マーケット市況情報

2008年07月08日 09時45分

2008年6月の貴金属市況2008年07月08日 09時45分

価格ベース
金 US$:London Fixing  円建:税抜参考小売価格
プラチナ US$:London Fixing  円建:   〃

金(Gold)
■海外金相場
  891.25ドルでスタートした6月の金相場は、バーナンキFRB議長による米利下げ打止めを示唆する発言につられてドル高となったことや、原油相場の下落にともない、5日には873ドルまで下落しました。しかし、5日に発表された米雇用統計の悪化や、原油相場が一時139ドル台をつける反発となったことからドル安が進むと、9日に904.25ドルをつける上昇となりました。その後、バーナンキFRB議長やポールソン米財務長官のインフレ警戒発言などを受けてドルが急上昇すると、金利先高感からドル資産に資金が流れたことで、金相場は12日に今月最安値となる862.25ドルに下落しました。
中旬にかけては、5月の米小売売上高や消費者物価指数の良好な発表を受けたドル高や、超短期的な価格調整局面を迎え、やや不透明感の出た原油価格の動向、また、主要8カ国財務相会合 (G8)を控えてのもみ合いとなり、860〜880ドルで推移したのち、原油価格の上昇や、米大手証券会社の減益決算発表を材料に買い優勢の展開が続き、20日には905ドルをつけました。しかし、ユーロ圏の経済指標が弱い内容となったことでドルに対してユーロが下落し、これを嫌気した投機家筋からの売りが入り、一気に880ドル台まで値を下げました。
25日に米FOMCで金利据え置きが発表され、声明でインフレ懸念は示すも利上げ等には言及されなかったことから、年内利上げは難しいとの見方が強まりドルが下落。金相場は再び900ドルを越えて上昇しました。さらにトリシェECB総裁が欧州圏のインフレ警戒姿勢と利上げを示唆したことからユーロ高ドル安が加速、加えて原油相場が140ドルを超え、史上最高値を更新する展開となったことから、6月最高値となる932.75ドルをつけ、越月しました。

■為替相場
  105円台半ばでスタートしたドル円為替相場は、米大手証券会社の損失拡大の報道などによりドルが下落し103円台まで上昇しましたが、バーナンキFRB議長の利下げ打ち止めを示唆する発言などから、7日には106円代半ばまで下落しました。その後、5日にトリシェECB総裁のユーロの利上げを示唆する発言からのユーロの急伸につられ、円も上昇。また、5日に発表された米雇用統計が予想を上回って悪化していたことや、原油価格の高騰から、104円台半ばまで値を上げました。
 しかし、バーナンキFRB議長やポールソン米財務長官のインフレ警戒発言などを受けてドルは急上昇し、さらに、12日に発表された5月の米小売売上高や消費者物価指数が大幅上昇したことによる米利上げ観測の高まりなどから、16日には108.60円まで下落しました。
 その後、原油価格動向をにらみながら一時107円代前半まで上昇しましたが、24日から25日にかけて行われた米FOMCで、政策金利は据え置かれたものの、声明文におけるインフレ懸念への言及を受けてドルが上昇し、26日に108.40円をつけました。月末にかけては、米早期利上げ観測が後退してドル売り優勢となり、原油高進行、米株価の急落などからドルが急落。さらに、30日に原油価格が142ドルを突破すると、一時105円まで上昇し、その後はポジション調整などからのドル買戻しにより106円台前半での越月となりました。

■国内金相場
  国内円建て相場は3,031円で寄り付いた後、ドル建価格の下落を受けて5日には月間の最安値となる2,998円まで下落しましたが、その後はドル円相場の下落や月中から上昇に転じた金価格の影響で円建て価格も上昇。一時、40円を超える下げ幅を見せて下落する場面もありましたが、月末にかけて堅調に推移し、6月最高値となる3,193円で越月しました。


プラチナ(Platinum)
■海外プラチナ相場
  6月のプラチナ相場は2000ドル近辺でスタートすると、初旬にバーナンキFRB議長が講演で利下げの打ち止めを示唆したことからドルが上昇し、4日には月間最安値となる1974ドルをつけました。しかし、2,000ドルを割る水準では実需の買いも見られたことや、また南ア国営電力会社ESCOMのCEOが、2008年冬季(日本の夏季)の電力需要期を前に供給不安を示したこと、また、原油価格が130ドルの大台を抜けたことが投機筋の思惑買いを誘い、2,050ドル近辺まで急騰しました。
中旬にかけては、高止まりする原油相場を背景にインフレ警戒感から、ドルの利上げ観測が強まり、金相場が下落。つれてプラチナ相場も2,000ドル近辺まで値を崩しましたが、南ア労働組合が電力問題を受けた雇用削減に反発する動きを見せたことから需給逼迫への思惑が強まると、再び上昇基調となり18日には月間最高値となる2103ドルを付けました。2,100ドルを越える水準では利食い売りに押され反落したものの、原油価格の高止まりや南アが電力問題発生後初めて冬季の需要期に近づいていることで、下値の堅い展開となり2,064ドルで越月しました。

■国内プラチナ相場
  6,887円近辺でスタートした国内円建相場は、中旬にかけて為替相場がドル高基調となったことや、ドル建て相場が底堅い値動きとなったことから、9日に7,000円を回復。ドル建相場が最高値を付けた翌日の19日には月間最高値となる7,327円を付けました。しかし、月末にかけて中旬にみられた金利先高感が後退するにつれドル安が進んだことから反落すると、7,161円にて越月しました。ドル相場の値動きがレンジ内での往来であっただけに、為替市場の影響の大きい月となりました。

以上
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