マーケット市況情報

2025年12月02日 17時00分

週報(11/24~11/28)2025年12月02日 17時00分

1,530ドル近辺でスタートした先週のプラチナ相場は、金相場の上昇に追随しつつも、米露間でのウクライナ和平案などが意識されて上値は重く、1,560ドル近辺での推移となった。その後は金相場の上昇に対する出遅れ感から買いが入り、週後半には中国での先物取引開始を受けて投資需要の増加期待が高まり、1,640ドル近辺まで上昇した。週末は米先物取引所CMEのシステム障害による混乱で荒い値動きが続いたが、金相場の急騰に連れ高となり1,680ドル近辺で越週した。

4,070ドル台半ばでスタートした先週の金相場は、FRB高官の発言を受けて12月の追加利下げ観測が広がり、ドル安が進んだことから4,150ドル台に上昇した。その後は利益確定の売りに上値を抑えられる場面も見られたが、安値拾いの買いに支えられ、概ね4,150ドルを挟んで底堅く推移する展開となった。週末はCMEのシステム障害で流動性が極端に低下する中、復旧が報じられると10時間近い取引停止の反動から買いが膨らみ、4,220ドル近辺で越週した。

50.10ドル台後半でスタートした先週の銀相場は、ドル安や金相場の上昇を好感して買い優勢の展開が続き、週後半には53.80ドル台前半まで上げ幅を拡大した。週末はCMEのシステム障害の影響で流動性が低下する状況となったが、金相場と同様に急騰し56.50ドル台前半で越週した。

156.60円近辺でスタートした先週の為替相場は、FRB理事が12月利下げに肯定的な発言をしたことで157.10円近辺まで円安・ドル高に振れた。週央にかけては、未発表となっていた米経済指標が発表され、雇用の弱さとインフレが加速していない状況を踏まえ利下げ期待は継続したものの、ドルは投機筋のポジション調整の動きから上値を抑えられ155.60円台後半に下落した。その後は156.70円台前半に反発したが、週後半の米祝日に伴い156.40円近辺で動意薄となった。週末も米国飛び石連休の中日のため様子見姿勢が強く、156.20円近辺で越週した。


略語注釈
CME:シカゴ・マーカンタイル取引所
FRB:米連邦準備制度理事会
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