マーケット市況情報

2025年07月29日 15時00分

週報(7/21~7/25)2025年07月29日 15時00分

【プラチナ】
1,420ドル台前半でスタートした先週のプラチナ相場は、前週末の下落分の買い戻しや、米国による各国との貿易交渉への不透明感を背景としたドル安により、1,460ドル近辺へ上昇した。その後は、ドル安基調が継続したことで下値が支えられ、しばらく1,450ドル近辺で推移した。週央は金相場が軟調な推移となったことに追随して1,420ドル台前半へ下落すると、週後半にかけても日米の関税合意を好感したドル高を背景に続落し、一時1,400ドルを割り込んだ。売り一巡後は買い戻されて、1,410ドル台半ばへ反発して越週した。

【金】
3,350ドル台前半でスタートした先週の金相場は、前週末に上昇した流れを引き継いだことや、米国による各国との貿易交渉への不透明感を背景に3,400ドル近辺へ上昇し、貿易協議への不確実性が高まる中で3,430ドル台前半へ続伸した。週央は、米国とEU間での貿易交渉への合意期待が高まったことで安全資産としての需要が一服し、一時3,390ドル台前半へ反落した。週後半は日本と米国の貿易交渉が合意に至ったことに加え、米国とその他貿易相手国との協議においても進展が見られるとの期待感から3,360ドル台前半へ下落した。週末は米国・EUの貿易交渉が合意に至ったとの報道を受けて各国との交渉進展への期待が広がり、3,330ドル台後半に続落して越週した。

【銀】
38.10ドル台半ばでスタートした先週の銀相場は、金相場の上昇に追随したことで、週初から39.00ドル近辺へ上昇し、その後も金相場に連れ高となり、39.50ドル前半まで続伸した。週央は40ドルの大台に接近するも割高感から売りが出て39.00ドル近辺へ反落すると、週後半まで39.00ドル近辺での推移となった。週末は金相場に連れ安となる形で38.20ドル台前半に下落して越週した。

【為替】
148.40円近辺でスタートした先週のドル円相場は、前週末のドル売りの流れを引き継ぎ上値重く推移し、一時147.30円台前半へ下落した。しかし、米ミシガン大学消費者信頼感指数が良好な結果となったことが好感され、ドルが買い戻されて147.70円台前半へ反発した。週央には、米10年債利回りの低下を受けてドル円は一時146.20円近辺まで下落したものの、世界的な株高を背景に投資家のリスク志向が強まり147円近辺まで買い戻された。週後半は日米の関税合意報道が下値を支えたことと、米新規失業保険申請件数が市場予想を下回ったことからドル買いが進み147.10円台前半へ上昇。週末にはEUが米国との貿易交渉で合意に至ったことで先行き不透明感が後退する中、147.60円台後半で越週した。


略語注釈
EU:欧州連合
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