マーケット市況情報

2025年12月09日 15時00分

週報(12/1~12/5)2025年12月09日 15時00分

【プラチナ】
1,670ドル近辺でスタートした先週のプラチナ相場は、週初は方向感が定まらなかったものの、金相場の下落に連れ安となり、米長期金利上昇に伴うドル高も下押し圧力となったことで1,650ドル近辺へ下落した。週央から週後半にかけては、米経済指標の発表により労働市場の悪化が示されると金相場に追随して上昇し1,680ドル近辺へ反発したが、引けには利益確定売りが優勢となり1,650ドル近辺で越週した。

【金】
4,200ドル近辺でスタートした先週の金相場は、週初は米利下げ観測の強まりを背景として買いが優勢となり、4,240ドル近辺へ上昇した。その後は利益確定売りにより一時4,200ドル近辺へ下落したが、米雇用統計の発表が延期されている中で発表されたADP雇用統計が市場予想を大きく下回ったことで、週央までに4,260ドルへ反発した。週後半は4,200ドルを割り込む場面も見られたが、週末に発表されたミシガン大学消費者信頼感指数が市場予想を上回り、インフレの加速が懸念されたことから底堅く推移し4,210ドルで越週した。

【銀】
56.20ドル近辺でスタートした先週の銀相場は、前週末からの買い優勢の展開を引き継ぐ展開となり、週初に58.00ドル近辺へ上昇した。その後も、高値警戒感が広がる米株式への資金が銀相場へも流入していることや、FRBの利下げ観測の高まりを背景に底堅く推移すると、週央まで59.00ドル近辺の高値圏で推移した。週の後半は利益確定売りにより一時57.00ドル近辺へ下落するも、底堅く推移する金相場に追随する形で買い戻され、58.80ドル近辺で越週した。

【為替】
156.00円近辺でスタートした先週の為替相場は、週初にFRBによる12月の利下げ期待感が高まったことや、日銀による12月の利上げの可能性を受けて円買いが優勢となり、155.30円近辺へ下落した。その後、米長期金利の上昇に伴い再び156.00円近辺へ反発したが、週央に発表されたADP雇用統計やISMサービス業景況指数が市場予想を大きく下回り労働市場の悪化が示されると、155.00円近辺へ大きく下落した。週末は日銀による利上げ観測の高まりを受けて円買いが優勢となり一時154.30円近辺へ下落したものの、ミシガン大学消費者信頼感指数が市場予想を上回ったことが好感されて反発し、155.40円近辺で越週した。


略語注釈
ADP:オートマティック・データ・プロセッシング社
FRB:米連邦準備制度理事会
ISM:全米供給管理協会
  • 「地金・コイン・RE:TANAKA」の
    店舗での取引に関するお問い合わせ

    0120-76-4143
    9:00~17:00(土日・祝日も受付)
  • 「田中貴金属 総合口座」、
    「純金積立」に関するお問い合わせ

    0120-43-5610
    9:00~17:00(土日祝・年末年始除く)

ご注意ください!田中貴金属の社名を利用した投資などの勧誘にご注意ください。