マーケット市況情報

2025年07月08日 14時00分

週報(6/30~7/4)2025年07月08日 14時00分

【プラチナ】
1,340ドル台後半でスタートした先週のプラチナ相場は、ドルの下落を背景に一時1,380ドル近辺へ上昇した。その後利益確定売りにより1,320ドル台半ばへ下落した後は方向感が定まらない展開となり、1,350ドルを挟むレンジで売り買いが交錯した。週央は米雇用統計の発表を控える中で米株価が堅調に推移したことを受けて上昇し1,400ドルを抜けると、買い優勢の展開がさらに進んで一時1,430ドル台前半へ続伸した。4日の米祝日を前に、直近の大きな上昇に対する反動や雇用統計の結果を受けたドル高から売りが膨らみ1,380ドル台前半へ反落したが、引けには買い戻されて1,390ドル近辺で越週した。

【金】
3,280ドル台前半でスタートした先週の金相場は、前週末の下落分が買戻されて3,300ドル近辺へ上昇した。その後、米財政赤字の拡大や関税交渉停滞への警戒感から買いが優勢となると、3,350ドル台後半へ続伸した。週央は米雇用統計の発表を控えて上値が重い中で利益確定売りが出ると一時3,320ドル台後半へ下落したが、ドル安や米長期金利の低下を背景に買い戻されて3,360ドル台半ばへ反発した。4日の米祝日を前に発表された米雇用統計やISM製造業景況指数が市場予想を上回りドル高となったことで一時3,320ドル台後半へ下落したものの、引けには買い戻されて3,330ドル台前半で越週した。

【銀】
36.00ドル台後半でスタートした先週の銀相場は、1日の日本時間に金相場に追随して36.60ドル近辺へ上昇した。週央は米雇用統計の発表を控える中で、ドルの上昇や金相場の下落を背景に一時35.80ドル台後半へ反落したが、買い戻されて36.60ドル近辺へと再び反発した。週後半にかけても買い優勢の流れを引き継ぎ一時37.00ドル近辺へ上昇するも、雇用統計発表後にドル高となると上値が重くなり、36.90ドル台前半で越週した。

【為替】
144.50円近辺でスタートした先週の為替相場は、米シカゴ購買部景気指数が市場予想を下回ったことや、米金利の低下により一時ドルは144.00円近辺まで下落した。その後、米大統領から日本に対しアメリカ産のコメの輸入を拡大しないことへの不満が示されると日米間の通商摩擦懸念が高まり、142.90円台前半へ続落した。週央は米ADP雇用統計の結果が市場予想を下回ったものの、米株価が堅調な推移となったことで144.00円近辺まで反発した。週後半は雇用統計の発表を控えて144.00円近辺での小幅な値動きとなったが、米雇用統計が市場予想を上回り、失業率が市場予想を下回る良好な結果となると全面的なドル買いが進み、7月の利下げ観測も後退して145.00円近辺へ上昇した。週末は米国市場が休場となる中で小幅に推移するも、引けには下落して144.50円台半ばで越週した。


略語注釈
ISM:全米供給管理協会
ADP:オートマティック・データ・プロセッシング社
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