マーケット市況情報

2026年07月14日 17時00分

週報(7/6~7/10)2026年07月14日 17時00分

【プラチナ】
1,660ドル台近辺でスタートした先週のプラチナ相場は、上値の重い展開となった。7日にイランがホルムズ海峡で船舶を攻撃したことで中東情勢への懸念が強まり、さらに8日に米大統領がイランとの停戦終了に言及したことを受け、リスク回避の売りが広がり、一時1,570ドル近辺まで下落した。その後、週末にかけて中東情勢の悪化に対する懸念が和らぐと、相場は持ち直したものの週初の水準を回復するには至らなかった。1,620ドル近辺で売り買いが交錯する中、同水準で越週した。

【金】
4,180ドル近辺でスタートした先週の金相場は、前週の高値圏を引き継ぎ一時4,200ドル台まで上昇したものの、その後は上値の重い展開となった。7日にイランがホルムズ海峡で船舶を攻撃したことで中東情勢への懸念が強まり、さらに8日に米大統領がイランとの停戦終了を示唆したことを受けてリスク回避のドル高が進行。これにより金相場は一時4,020ドル台半ばまで下落した。しかし、この水準が前週の安値とほぼ一致したことで安心感が広がり相場は反発。週末前には買い戻しが入り4,140ドル近辺まで切り返した。その後は週末を控えた調整売りから4,100ドル近辺で越週した。

【銀】
63.00ドル近辺でスタートした先週の銀相場は、高値警戒感から売りが優勢となり、61.00ドル近辺まで下落した。その後、イランによる船舶攻撃を受けて中東情勢への懸念が高まると、リスク回避のドル高も重なり、一時60.00ドルを割り込む水準まで下落した。8日はアジア時間に値ごろ感からの買いで反発する場面も見られたが、米大統領のイランとの停戦終了を示唆する発言や6月FOMC議事要旨が利上げを意識させる内容だったことから売りが強まり、57.00ドル台前半まで下落した。その後は、中東情勢を巡る懸念が徐々に後退したことで買い戻しが進み、60.00ドル近辺まで値を戻して越週した。

【為替】
161.20円近辺でスタートした先週の為替相場は、前週末に発表された米6月雇用統計が市場予想を下回ったことでドル売りが先行したものの、日本政府の財務運営への懸念から円売りが優勢となった。その後は、中東情勢の緊迫化に伴うドル買いも加わり、162.00円台へ上昇した。また、週内に発表されたFOMC議事要旨がインフレへの警戒感を示す内容だったことで、日米金利差が改めて意識される展開となり、円は上昇しにくい地合いが続いた。週末には、本邦財務相がGPIFの運用について国内金融資産への投資を後押しする考えを示したことで、国内資産への資金シフト観測から円買いが優勢となり、161.50円近辺まで円高が進んで越週した。


略語注釈
FOMC:米連邦公開市場委員会
GPIF:年金積立金管理運用独立行政法人
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