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マーケット市況情報
2026年07月08日 15時00分
2026年6月の貴金属市況2026年07月08日 15時00分
価格ベース
金 プラチナ 銀 US$建:市価、 円建:参考小売価格(税抜・月内の営業日における全価格)
為替:TTM
金(Gold)
■ドル建て金相場
4,500ドル近辺でスタートした6月のドル建て金相場は、中東情勢が停戦に向かうとの見方が徐々に広がったことに加え、5日に発表された米雇用統計が市場予想を上回る内容となったことで米利上げ観測が強まり、ドル高進行とともに4,300ドル近辺まで下落した。その後も、10日に発表を控えていた5月米CPIへの警戒感から、インフレ再加速への思惑を背景にドル高と軟調な金価格の推移が続いた。実際には米CPIは市場予想通り高い伸びを示し、インフレ圧力の強さが改めて意識されたことで、金相場は一時4,040ドル近辺まで下落する場面も見られた。しかし、11日に米国によるイラン攻撃完了との報道が伝わると、中東情勢の緊張緩和が意識され、それまで進行していたドル高に巻き戻しの動きが発生した。さらに15日には、米国とイランの和平合意に関する報道を受けて買い戻しが優勢となり、金相場は4,350ドル近辺まで反発した。その後、16日から17日に開催されたFOMCでは政策金利の据え置きが決定されたものの、インフレ見通しの上方修正や年内利上げの可能性が示されたことでドル高が進行し、金相場は下落基調へ転換した。FOMC後のドル高基調は24日頃まで継続し、金相場は一時4,000ドルを割り込み、月間最安値となる3,950ドル近辺を付ける場面も見られた。25日に発表された物価関連指標もおおむね市場予想通りインフレを示す内容だったが、一方で原油価格が軟化し落ち着きを見せたことで、インフレはピークアウトしつつあるとの見方が広がった。これを受けて金相場は徐々に下値を固める展開となり、4,000ドルを挟んだもみ合い相場へ移行し4,030ドルで越月した。
■円建て金相場
23,417円でスタートした6月の円建て金相場は、中東情勢の緊張継続に加え、堅調な米国経済指標やFRB高官による利上げ示唆発言を背景としたドル高進行を受け、下落基調で推移した。10日には22,000円の節目を下回る水準まで下落したものの、米国とイランの間で停戦に向けた合意が成立すると、ドル安の進行とともに反発し、中旬にかけては22,500円近辺まで値を戻した。しかしその後は、再びドル高基調が強まったことから売り圧力が優勢となり、相場は軟調な展開となった。25日には月間最安値となる20,894円を付け、その後も戻りは限定的なものにとどまり、21,223円で月を終えた。
プラチナ(Platinum)
■ドル建てプラチナ相場
1,930ドル近辺でスタートした6月のドル建てプラチナ相場は、中東情勢を巡る報道が一進一退となる中、景気減速懸念が意識されたことに加え、高値圏で推移していたことによる投機筋の警戒感も根強く、上値の重い展開となった。5日に発表された米雇用統計が市場予想を上回る強い結果となると、ドル高の進行を背景に売り圧力が強まり、プラチナ相場は3月につけた1,800ドル割れの水準に接近した。これに伴い、節目を意識した投機筋の利益確定売りや損切り売りも巻き込みながら下げ幅を拡大し、11日には一時1,600ドル台半ばまで下落した。その後、中東情勢を巡って停戦合意に関する報道が伝わると、地政学リスクの後退を背景に買い戻しが進み、15日には1,800ドル近辺まで値を回復する場面も見られた。しかし、16日から17日にかけて開催されたFOMCで年内の追加利上げの可能性が示唆されると、再びドル高が進行し、プラチナ相場はその流れに押される形で下落基調へと転じた。その後も軟調な推移が続き、月末には月間最安値となる1,550ドル近辺まで下落して越月した。
■円建てプラチナ相場
10,100円でスタートした6月の円建てプラチナ相場は、市場予想を大きく上回る米雇用統計の結果や、先行き不透明感が続く中東情勢を背景としたドル高進行の影響を受け、金価格の下落に追随する形で軟調に推移した。月初から下落基調が続き、10日には9,000円の節目を割り込む水準まで値を下げた。その後は、中東情勢の緊張緩和期待などを背景に買戻しが入り、月半ばにかけて回復基調を示したものの、FRBによる追加利上げ観測の高まりを受けて再びドル高が進行すると、上値の重い展開となった。月後半には売り圧力が強まり、8,464円で月を終えた。
銀(Silver)
■ドル建て銀相場
75.00ドル台半ばでスタートした6月のドル建て銀相場は、前月に大きく上昇した反動から上値の重い展開となる中、総じて金相場の下落に追随する動きとなった。5日に発表された米雇用統計が市場予想を上回る結果となると、それまで75.00ドルを中心にもみ合っていた相場は売り圧力が強まり、67.00ドル近辺まで下落した。その後も、10日に発表される米CPIを控えた中、ドル高を背景とする売り圧力が継続し、相場は一時61.50ドル近辺まで下落した。中旬にかけては、中東情勢の緊張緩和期待などを手掛かりに買戻しが進み、70.00ドル台を回復する場面も見られたものの、17日のFOMCで将来的な利上げの可能性が示唆されると、再びドル高が進行し、銀相場は先般の安値を割り込み、軟調な推移が続く展開となった。その後も下落基調が続き、25日には月間最安値となる55.00ドル台半ばまで値を下げた。しかし、この水準では割安感を意識した買いが見られたことから下値は限定的となり、月末にかけては56.00ドルから60.00ドルのレンジ内でもみ合う展開となり、59.00ドル台半ばで月を終えた。
■円建て銀相場
399.20円でスタートした6月の円建て銀相場は、金相場同様に月初から急落する展開となり、売りが一巡した後も戻りの鈍い推移が続いた。月後半にかけてもドル高を嫌気した売り圧力に押されて軟調に推移し、26日に月間最安値となる306.20円を付け、322.50円で月を終えた。
■為替
159.30円台前半でスタートした6月のドル円相場は、米・イラン間の交渉停止報道や、米5月ISM製造業景況指数の堅調な結果を受けてドルは159円台後半まで上昇した。その後も堅調な米経済指標が相次いだことで米国経済の底堅さが意識され、ドル買いが優勢となった。さらに、5日に発表された米5月雇用統計で非農業部門雇用者数が市場予想を上回ると、米利上げ観測の高まりを背景にドル円は160.30円台まで上昇した。その後、9日に日銀の6月利上げ観測に関する報道を受けて一時160.00円近辺まで下落したものの、その影響は限定的にとどまった。さらに、中東情勢への警戒感が再び強まったことでドル買いが進み、11日には一時160.50円台まで上値を伸ばしたが、その後は米国とイランの和平合意に関する報道を受けて一時159.00円台後半まで下落した。16日の日銀金融政策決定会合では追加利上げが決定されたものの、その後の会見を受けて今後の利上げペースに対する慎重な見方が広がり、円売りが再開した。さらに、米国時間17日のFOMCで年内追加利上げの可能性が示唆されると、日本時間18日にはドルが161.80円近辺まで上昇した。その後は急速な円安進行を受けて、本邦当局による為替介入への警戒感が高まったことから、日米財務相会談に関する報道をきっかけに161.00円近辺までドルが急落する場面も見られた。しかしながら、全体としては円安・ドル高基調が維持され、月末にかけて162.00円台後半まで上昇して越月した。
略語注釈
CPI:消費者物価指数
FOMC:米連邦公開市場委員会
FRB:米連邦準備制度理事会
ISM:全米供給管理協会
金 プラチナ 銀 US$建:市価、 円建:参考小売価格(税抜・月内の営業日における全価格)
為替:TTM
金(Gold)
■ドル建て金相場
4,500ドル近辺でスタートした6月のドル建て金相場は、中東情勢が停戦に向かうとの見方が徐々に広がったことに加え、5日に発表された米雇用統計が市場予想を上回る内容となったことで米利上げ観測が強まり、ドル高進行とともに4,300ドル近辺まで下落した。その後も、10日に発表を控えていた5月米CPIへの警戒感から、インフレ再加速への思惑を背景にドル高と軟調な金価格の推移が続いた。実際には米CPIは市場予想通り高い伸びを示し、インフレ圧力の強さが改めて意識されたことで、金相場は一時4,040ドル近辺まで下落する場面も見られた。しかし、11日に米国によるイラン攻撃完了との報道が伝わると、中東情勢の緊張緩和が意識され、それまで進行していたドル高に巻き戻しの動きが発生した。さらに15日には、米国とイランの和平合意に関する報道を受けて買い戻しが優勢となり、金相場は4,350ドル近辺まで反発した。その後、16日から17日に開催されたFOMCでは政策金利の据え置きが決定されたものの、インフレ見通しの上方修正や年内利上げの可能性が示されたことでドル高が進行し、金相場は下落基調へ転換した。FOMC後のドル高基調は24日頃まで継続し、金相場は一時4,000ドルを割り込み、月間最安値となる3,950ドル近辺を付ける場面も見られた。25日に発表された物価関連指標もおおむね市場予想通りインフレを示す内容だったが、一方で原油価格が軟化し落ち着きを見せたことで、インフレはピークアウトしつつあるとの見方が広がった。これを受けて金相場は徐々に下値を固める展開となり、4,000ドルを挟んだもみ合い相場へ移行し4,030ドルで越月した。
■円建て金相場
23,417円でスタートした6月の円建て金相場は、中東情勢の緊張継続に加え、堅調な米国経済指標やFRB高官による利上げ示唆発言を背景としたドル高進行を受け、下落基調で推移した。10日には22,000円の節目を下回る水準まで下落したものの、米国とイランの間で停戦に向けた合意が成立すると、ドル安の進行とともに反発し、中旬にかけては22,500円近辺まで値を戻した。しかしその後は、再びドル高基調が強まったことから売り圧力が優勢となり、相場は軟調な展開となった。25日には月間最安値となる20,894円を付け、その後も戻りは限定的なものにとどまり、21,223円で月を終えた。
プラチナ(Platinum)
■ドル建てプラチナ相場
1,930ドル近辺でスタートした6月のドル建てプラチナ相場は、中東情勢を巡る報道が一進一退となる中、景気減速懸念が意識されたことに加え、高値圏で推移していたことによる投機筋の警戒感も根強く、上値の重い展開となった。5日に発表された米雇用統計が市場予想を上回る強い結果となると、ドル高の進行を背景に売り圧力が強まり、プラチナ相場は3月につけた1,800ドル割れの水準に接近した。これに伴い、節目を意識した投機筋の利益確定売りや損切り売りも巻き込みながら下げ幅を拡大し、11日には一時1,600ドル台半ばまで下落した。その後、中東情勢を巡って停戦合意に関する報道が伝わると、地政学リスクの後退を背景に買い戻しが進み、15日には1,800ドル近辺まで値を回復する場面も見られた。しかし、16日から17日にかけて開催されたFOMCで年内の追加利上げの可能性が示唆されると、再びドル高が進行し、プラチナ相場はその流れに押される形で下落基調へと転じた。その後も軟調な推移が続き、月末には月間最安値となる1,550ドル近辺まで下落して越月した。
■円建てプラチナ相場
10,100円でスタートした6月の円建てプラチナ相場は、市場予想を大きく上回る米雇用統計の結果や、先行き不透明感が続く中東情勢を背景としたドル高進行の影響を受け、金価格の下落に追随する形で軟調に推移した。月初から下落基調が続き、10日には9,000円の節目を割り込む水準まで値を下げた。その後は、中東情勢の緊張緩和期待などを背景に買戻しが入り、月半ばにかけて回復基調を示したものの、FRBによる追加利上げ観測の高まりを受けて再びドル高が進行すると、上値の重い展開となった。月後半には売り圧力が強まり、8,464円で月を終えた。
銀(Silver)
■ドル建て銀相場
75.00ドル台半ばでスタートした6月のドル建て銀相場は、前月に大きく上昇した反動から上値の重い展開となる中、総じて金相場の下落に追随する動きとなった。5日に発表された米雇用統計が市場予想を上回る結果となると、それまで75.00ドルを中心にもみ合っていた相場は売り圧力が強まり、67.00ドル近辺まで下落した。その後も、10日に発表される米CPIを控えた中、ドル高を背景とする売り圧力が継続し、相場は一時61.50ドル近辺まで下落した。中旬にかけては、中東情勢の緊張緩和期待などを手掛かりに買戻しが進み、70.00ドル台を回復する場面も見られたものの、17日のFOMCで将来的な利上げの可能性が示唆されると、再びドル高が進行し、銀相場は先般の安値を割り込み、軟調な推移が続く展開となった。その後も下落基調が続き、25日には月間最安値となる55.00ドル台半ばまで値を下げた。しかし、この水準では割安感を意識した買いが見られたことから下値は限定的となり、月末にかけては56.00ドルから60.00ドルのレンジ内でもみ合う展開となり、59.00ドル台半ばで月を終えた。
■円建て銀相場
399.20円でスタートした6月の円建て銀相場は、金相場同様に月初から急落する展開となり、売りが一巡した後も戻りの鈍い推移が続いた。月後半にかけてもドル高を嫌気した売り圧力に押されて軟調に推移し、26日に月間最安値となる306.20円を付け、322.50円で月を終えた。
■為替
159.30円台前半でスタートした6月のドル円相場は、米・イラン間の交渉停止報道や、米5月ISM製造業景況指数の堅調な結果を受けてドルは159円台後半まで上昇した。その後も堅調な米経済指標が相次いだことで米国経済の底堅さが意識され、ドル買いが優勢となった。さらに、5日に発表された米5月雇用統計で非農業部門雇用者数が市場予想を上回ると、米利上げ観測の高まりを背景にドル円は160.30円台まで上昇した。その後、9日に日銀の6月利上げ観測に関する報道を受けて一時160.00円近辺まで下落したものの、その影響は限定的にとどまった。さらに、中東情勢への警戒感が再び強まったことでドル買いが進み、11日には一時160.50円台まで上値を伸ばしたが、その後は米国とイランの和平合意に関する報道を受けて一時159.00円台後半まで下落した。16日の日銀金融政策決定会合では追加利上げが決定されたものの、その後の会見を受けて今後の利上げペースに対する慎重な見方が広がり、円売りが再開した。さらに、米国時間17日のFOMCで年内追加利上げの可能性が示唆されると、日本時間18日にはドルが161.80円近辺まで上昇した。その後は急速な円安進行を受けて、本邦当局による為替介入への警戒感が高まったことから、日米財務相会談に関する報道をきっかけに161.00円近辺までドルが急落する場面も見られた。しかしながら、全体としては円安・ドル高基調が維持され、月末にかけて162.00円台後半まで上昇して越月した。
略語注釈
CPI:消費者物価指数
FOMC:米連邦公開市場委員会
FRB:米連邦準備制度理事会
ISM:全米供給管理協会



