マーケット市況情報

2005年03月08日 10時20分

2005年2月の貴金属市況2005年03月08日 10時20分

価格ベース
金 US$ London Fixing 円建 税抜参考小売価格
プラチナ US$ N.Y.F.M 円建   〃


金(Gold)

■海外金相場

2月の金相場は当初420ドル台前半での値動きとなった後、先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)において英国のブラウン財務相が最貧国支援の為、国際通貨基金(IMF)保有金の売却、または評価替えを検討する方針を示した事や、ブッシュ米大統領の一般教書演説が米国財政赤字縮小に向けて積極的な内容となり、為替市場で米ドルが買い戻された事を背景として下落傾向となり、4日には420ドル台を割り込みました。その後も今まで比較的堅調な需要があった中国が旧正月入りした事から徐々に底値を切り崩す展開となり、10日にかけて415ドルを割り込むレベルまで下落しました。しかし、11日に発表された2004年の米国貿易収支が6,177億ドルの赤字と過去最高のレベルに達した事から、金価格は上昇し420ドル台を回復しました。又、NYの先物市場であるCOMEXにおける投機家の買持ち玉数が100トンを割れるレベルまで減少していた事も買いに安心感を与える要因として作用し、15日には425ドル台を回復しました。 市場の注目は16日のグリーンスパン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言に集まり、結果今後も米国の金利を引き上げを示唆する内容となりましたが、金市場への影響は限定的でした。その後22日 韓国政府が外貨準備を米ドル以外の通貨に分散する方針と伝えられた事から米ドルが急落。つれて金価格は435ドル近辺まで上昇しました。さすがにこの価格帯では利食いの売りも出て上値を抑えられる展開となりましたが、430ドル台中盤と月初の価格帯を約10ドル程上回るレベルでの越月となりました。 月末においてもCOMEXにおける投機家の買い持ち玉数は引き続き120トン程度と低レベルであり、2月後半の上げ相場は比較的投機色の少ない上昇相場であった事が伺われます。



■為替相場

ドル・円為替相場は、103円台後半でスタートしましたが、2日に行なわれた米国ブッシュ大統領による一般教書演説では、2009年までに財政赤字を半減させる等、米国の苦しむ双子の赤字解消に積極的内容になった事が好感されドルが買われる展開となり3日には104円台を回復しました。その後も米国の景気回復期待・本邦経済の腰折れが鮮明になった事、加えて年末・年始のドル安にやや行き過ぎ感があった事などから11日には一時106円近辺まで円安が進みました。しかし、その後2004年の米国貿易収支が6,177億ドルの赤字と過去最高のレベルに達した事を受けて円安傾向に歯止めが掛かると22日にかけて105円台の往来を繰り返しました。しかしその後日韓国政府が外貨準備を米ドル以外の通貨に分散する方針と伝えられた事を背景にドルがユーロに対して急落すると、円もつれて買われる事となり月末にかけて104円台中盤まで円高が進みました。

■国内金相場

国内円建て相場は、金ドル建て相場が月初から月中にかけて下落し、その後上昇基調を描いたのに対し、為替相場が概ね円安圏を保った事から、金ドル建て相場の値動きをほぼ踏襲する形となりました。月初1,453円でスタートすると、7日に月間の最安値となる1,436円をつけるまで徐々に底値を切り下げました。その後ドル建て価格の回復にともない、25日に月間の最高値となる1,515円に達するまで概ね右肩上がりの相場展開となりました。


プラチナ(Platinum)

■海外プラチナ相場

2月のプラチナ相場は、870ドル台後半でスタートした後、TOCOMを中心とした投機家の買いに当初上げ基調となり、1日の欧州時間取引には月間の最高値レベルとなる880ドル台超まで上昇しました。しかし、その後は弱含み基調の金相場に追随する形で手仕舞いの売りを誘発すると9日には860ドルを割れるレベルまで下落。10日の東京時間には一時855ドル近辺まで売り込まれましたが、その後NY時間に米系ファンド筋と見られる買いが入り一気に870ドル台を回復しました。 その後は完全に860ドル台〜870ドル台前半での往来相場となり、価格は投機家の技術的要因の売買に支配される形となりました。 現物市場では引き続き自動車触媒用の需要は堅調に推移しましたが、その他の工業用及び宝飾用の需要は低調であり、価格が現物需給のバランスと乖離した高値圏での揉み合いになった感が否めない状況となりました。需給面では14日 世界最大のプラチナ生産者である、南アのアングロプラチナ社が同社の2006年のプラチナ生産予測を90トンから84トン〜87トンへ下方修正した事や、15日 英国ジョンソンマッセイ社が白金族需給報告 2004のアップ・デート2を発表し2005年のプラチナ市場に関して「供給の伸びが需要の伸びを上回り供給過多の市場となる。」と予測した事などがありましたが、市場の価格への影響は極めて一時的であり大きく材料として取り上げられる事はありませんでした。

■国内プラチナ相場

一方国内円建て価格は、ドル建て価格が方向感に乏しい中、概ね860ドル〜875ドル台前半のレンジを保った事に加え、為替相場も円安圏で比較的穏やかな値動きとなった事から、価格トレンドを見極めにくい展開が続きました。月間の最安値が10日の2,955円/月間の最高値が15日の3,014円と値幅は約60円に達しましたが、プラチナとしては総じて値動きに乏しい展開となりました。
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