マーケット市況情報

2025年10月01日 17時00分

週報(9/22~9/26)2025年10月01日 17時00分

1,400ドル台後半でスタートした先週のプラチナ相場は、米利下げ観測の高まりを背景にドルが軟化したことから1,420ドル近辺に上昇した。その後も金相場に追随して買いが入り、日本時間24日には1,500ドルの大台に到達した。週央から週後半にかけては米景気の先行きに対する楽観的な見方が強まり、ドル高基調となったことで上値が重く推移したが、週末は米物価関連指標の発表を受けて再びドルが弱含み1,580ドル近辺に上昇して越週した。

3,680ドル台後半でスタートした先週の金相場は、前週末から上昇の流れが続く中で、根強い米利下げ観測を背景に、日本時間23日までに3,780ドル台後半へ上昇した。週央から週後半にかけては、発表された米新規失業保険申請件数が市場予想を下回りドルが強含んだことで上値が重く、3,740ドル近辺で推移した。週末には発表された米PCE物価指数が市場予想通りとなったことやミシガン大学消費者物価指数の市場予想を下回った結果を受けて上昇し3,780ドル近辺で越週した。

43.00ドル近辺でスタートした先週の銀相場は、週初に金相場に追随して44.00ドル近辺へ上昇した。その後、週央から週後半にかけては金相場と同様に、ドル高から上値が重い展開となり45.00ドル近辺で推移した。週末はドルが軟化したことによる買い優勢の展開が銀相場にも波及して46.40ドル台後半で越週した。

147.90円近辺でスタートした先週の為替相場は、週前半は材料待ちの展開となり、ドルの上値が重く147.60円近辺で推移した。週央は米パウエル議長らが金利のさらなる引き下げに慎重な見方を示したことに加え、米長期金利の上昇が支援材料となり、ドルは一気に148.80円近辺まで上昇した。週後半は米新規失業保険申請件数が市場予想を大きく下回ったことやGDP確報値が市場予想を上回ったことを背景にドル買いが強まり149.80円近辺へ続伸した。週末は米PCE物価指数が市場予想通りとなったことや、米ミシガン大学消費者物価指数が市場予想を下回った結果を受けてドル売りが優勢となり、149.50円近辺で越週した。


略語注釈
PCE:個人消費支出
GDP:国内総生産
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