マーケット市況情報

2025年11月27日 14時00分

週報(11/17~11/21)2025年11月27日 14時00分

1,540ドル台中盤でスタートした先週のプラチナ相場は、独自材料に乏しかったことで週後半まで目立った動きはなく、1,520ドル近辺から1,570ドル近辺のレンジ相場で推移していた。しかし、20日に半導体関連株の値下がりを材料として欧米株価が軟調に推移すると、リスク資産全体の下落に伴う損失補填売りが下げ材料となり1,510ドル台半ばまで下落した。週末も下落基調を引き継ぎ1,490ドル台中盤まで下落するも、引けにかけては買い戻され1,520ドル近辺にて越週した。

4,100ドル近辺でスタートした先週の金相場は、FRB議長による12月利下げに対しての慎重な発言が材料視されたことや、11月ニューヨーク連銀製造業景気指数が市場予想を上回ったことなどを背景に4,000ドル近辺まで下落した。しかし同水準では安値拾いの買いが下支えとなり4,050ドルを回復した。その後、米大手半導体企業の決算発表や9月雇用統計の発表を前に様子見ムードが漂ったが、各注目材料が概ね目立つ内容ではなかったことで売り買い交錯する展開に終始し、アジア時間で買われた後に米国時間に利食い売りで上げ幅を削られるという往来相場が続き4,060ドル台半ばで越週した。

50.90ドル近辺でスタートした先週の銀相場は、前週末までの下落基調を引き継ぎ49.40ドル台半ばまで下落したが、金相場の上昇を受けて連れ高となり52.50ドル近辺まで反発した。その後、下支えする材料に乏しいことや、米国株価などリスク資産が軒並み下落したことに対する損失補填売りが上値を抑える形となり50.10ドル台半ばで越週した。

154.60円近辺でスタートした先週の為替相場は、11月ニューヨーク連銀製造業景気指数が市場予想を上回ったことで155.20円近辺までドルが上昇すると、本邦財務大臣が利上げを支持する姿勢を示すも、具体的な指針などへの言及はなく、155.40円近辺まで続伸した。加えて、10月FOMC議事要旨にて市場の予想以上に強気な姿勢が示されたために12月の利下げ観測が後退し、ドルが買い進まれる展開となり157.00円を突破した。その後もドルは上げ幅を拡大し157.80円台半ばまで上昇するも、週末にはポジション調整から円が買い戻され156.40円近辺で越週した。


略語注釈
FRB:米連邦準備制度理事会
FOMC:米連邦公開市場委員会
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