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マーケット市況情報
2026年10月09日 14時00分
2026年9月の貴金属市況2026年10月09日 14時00分
価格ベース
金 プラチナ 銀 US$建:市価、 円建:参考小売価格(税抜・月内の営業日における全価格)、為替:TTM
金(Gold)
■ドル建て金相場
9月のドル建て金相場は、月初は中東情勢の緊迫化を背景にドル高が進み、4,400ドル台から4,300ドルを割り込む水準まで下落した。しかし、FRB理事によるインフレ圧力の後退に言及した発言などを受けて買い戻しが入り、一時4,500ドルを上回る水準まで反発した。その後、米雇用統計が市場予想を上回る結果となったことで追加利上げ観測が強まり、ドル高が進行すると、金相場は再び4,400ドル近辺まで下落した。さらに、10日に発表された米PPIではエネルギー価格上昇によるインフレ圧力が示され、11日の米CPIでもコア指数が市場予想を上回ったことからドル買い圧力が強まり、金相場は4,300ドル近辺まで水準を切り下げた。中旬にかけては、15日から16日のFOMCを前に様子見ムードが広がったものの、FOMCでは0.25%の利上げが決定され、年内の追加利上げの可能性も示唆されたことから、金相場は4,250ドル近辺まで下落した。売りが一巡した後は材料出尽くし感から一時的な買い戻しも見られたが、米長期金利が5%を超える水準まで上昇する中、金を積極的に買い進める動きは限定的となった。月末にかけては、中国の国慶節を前にしたポジション調整やドル高の進行が売り圧力となり、金相場は4,100ドル台まで下落し、軟調な地合いを維持したまま越月した。
■円建て金相場
月間最高値23,060円でスタートした9月の円建て金相場は、米利上げ観測などを背景に軟調な展開となり、月半ばにかけて21,451円近辺まで下落した。15日から16日に開催されたFOMCで利上げが決定された後は、材料出尽くし感から反発する場面も見られたものの、米金利の上昇やドル高が重石となり、29日には月間最安値20,987円を付けた。月末にかけては、直近の下落に対する買い戻しが入り、21,342円で月を終えた。
プラチナ(Platinum)
■ドル建てプラチナ相場
9月のドル建てプラチナ相場は1,800ドル近辺でスタートすると、金相場と同様に米長期金利の上昇やドル高を背景に売りが優勢となり、一時1,700ドル近辺まで下落した。しかし、この水準では下値の堅さが意識され、その後は反発に転じ、投機的な買いも加わったことで、9日には一時1,900ドルを超える水準まで上昇した。その後、急速な上昇に対する利益確定売りが強まったほか、米国の物価関連指標でインフレ圧力の根強さが示されたことで追加利上げ観測が再燃し、それまでの上昇分を失う形で月初の水準を下回るまで下落した。月央のFOMCでは市場予想通り利上げが決定され、相場は一時的に落ち着きを取り戻し1,850ドル近辺まで回復する場面も見られた。一方で、中国の国慶節を前にしたポジション調整などをきっかけに再び下落に転じると、月初に見られたような買い支えも乏しく、売りが売りを呼ぶ展開となった。最終的には月間最安値圏となる1,700ドル近辺まで下落し、そのまま越月した。
■円建てプラチナ相場
9,448円でスタートした9月の円建てプラチナ相場は、売りが先行したものの、投機筋の買いなどを受けて反発に転じ、10日には9,521円を付けた。その後は利益確定売りに押されて下落し、月半ばには9,000円を割り込んだ。売りが一巡した後は9,000円台を回復したものの、上値の重い展開が続いた。月末にかけては金相場の下落に追随して一段安となり、月間最安値となる8,783円を付け、8,875円で月を終えた。
銀(Silver)
■ドル建て銀相場
9月のドル建て銀相場は66.50ドル近辺でスタートしたものの、原油高を背景としたインフレ懸念からドル高が進行し、63.00ドル台まで急落した。しかし、この水準では実需の買いが下値を支え、早々に月初の水準まで反発した。8日にはFRB理事によるインフレ圧力の後退に言及した発言などで、一時68.00ドルを超える水準まで急騰する場面も見られた。その後発表された米物価指標がインフレ圧力の根強さを示す内容となったため、追加利上げ観測が再燃し、相場は再び下落に転じた。その結果、月初の安値を下回る63.00ドル近辺まで売り込まれた。その後は64.00ドル近辺を中心としたもみ合いが続いたが、FOMCで0.25%の利上げが決定すると、一時62.00ドル台半ばまで下落した。しかし、値ごろ感による買いが入りやすく、FOMC通過後は材料出尽くし感も加わり、一時67.00ドル台まで反発した。月末にかけては米長期金利の上昇や金相場の下落に加え、中国の国慶節を前にしたポジション調整も売り圧力となり、60.00ドル台前半で越月した。
■円建て銀相場
354.80円でスタートした9月の円建て銀相場は、金相場の動向に追随して下落基調となり、月半ばには320.00円近辺まで下落した。売りが一巡した後は330.00円台まで反発したものの、上値の重い展開が続いた。月末にかけては金相場の下落に追随して一段安となり、29日には月間最安値となる319.10円を付けた。その後は安値から切り返し、323.90円で月を終えた。
■為替
9月のドル円相場は160.00円近辺でスタートし、中東情勢の緊迫化を背景とした原油高や米長期金利の上昇によりドル買いが先行した。しかし、米雇用関連指標の弱含みや日銀審議委員のタカ派的な発言を受けて円買いが強まり、日銀の追加利上げ観測や為替介入への警戒感も加わったことで、一時153.00円近辺まで円高が進行した。その後、月央にかけては米物価指標の上振れや原油高を背景にドルが持ち直し、FOMCで0.25%の利上げが決定されると、FRBの積極的な利上げ姿勢を受けてドル買いが強まった。日銀金融政策決定会合でも利上げが実施されたものの、今後の追加利上げの時期やペースが明確に示されなかったことから、日米の金融政策スタンスの違いが意識され、再び円安方向へ推移した。月後半には、堅調な米経済指標と米長期金利の上昇を背景に159.00円近辺までドル高が進んだものの、日米当局による円安への警戒感や為替介入観測が上値を抑える展開となった。月末には157.00円台まで値を戻し、同水準で越月した。
略語注釈
FRB:米連邦準備制度理事会
PPI:生産者物価指数
CPI:消費者物価指数
FOMC:米連邦公開市場委員会
金 プラチナ 銀 US$建:市価、 円建:参考小売価格(税抜・月内の営業日における全価格)、為替:TTM
金(Gold)
■ドル建て金相場
9月のドル建て金相場は、月初は中東情勢の緊迫化を背景にドル高が進み、4,400ドル台から4,300ドルを割り込む水準まで下落した。しかし、FRB理事によるインフレ圧力の後退に言及した発言などを受けて買い戻しが入り、一時4,500ドルを上回る水準まで反発した。その後、米雇用統計が市場予想を上回る結果となったことで追加利上げ観測が強まり、ドル高が進行すると、金相場は再び4,400ドル近辺まで下落した。さらに、10日に発表された米PPIではエネルギー価格上昇によるインフレ圧力が示され、11日の米CPIでもコア指数が市場予想を上回ったことからドル買い圧力が強まり、金相場は4,300ドル近辺まで水準を切り下げた。中旬にかけては、15日から16日のFOMCを前に様子見ムードが広がったものの、FOMCでは0.25%の利上げが決定され、年内の追加利上げの可能性も示唆されたことから、金相場は4,250ドル近辺まで下落した。売りが一巡した後は材料出尽くし感から一時的な買い戻しも見られたが、米長期金利が5%を超える水準まで上昇する中、金を積極的に買い進める動きは限定的となった。月末にかけては、中国の国慶節を前にしたポジション調整やドル高の進行が売り圧力となり、金相場は4,100ドル台まで下落し、軟調な地合いを維持したまま越月した。
■円建て金相場
月間最高値23,060円でスタートした9月の円建て金相場は、米利上げ観測などを背景に軟調な展開となり、月半ばにかけて21,451円近辺まで下落した。15日から16日に開催されたFOMCで利上げが決定された後は、材料出尽くし感から反発する場面も見られたものの、米金利の上昇やドル高が重石となり、29日には月間最安値20,987円を付けた。月末にかけては、直近の下落に対する買い戻しが入り、21,342円で月を終えた。
プラチナ(Platinum)
■ドル建てプラチナ相場
9月のドル建てプラチナ相場は1,800ドル近辺でスタートすると、金相場と同様に米長期金利の上昇やドル高を背景に売りが優勢となり、一時1,700ドル近辺まで下落した。しかし、この水準では下値の堅さが意識され、その後は反発に転じ、投機的な買いも加わったことで、9日には一時1,900ドルを超える水準まで上昇した。その後、急速な上昇に対する利益確定売りが強まったほか、米国の物価関連指標でインフレ圧力の根強さが示されたことで追加利上げ観測が再燃し、それまでの上昇分を失う形で月初の水準を下回るまで下落した。月央のFOMCでは市場予想通り利上げが決定され、相場は一時的に落ち着きを取り戻し1,850ドル近辺まで回復する場面も見られた。一方で、中国の国慶節を前にしたポジション調整などをきっかけに再び下落に転じると、月初に見られたような買い支えも乏しく、売りが売りを呼ぶ展開となった。最終的には月間最安値圏となる1,700ドル近辺まで下落し、そのまま越月した。
■円建てプラチナ相場
9,448円でスタートした9月の円建てプラチナ相場は、売りが先行したものの、投機筋の買いなどを受けて反発に転じ、10日には9,521円を付けた。その後は利益確定売りに押されて下落し、月半ばには9,000円を割り込んだ。売りが一巡した後は9,000円台を回復したものの、上値の重い展開が続いた。月末にかけては金相場の下落に追随して一段安となり、月間最安値となる8,783円を付け、8,875円で月を終えた。
銀(Silver)
■ドル建て銀相場
9月のドル建て銀相場は66.50ドル近辺でスタートしたものの、原油高を背景としたインフレ懸念からドル高が進行し、63.00ドル台まで急落した。しかし、この水準では実需の買いが下値を支え、早々に月初の水準まで反発した。8日にはFRB理事によるインフレ圧力の後退に言及した発言などで、一時68.00ドルを超える水準まで急騰する場面も見られた。その後発表された米物価指標がインフレ圧力の根強さを示す内容となったため、追加利上げ観測が再燃し、相場は再び下落に転じた。その結果、月初の安値を下回る63.00ドル近辺まで売り込まれた。その後は64.00ドル近辺を中心としたもみ合いが続いたが、FOMCで0.25%の利上げが決定すると、一時62.00ドル台半ばまで下落した。しかし、値ごろ感による買いが入りやすく、FOMC通過後は材料出尽くし感も加わり、一時67.00ドル台まで反発した。月末にかけては米長期金利の上昇や金相場の下落に加え、中国の国慶節を前にしたポジション調整も売り圧力となり、60.00ドル台前半で越月した。
■円建て銀相場
354.80円でスタートした9月の円建て銀相場は、金相場の動向に追随して下落基調となり、月半ばには320.00円近辺まで下落した。売りが一巡した後は330.00円台まで反発したものの、上値の重い展開が続いた。月末にかけては金相場の下落に追随して一段安となり、29日には月間最安値となる319.10円を付けた。その後は安値から切り返し、323.90円で月を終えた。
■為替
9月のドル円相場は160.00円近辺でスタートし、中東情勢の緊迫化を背景とした原油高や米長期金利の上昇によりドル買いが先行した。しかし、米雇用関連指標の弱含みや日銀審議委員のタカ派的な発言を受けて円買いが強まり、日銀の追加利上げ観測や為替介入への警戒感も加わったことで、一時153.00円近辺まで円高が進行した。その後、月央にかけては米物価指標の上振れや原油高を背景にドルが持ち直し、FOMCで0.25%の利上げが決定されると、FRBの積極的な利上げ姿勢を受けてドル買いが強まった。日銀金融政策決定会合でも利上げが実施されたものの、今後の追加利上げの時期やペースが明確に示されなかったことから、日米の金融政策スタンスの違いが意識され、再び円安方向へ推移した。月後半には、堅調な米経済指標と米長期金利の上昇を背景に159.00円近辺までドル高が進んだものの、日米当局による円安への警戒感や為替介入観測が上値を抑える展開となった。月末には157.00円台まで値を戻し、同水準で越月した。
略語注釈
FRB:米連邦準備制度理事会
PPI:生産者物価指数
CPI:消費者物価指数
FOMC:米連邦公開市場委員会



