マーケット市況情報

2007年07月06日 16時27分

2007年6月の貴金属市況2007年07月06日 16時27分

価格ベース
金 US$:London Fixing  円建:税抜参考小売価格
プラチナ US$:N.Y.F.M.  円建:   〃

金(Gold)
■海外金相場
 6月の金相場は660ドル台でスタートすると、欧州中央銀行(ECB)が「今年度はこれ以上の金売却を計画していない」と表明したこと等から上昇基調を維持し、5日には月間の最高値となる671.50ドルまで上昇しました。しかし翌6日にはECBのトリシェ総裁が、利上げ(0.25%利上げの4.00%)決定後の記者会見で、一段の利上げを示唆しなかったことを受けて、為替市場でドルが対ユーロで上昇。つれて金市場では金に対する割高感が台頭し、下落基調に転じました。同日に670ドル台を割り込むと、米国長期債金利の上昇(長期金利の指標である10年物米国債の利回りは12日に昨年7月以来の水準となる5.3%)など、世界的な金利上昇の懸念が台頭し、コモディティーや株式と言った値動きの激しい商品への購入意欲の低下に繋がるとの連想から12日には650ドル台を割り込むレベルまで下落しました。しかし、650ドルを割り込む価格帯では値頃感からの買いが入り反発。原油価格が上昇基調に転換した事も支援材料となり、20日には一時660ドル近辺まで上昇しました。その後は、27日・28日に開催されるFOMC( 米連邦公開市場委員会)の動向を見極めたいとして、ポジション調整の売りから小安く推移する中640ドル台中盤から650ドル台前半と650ドルを挟んでの値動きに終始しました。 27日・28日に実施されたFOMCではフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標は5.25%に据え置かれた事から、金相場はそれまでの価格帯を維持し、650ドル近辺で越月しました。

■為替相場
  ドル円為替相場は、前月の円安歩調を踏襲し121円台後半でスタートした後、注目の5月米雇用統計(季節調整済み)では、非農業部門の雇用者数は前月に比べ15万7000人増え、雇用拡大の目安とされる15万人、市場予測の平均値である13万5000人をいずれも上回りました。一方、前月の増加幅は当初発表の8万8000人から8万人に下方修正。米国経済は底堅さを維持しているものの、過度に強い数字でもないとの認識から122円を超えてのドル高・円安に繋がることはありませんでした。しかしその後は、米ドルの長期金利が上昇する一方で、福井日銀総裁が15日の定例会見で本邦の利上げに対して慎重な姿勢を示すなど、ドル円金利格差拡大が再びクローズアップされる展開となり、円キャリー取引(国際的にみて低金利である円を借入れて、円を売ってより高い利回りとなる外国の通貨、あるいは外国の通貨建ての株式、債券などで運用して「利ざや」を稼ぐ行為)が活発化。下旬には一時124円台まで円安が進行しました。月末はやや円買戻しの動きが出たものの123円台と、月初に比して1円以上ドル高・円安での越月となりました。

■国内金相場
 国内円建て相場は2,618円で寄り付いた後、ドル建て金価格の上昇を受けて4日には月間の最高値となる2,652円まで上昇しましたが、その後は弱含みに転じたドル建て金価格の影響で13日には2,562円まで下落。 その後はドル円為替相場が円安歩調となった事から、底打ちし一時2,600円台を回復するも、4日の2,652円を上回ることなく2,500円台後半で越月しました。


プラチナ(Platinum)
■海外プラチナ相場
 1287ドルでスタートした6月のプラチナ相場は、金相場の上昇を好感した投機筋の買いに上昇基調となり、7日に月中最高値となる1302ドルに達しました。しかし、米国長期金利の上昇がコモディティー等値動きの激しい資産から撤退を連想させるとして、中旬にかけて1270ドル近辺まで下落しました。しかし、南アの労働争議の深刻化の思惑から買いが入り1280ドル近辺に反発。さらに18日にはアングロ・プラチナがルステンバーグ鉱区で安全対策の徹底の為一時同鉱区の操業を停止するとの発表を行うと一時1,290ドル台中盤まで買い進まれました。(尚、アングロ・プラチナのルステンバーグ鉱区での操業停止の影響はプラチナ生産量で300kgs〜450kgs程度。同社の06年年間プラチナ生産量は約88トンで、今回の操業停止による市場需給環境に与える影響は極めて限定的。) その後は22日に1,300ドルの大台を一時的に回復するも長続きせず、月末に向けては、買い持ち筋のポジション整理が主流となり1270ドル台での越月となりました。

■国内プラチナ相場
 国内円建て相場は、5,076円でスタートした後、ドル建て価格の上昇に伴い4日には5,100円台を回復しました。しかし その後はドル建て価格が下落に転換した事をきっかけとして、上値の重い展開に終始。中旬にかけて5,000円台後半から5,100円台前半での往来相場に終始しました。下旬にかけて為替相場において円安歩調が強まると、円建てプラチナ価格は上昇基調となり、25日に月間の最高値となる5,234円を付けました。 その後月末にかけては買い持ち筋のポジション整理が進み5,100円台前半での越月となりました。

以上
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