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マーケット市況情報
2007年06月07日 10時00分
2007年5月の貴金属市況2007年06月07日 10時00分
価格ベース
金 US$:London Fixing 円建:税抜参考小売価格
プラチナ US$:N.Y.F.M. 円建: 〃
金(Gold)
■海外金相場
5月の金相場は677.50ドルでスタートすると、先月末から続く手仕舞い売りの流れを引き継いで、660ドル台後半まで下落しました。その後は押し目買いから反発し、4日には予想を下回る米4月の雇用統計を嫌気したドル安を材料に月間最高値となる688.80ドルまで上昇しましたが、9日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で金利据え置きが決定し、利下げ懸念の後退からドル高基調となると、投機筋の手仕舞い売りから665ドル近辺まで下落しました。その後、投機筋のショートカバーや実需筋の押し目買いから670ドル台中盤まで反発するも、積極的に買い進まれることは無く、660ドル台中盤まで下落しました。その後、15日に発表された米消費者物価指数が市場予想を下回り、ドルが下落すると再度670ドル台を回復しましたが、その後のドル高と原油安を背景とした手仕舞い売りから650ドル台まで下落。その後、660ドル台中盤まで値を戻す場面もありましたが、24日に発表された米4月の新築住宅販売件数が予想外の伸びを示したことから、米国の早期利下げ観測が後退し、ドルが買われたことから650ドル台前半まで下落しました。値ごろ感から660ドル台を一時回復した後、30日には上海株の急落を背景としたリスク資産圧縮懸念を嫌気して月間最安値となる652.65ドルまで下落しましたが、同日の米国株が堅調に推移し、31日の上海株が反発したことからリスク資産への投資に対する懸念が後退し、659.10ドルまで戻して越月しました。
■為替相場
ドル円為替相場は119.50円近辺で始まった後、好調な米経済指標を好感した買いから一時120円台中盤まで円安ドル高が進みました。予想を下回る米雇用統計から一時119円台までドルが売られる場面もありましたが、影響は限定的でした。その後は英米欧の金融政策会合を控えて、120円を挟んだ狭い範囲での相場展開となりましたが、9日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で金利は据え置かれたもののインフレ懸念は残るとされたことから一時120円台中盤まで円安ドル高が進みました。その後、月中盤以降は予想を下回る経済指標をきっかけとした本邦の景気鈍化懸念、逆に予想を上回る米経済指標を好感した米景気に対する悲観的な見方の後退に加え、日米金利差も意識され、終始はっきりとした円安ドル高基調となり、122円目前まで円が売られて越月しました。
■国内金相場
国内円建て金相場は2,630円でスタートした後、ドル建て金相場が月間最高値近辺で、為替が120円台前半で推移していた7日に月間最高値となる2,680円まで上昇しました。その後は為替が円安基調となったものの、ドル建て金相場が月後半にかけて下落基調となったことから、25日には月間最安値となる2,582円まで下落しました。月末にかけてドル建て金価格がやや上昇したことから、2,587円まで反発して越月しました。
プラチナ(Platinum)
■海外プラチナ相場
1,288ドルでスタートした5月のプラチナ相場は、当初メーデーで世界の多くの市場が休場、さらに日本はゴールデンウィークで取引が閑散となったことから値動きに乏しい相場となりました。しかしその後、予想を下回る米雇用統計を背景としたドル安や金相場高を材料に4日には1,320ドル台まで上昇し、7日はロンドン市場が休場で薄商いの中、東工取で買われたことから1,340ドル台中盤まで上昇しました。その後手仕舞い売りから11日にかけて1310ドル近辺まで売られましたが、ドイツでも新規上場が発表されたETFに対する期待から反発し、1,330ドル台前半まで反発しました。14日に発表された英国JM社の需給レポートで昨年は8年ぶりに供給超過となったことを嫌気して反落し、さらにドル高や金相場の下落に加え、新規ETFの設定に関する買いが一段落したことから月末にかけて下落基調となり、30日には上海株の下落を発端としたリスク資産の保有を敬遠する流れも相まって、月間最安値となる1,257ドルまで下落しました。しかし、その後は南アフリカのプラチナ鉱山でのストライキに対する懸念から反発し、1,280ドルにて越月しました。
■国内プラチナ相場
国内円建て相場は5,029円でスタートした後、ドル建て相場が月間最高値近辺にあった8日に月間最高値である5,213円まで上昇しました。その後、ドル建て相場が下落に転じるも1,320ドル近辺を維持し、為替相場が円安基調となったことから月中盤にかけては5100円台後半で推移していましたが、その後さらに、ドル建て価格が1,300ドルを割り込んだことから円建て価格も30日には5,000円の大台を割り込み、月間最安値の4,997円まで下落しました。その後はやや反発し、5,005円で越月しました。
以上
金 US$:London Fixing 円建:税抜参考小売価格
プラチナ US$:N.Y.F.M. 円建: 〃
金(Gold)
■海外金相場
5月の金相場は677.50ドルでスタートすると、先月末から続く手仕舞い売りの流れを引き継いで、660ドル台後半まで下落しました。その後は押し目買いから反発し、4日には予想を下回る米4月の雇用統計を嫌気したドル安を材料に月間最高値となる688.80ドルまで上昇しましたが、9日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で金利据え置きが決定し、利下げ懸念の後退からドル高基調となると、投機筋の手仕舞い売りから665ドル近辺まで下落しました。その後、投機筋のショートカバーや実需筋の押し目買いから670ドル台中盤まで反発するも、積極的に買い進まれることは無く、660ドル台中盤まで下落しました。その後、15日に発表された米消費者物価指数が市場予想を下回り、ドルが下落すると再度670ドル台を回復しましたが、その後のドル高と原油安を背景とした手仕舞い売りから650ドル台まで下落。その後、660ドル台中盤まで値を戻す場面もありましたが、24日に発表された米4月の新築住宅販売件数が予想外の伸びを示したことから、米国の早期利下げ観測が後退し、ドルが買われたことから650ドル台前半まで下落しました。値ごろ感から660ドル台を一時回復した後、30日には上海株の急落を背景としたリスク資産圧縮懸念を嫌気して月間最安値となる652.65ドルまで下落しましたが、同日の米国株が堅調に推移し、31日の上海株が反発したことからリスク資産への投資に対する懸念が後退し、659.10ドルまで戻して越月しました。
■為替相場
ドル円為替相場は119.50円近辺で始まった後、好調な米経済指標を好感した買いから一時120円台中盤まで円安ドル高が進みました。予想を下回る米雇用統計から一時119円台までドルが売られる場面もありましたが、影響は限定的でした。その後は英米欧の金融政策会合を控えて、120円を挟んだ狭い範囲での相場展開となりましたが、9日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で金利は据え置かれたもののインフレ懸念は残るとされたことから一時120円台中盤まで円安ドル高が進みました。その後、月中盤以降は予想を下回る経済指標をきっかけとした本邦の景気鈍化懸念、逆に予想を上回る米経済指標を好感した米景気に対する悲観的な見方の後退に加え、日米金利差も意識され、終始はっきりとした円安ドル高基調となり、122円目前まで円が売られて越月しました。
■国内金相場
国内円建て金相場は2,630円でスタートした後、ドル建て金相場が月間最高値近辺で、為替が120円台前半で推移していた7日に月間最高値となる2,680円まで上昇しました。その後は為替が円安基調となったものの、ドル建て金相場が月後半にかけて下落基調となったことから、25日には月間最安値となる2,582円まで下落しました。月末にかけてドル建て金価格がやや上昇したことから、2,587円まで反発して越月しました。
プラチナ(Platinum)
■海外プラチナ相場
1,288ドルでスタートした5月のプラチナ相場は、当初メーデーで世界の多くの市場が休場、さらに日本はゴールデンウィークで取引が閑散となったことから値動きに乏しい相場となりました。しかしその後、予想を下回る米雇用統計を背景としたドル安や金相場高を材料に4日には1,320ドル台まで上昇し、7日はロンドン市場が休場で薄商いの中、東工取で買われたことから1,340ドル台中盤まで上昇しました。その後手仕舞い売りから11日にかけて1310ドル近辺まで売られましたが、ドイツでも新規上場が発表されたETFに対する期待から反発し、1,330ドル台前半まで反発しました。14日に発表された英国JM社の需給レポートで昨年は8年ぶりに供給超過となったことを嫌気して反落し、さらにドル高や金相場の下落に加え、新規ETFの設定に関する買いが一段落したことから月末にかけて下落基調となり、30日には上海株の下落を発端としたリスク資産の保有を敬遠する流れも相まって、月間最安値となる1,257ドルまで下落しました。しかし、その後は南アフリカのプラチナ鉱山でのストライキに対する懸念から反発し、1,280ドルにて越月しました。
■国内プラチナ相場
国内円建て相場は5,029円でスタートした後、ドル建て相場が月間最高値近辺にあった8日に月間最高値である5,213円まで上昇しました。その後、ドル建て相場が下落に転じるも1,320ドル近辺を維持し、為替相場が円安基調となったことから月中盤にかけては5100円台後半で推移していましたが、その後さらに、ドル建て価格が1,300ドルを割り込んだことから円建て価格も30日には5,000円の大台を割り込み、月間最安値の4,997円まで下落しました。その後はやや反発し、5,005円で越月しました。
以上