マーケット市況情報

2010年01月13日 14時11分

2009年12月の貴金属市況2010年01月13日 14時11分

価格ベース
金 US$:London Fixing  円建:税抜参考小売価格
プラチナ US$:London Fixing  円建:   〃

金(Gold)
■海外金相場
  1,193.50ドル近辺でスタートした12月の金相場は、月初、ドバイショックがひとまずの落ち着きを見せたことや、中国は外貨準備の中で金を買い増すべきとの中国要人による発言を背景に堅調に推移し、2日には1,200ドルを突破、3日には月間最高値となる1,218.25ドルをつけました。その後は米国雇用統計の発表を控えて様子見ムードが広がる中、上値の重い展開が続き、1,200ドル台前半で推移。失業者数の市場予想が12万人以上だったのに対し、発表された雇用統計では1万人弱と良好な内容となったことからドルが急伸すると、金はこれを嫌気した売りに急落し、7日には1,140ドル台前半にまで下落しました。70ドルを越える幅での下落はアジア勢の押し目買いを誘い、一時1,160ドル台まで回復しましたが、大手格付け会社がギリシャ・スペインの格付けを引き下げたとの報道をきっかけに対ユーロでドルを買い戻す動きが強まり、原則的にドルと逆相関関係にある金は1,120ドル台まで値を下げました。
  欧州景気に対する不安を背景にユーロが下落する中、11月の小売売上高など米国の経済指標が市場予想を上回る結果となったことからドルはその後も堅調に推移。これを嫌気した金は下落を続け、15日には1,115ドル近辺をつけました。また、17日の米国FOMCでは市場予想通り超低金利政策の継続が示されたものの、これまで発表された経済指標が市場予想を上回る好結果となったことなどから米国の景気見通しに対する楽観論が一部に浮上。ドル買いが強まると、金は1,104ドル近辺まで下落しました。
  月末にかけては、クリスマス休暇を控え投機筋が買い持ちポジションを整理する動きを強めたことから、23日には月間最安値となる1,080.50ドル近辺まで下落しましたが、1,100ドルを割り込んだ水準ではアジア圏を中心に実需筋の買いが見られ、反発。1,100ドルを回復すると、その後はクリスマス、年末年始と休暇が続き、取引が閑散となる中で1,100ドルを挟んで揉みあう展開となり、1104.00ドル近辺で越月しました。

■為替相場
  12月のドル円為替相場は87円近辺でスタートすると、本邦鳩山首相の円高を警戒する内容の発言や、米国の長期金利上昇により、円売りドル買いが優勢となりました。4日に発表された11月の米国雇用統計で失業者数が市場予想を大幅に下回る好結果となったことで、雇用情勢改善期待からドル買いが加速。円は90円台半ばまで下落しました。しかし、月初から3円を超える急激な円安では本邦輸出企業による円買いなど反動もあり、反発。バーナンキFRB議長による米国の低金利政策の長期化を示唆する発言がありましたが、大手格付け会社がギリシャやスペインといったユーロ加盟国や、欧州に債権が多いと見られるドバイ首長国の政府系企業を格下げしたことで欧州を中心に信用不安が高まり、対ユーロで円やドルが買い戻されると円は相対的に上昇し、9日には87円台後半をつけました。
  しかし、11日に発表された11月の米国小売売上高や、消費者信頼感指数が市場予想を上回る好結果となったことからドル買いが優勢となり、円は反落。また、中国の鉱工業生産が予想を上回る好結果だったことや、ドバイ首長国に対してアブダビ首長国が100億ドルの金融支援をすることが発表されると、投資家の投資意欲が旺盛となったことで低金利の円はさらに売られ、再び90円台まで下落しました。15日の米国FOMC声明では予想通り低金利政策の継続となりましたが、雇用をはじめとするこれまで発表された米国の経済指標が市場予想を上回ったことなどから、米国の政策金利早期利上げ観測が意識されると円安ドル高の流れは変わらず、円は本邦が休日となる23日には92円台にせまるまで下落しました。
  その後、欧米がクリスマス休暇を控え取引が閑散となる中、11月の米国新築住宅販売件数が市場予想を下回ったことなどから一時ドルが売られる場面も見られましたが、米国の長期金利の上昇や株式市場が比較的堅調に推移したことで月末にかけてもドルは買われ、92円台半ばで越月となりました。

■国内金相場
  国内円建て相場は、ドル建て相場同様3日に月間最高値となる3,475円をつけた後、ドル建て相場の軟調な推移を受け下落。18日には最安値となる3,214円をつけました。その後、実需筋の買いや為替相場での円安ドル高から3,200円台半ばまで回復しましたが、月末にかけて休暇を控える中、動意の乏しい展開となり、3,282円で越月しました。


プラチナ(Platinum)
■海外プラチナ相場
  1,468ドル近辺で始まった12月のプラチナ相場は、前月末のドバイショックに伴う信用不安が後退するにつれて、ドルを売り新興国通貨や株式などのリスク資産を買う動きが強まり、商品市場にも同様に投機資金が流入したことからプラチナ相場も上昇基調を形成。3日には月間最高値となる1,500ドルをつけました。しかし、その後発表された米国雇用統計が市場予想を上回る好結果となり、景気回復への期待感が強まり将来の政策金利利上げを織り込む形で、米国長期金利が上昇したことからドルへ資金が戻る動きが強まり、反落することとなりました。
  その後は欧州の経済指標が市場予想を下回ったことや、ギリシャやスペインの国債が格下げされたことなどからユーロが対主要通貨で全面安となると、相対的にドル高が進み、プラチナ相場は下げ幅を拡大。一時は1,400ドル台前半まで値を崩すこととなりました。しかし、10日に1,413ドル近辺まで下落した後は、14日に米国でのETF上場の認可について米証券取引委員会が方針を示す予定となっていたことからETF上場を期待する投機筋の思惑買いなどから反発。また中国鉱工業生産が市場予想を上回ったことで、中国国内の生産活動が活発化しているとの見方が強まったこともあり、1,400ドル台半ばに値を戻しました。
  14日に予定されていた米ETF上場に関する発表が延期となり、失望感から投機筋の手じまい売りがでると、クリスマス前のポジション調整の売りなども巻き込んで下げ幅を拡大し、23日には1,400ドルを割り込んで月間最安値となる1,397ドルをつけました。しかし同日、米国で白金族ETFの認可に向けた法改正が承認されたとの報道が流れると、クリスマス休暇を前にして流動性が低下する中で、投機需要拡大への期待感から買いが入り、翌24日には1,450ドルを抜け、クリスマス休暇を挟んで28日には一時1,490ドル近辺まで上昇する場面も見られました。月末にかけては月初に1,500ドル近辺で反落したこともあり、やや利食い売りの押される展開となりましたが、下値では買い意欲も根強く1,466ドル近辺での越月となりました。

■国内プラチナ相場
  4,147円近辺でスタートした国内円建て相場は、月初ドル建て相場が強含んだこともあり、連日100円近い上昇を見せ、3日には4,300円台に乗せました。その後はドル建て相場の軟調につれて反落しました。加えてユーロの急落を受けた相対的な円高も円建て相場を押し下げることとなり、10日には月間最安値となる4,108円をつけました。しかし、その後はドル建て相場が値を戻したことや円がやや円安基調で推移したことから円建て相場も月末にかけて堅調に推移し25日に月間最高値となる4,411円をつけて越月となりました。


以上
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