マーケット市況情報

2009年02月09日 11時00分

2009年1月の貴金属市況2009年02月09日 11時00分

価格ベース
金 US$:London Fixing  円建:税抜参考小売価格
プラチナ US$:London Fixing  円建:   〃

金(Gold)
■海外金相場
  869ドル近辺でスタートした1月の金相場は、米オバマ次期政権による景気対策への期待や欧州での景気先行き不安からユーロが続落したことによるドルの上昇を材料に急落し、6日には844ドル近辺をつけました。戦闘が続くイスラエル情勢を背景とした原油高から戻す場面も見られましたが、下落基調は変わらず、9日発表の米雇用情勢の悪化を受けた株価の下落により金に換金売りが集まり、13日には815ドル近辺まで急落しました。ECBによる利下げ観測から引き続きユーロが下落する中、15日にECBは市場予想通り0.5%の利下げを発表。原油の下落も材料となり、金相場は月間最安値となる810ドルまで下落しました。
  しかし、この水準ではアジア圏で現物需要が見られたことや、調整から対ユーロでドル安となったことなどをきっかけに上昇基調に転じ、16日には830ドル台を回復しました。19日に英大手銀行RBSの大幅赤字が発表されると対欧州通貨でドルが上昇し、一時下落する場面も見られましたが、欧米を中心とした金融不安の台頭により、安全資産としての買いが進行。ETF等の現物投資での買いを背景に急騰し、26日には900ドルを突破しました。
  その後、英大手銀行バークレイズの収益見通し改善の報道からユーロ圏の経済不安が後退すると、安全資産としての買いが後退。加えて米新政権での不良債権買取構想や、FOMCによる国債の買い取りなどを中心とした経済対策検討の報道によりドルが上昇したこともあり、870ドル台に下落しましたが、月末にかけて発表された米経済指標が予想以上の悪化を示したことで株価が急落。また、米GDPが1982年以来となる大幅減少となったことで経済への不安感が再燃し、安全資産としての買いが加速すると、30日には月間最高値となる919.50ドルにて越月しました。

■為替相場
  90円台半ばでスタートした1月のドル円為替相場は、米国のオバマ次期政権による景気対策への期待感が高まる中、欧州での景気先行き不安からユーロが大きく売られたことでドルが上昇。相対的に円は6日に94.50円近辺の月間最安値水準となりました。しかし、米国の2009年の財政赤字が08年の2倍となる1兆ドル超に達すると発表されたことなどからドルは反落。さらに、9日に発表された12月の米雇用統計で失業率が16年ぶりの高水準となったことを受けて米株が下落するとドル安が加速。ECBでの大幅利下げの憶測や相次いで発表された米経済指標の悪化など欧米経済の悪材料が重なったことから不人気投票で円が買われ、15日には88.50円近辺まで上昇しました。(15日のECB理事会では4ヶ月連続の利下げ。0.5%下げの2.0%となりました)
  16日には米政府による米大手銀行(BOA)に対する資本再注入が発表されたことが好感されドルは反発し、18日に円は91.00円近辺まで下落しましたが、英大手銀行RBSの損失拡大懸念などで欧州通貨が売られると再びリスク回避からの円買いが優勢となり、21日には円に対してポンドが過去最安値を更新。米国でも株価が続落するなどして、円は一時13年半ぶりの高値となる87.10円近辺まで上昇しました。
  その後、米ガイトナー財務長官の「強いドルは国益」との発言を受けて89.50円近辺まで反落しましたが、米株が200ドルを超える下げ幅を見せたことや、英10-12月期のGDPが前期比1.5%減で景気後退入りが確定したとの報道などから89.50円から88.50円でもみ合う展開となり、英大手銀行バークレイズの決算見通し改善が好感されたことや、28日にオバマ新政権での不良債権買取機構である「バッド・バンク」設立構想や、FOMCによる国債の買取などの経済対策検討の報道にドルは買われ、29日には90.50円近辺まで下落。しかし月末にかけては経済指標の悪化から改めて欧米での景気先行き懸念が強まり、円も89円台前半まで上昇し、90.00円近辺での越月となりました。

■国内金相場
  国内円建て相場は、初日に月間最高値となる2,642円をつけて始まった後、ドル建て相場が中旬にかけて下落したことを受け15日には月間最安値となる2,377円をつけました。その後、ドル建て相場が安全資産として買われ上昇するに伴い19日には2,400円台を回復。為替相場が比較的小動きにとどまる中、月末にかけて上昇基調を保ち続けたドル相場に合わせて上昇し、2,638円で越月しました。


プラチナ(Platinum)
■海外プラチナ相場
  934ドル近辺でスタートしたプラチナ相場は、年末年始にかけて米株価が高騰し、実需回復への期待感が高まったことから上昇基調となり、また昨年から堅調であったアジア圏での現物投資需要なども後押しとなって、7日には月間最高値となる1,000ドルをつけました。
  しかし大台を受けて利益確定売りの圧力も強く、加えて米国の雇用統計をはじめとする経済指標の大幅悪化をきっかけに米株式が軟調に転じたことからプラチナ相場も反転すると、その後は急落し15日に月間最安値となる915ドルを付けました。同水準では本邦を含めたアジア圏で積極的な買いが入り、またオバマ新政権による経済政策への期待で米株式が一時的に底堅く推移し、プラチナ相場は19日には一時960ドル台まで値を戻しました。しかし、20日のオバマ大統領の就任演説では市場が期待するような具体的な政策への言及は行われず、失望感から米株式が下落すると、手仕舞い売りが優勢となり再び930ドル近辺に下落しました。
  月末にかけてはアジア圏の実需筋が旧正月で不在となり市場参加者が減少している中で、金相場の急騰に追随する形で上昇し983ドルにて越月しました。

■国内プラチナ相場
  国内円建て相場は月初にドル建て相場が堅調に推移したことから上昇してスタートし、9日に月間の最高値となる3,017円をつけました。その後はドル建て相場が急落したことから2,800円台を割り込み、15日には2,791円をつけました。月後半は為替相場が90円から89円近辺の円高水準で推移する中、ドル建て相場は荒い値動きとなり、23日には月間最安値となる2,749円をつけました。月末にかけて、980ドル台を回復したドル建て相場に合わせて上昇し、2,865円で越月しました。


以上
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