れるレベルまで下落しました。その後はプラチナ独自要因の欠如から21日にかけて860ドルから870ドル台での小幅往来相場に終始。プラチナの価格に大きな影響を与える、TOCOMにおける投機家の売買も限定的数量に留まりました。しかし、22日に発表された中国人民元の切上げは人民元建てでのプラチナ価格の実質的値下げを意味する事から、投機筋は宝飾用を中心に潜在的需要喚起の可能性を示唆。思惑買いが進むと一気に890ドル台まで買い進まれました。急激な上昇を背景に一時手仕舞いの売りが見られ880ドル台に反落したものの、投機筋の買い意欲は根強く月末にかけて900ドル近くまで上昇し越月しました。


■国内プラチナ相場

月初3,192円でスタートした後、ドル建て相場の下落を背景に6日に月間の最安値となる3,161円まで下落しました。その後は、ドル建て相場がレンジ内での値動きに終始したことから、限定的に3,150円〜3,180円程度での値動きに終始しました。しかしその後人民元の切り上げに端を発し、投機筋の思惑買いが増加した事から上昇基調の相場を展開。月末に月間の最高値となる3,268円に至るまでほぼ間断なく買い進まれました。
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