マーケット市況情報

2025年09月02日 14時00分

週報(8/25～8/29)2025年09月02日 14時00分

【プラチナ】
1,360ドル台半ばでスタートした先週のプラチナ相場は、ドル高を嫌気した売りに押され1,330ドル台半ばに下落した後、金相場の上昇に追随する形で反発し、1,360ドル近辺に上昇した。週央は1,350ドルを挟んで方向感に欠ける値動きとなったが、米利下げ期待を背景にドル安が進んだことから買い優勢の展開が続き、1,370ドル近辺で越週した。

【金】
3,360ドル台後半でスタートした先週の金相場は、動意に乏しく3,370ドル近辺で小動きとなったものの、米大統領によるFRB理事の解任通告をめぐってFRBの独立性が懸念され、ドル安が進んだことから3,390ドル台前半に上昇した。週央以降も米利下げ観測が広がる中でドル安を背景とした買いが相場を押し上げ、週後半には3,400ドル台を突破した。週末には一段高となり、3,440ドル台後半で越週した。

【銀】
38.90ドル台前半でスタートした先週の銀相場は、前週末の上昇に対する反動から上値の重い展開となり、週央にかけて徐々に下値を切り下げ38.20ドル台前半に下落した。売り一巡後は米利下げ期待を背景としたドル安や金相場の上昇を好感した買いが入り、週後半には39.00ドル近辺まで上昇した。週末は金相場の上昇に追随する形で上げ幅を拡大し、39.70ドル台前半で越週した。

【為替】
146.80円台前半でスタートした先週の為替相場は、前週末の下落を受けてドルを買い戻す動きが先行し147.80円台前半に上昇したが、買い一巡後は米大統領によるFRB理事解任騒動を受けて上値の重い展開となった。週央にかけては良好な米経済指標が相次いだことでドルは一時148.10円台半ばまで上昇する場面も見られたが、週後半は米利下げを意識したドル売りが優勢となり、146.70円台前半に下落した。週末は米祝日を控えてポジション調整の円売り・ドル買いが中心となり、147.10円で越週した。


略語注釈FRB:米連邦準備制度理事会
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