マーケット市況情報

2025年08月26日 15時00分

週報(8/18~8/22)2025年08月26日 15時00分

【プラチナ】
1,340ドル近辺でスタートした先週のプラチナ相場は、前週末までの下落基調を引き継ぎ軟調に推移するも、19日には投機筋の買いにより一時1,350ドル近辺まで上昇した。その後はウクライナ情勢における休戦観測を背景とした金相場の下落に追随し1,300ドル近辺まで下落したが、ドル安を背景に1,340ドル近辺まで反発、週後半には一時1,360ドル近辺まで続伸した。週末にはジャクソンホール会合を前にしたポジション調整から値を下げるも、FRB議長の講演で9月の利下げが現実的となったとの見方からドル安が進み、一時1,390ドル近辺まで急騰した。しかし、引けには急激な上昇に対しての利食い売りが優勢となり1,370ドル近辺で越週した。

【金】
3,330ドル台半ばでスタートした先週の金相場は、前週までの下げに対しての安値拾いの買いにより3,350ドル台後半まで上昇したものの、米経済指標が市場予想を上回ったほか、ウクライナ情勢をめぐる緊張緩和からの休戦観測が強まったことで、これまで安全資産として買われてきた金の需要が減退するとの見方が広がり、週央には3,310ドル近辺まで下落した。その後、安値拾いの買いや米大統領によるFRB理事への人事介入報道を嫌気したドル安などを背景に、3,350ドル近辺まで上昇した。週後半には注目されていたジャクソンホール会合を前に様子見ムードが広がると、同会合の講演でFRB議長が9月の利下げを示唆したことがサプライズ材料となり、3,380ドル近辺まで急騰して越週した。

【銀】
38.00ドル近辺でスタートした先週の銀相場は、目立った動きもなく38.00ドルを挟んで推移したものの、19日には米国で発表された経済指標が市場予想を上回ったほか、ロシア・ウクライナ間に休戦への兆しが見えたことで、安全資産としての買いの後退から金相場が大きく値を下げたことに追随し、37.00ドル近辺まで下落した。その後、22日のジャクソンホール会合の結果を見定めたいとの動きや安値拾いの買いが相場を押し上げ、38.00ドルを回復した。同会合での9月の利下げを示唆するFRB議長の発言が材料視されたことで、38.80ドル台半ばで越週した。

【為替】
147.20円近辺でスタートした先週の為替相場は、22日に開かれるジャクソンホール会合の発表に注目が集まることから、週後半まで目立った動きはなく推移した。しかし、21日には米経済指標が市場予想を上回ったほか、FRB高官が9月の利下げに関して慎重姿勢を示したことで利下げ観測が後退し148.00円を突破した。22日も上昇基調を引き継ぎ148.70円台半ばまで上昇したものの、注目されていたジャクソンホール会合においてFRB議長による9月利下げを示唆する発言がサプライズ材料となったために急落し、146.90円台半ばで越週した。


略語注釈
FRB:米連邦準備制度理事会
  • 「地金・コイン・RE:TANAKA」の
    店舗での取引に関するお問い合わせ

    0120-76-4143
    9:00~17:00(土日・祝日も受付)
  • 「田中貴金属 総合口座」、
    「純金積立」に関するお問い合わせ

    0120-43-5610
    9:00~17:00(土日祝・年末年始除く)

ご注意ください!田中貴金属の社名を利用した投資などの勧誘にご注意ください。