- ホーム
- 貴金属価格情報
- マーケット市況情報一覧
- 週報(6/9~6/13)
マーケット市況情報
2025年06月17日 13時00分
週報(6/9~6/13)2025年06月17日 13時00分
【プラチナ】
1,170ドル近辺でスタートした先週のプラチナ相場は、ドル安による割安感から買いが優勢となると1,200ドル近辺へ上昇した。その後売り買いが交錯して、週央まで1,200ドル台前半で推移したが、週後半に1,200ドルを上抜ける展開になると、投機筋の買いが加速して1,280ドル近辺へ上昇した。週末は低調な米経済指標や中東情勢の緊迫化を背景としたドル安による買いが入り、一時1,300ドル近辺へ上昇したが、地政学的リスク上昇に伴う米株式市場の急落で、利益確定売りが膨らみ1,210ドル台前半へ下落して越週した。
【金】
3,310ドル台半ばでスタートした先週の金相場は、米中貿易協議が始まった中でドルが弱含んだことを背景に買いが優勢となり、3,330ドル台後半へ上昇した。その後協議への進展期待を背景にリスク回避の姿勢が後退すると、利益確定売りに押されて一時3,300ドル近辺へ反落した。週央にかけても協議への進展期待を背景に売りが優勢となったが、CPIの市場予想を下回る結果を受けて米長期金利が低下すると、売り買いが交錯して3,340ドル近辺で推移した。週後半はPPIの市場予想を下回る結果を受けたドル安により3,380ドル台前半へ上昇した後、イスラエルとイランの軍事衝突を受けた中東情勢の緊迫化を背景に、3,430ドル台半ばへ続伸して越週した。
【銀】
36.00ドル近辺でスタートした先週の銀相場は、ドル安を背景に買いが優勢の展開となり、一時36.80ドル台後半へ上昇した。週央は、週初の上昇に対する反動から軟調に推移し、36.60ドル近辺での推移となった。週後半は利益確定売りで一時35.60ドル近辺へ下落するも、金相場上昇に追随して36.40ドル近辺に反発した。引けにかけては利益確定売りが入り36.20ドル台後半へ下落して越週した。
【為替】
144.70円台後半でスタートした先週の為替相場は、米中貿易協議の結果の様子見ムードで値動きが限られた中でドル売りが優勢となり、一時144.20円近辺まで下落した。その後、協議の中で中国からの磁石やレアアースの輸出規制緩和に対して期待感が漂うと、一時145.10円台前半へ反発した。しかし週央に発表されたCPIが市場予想を下回るとインフレ鈍化への意識からドル売りが優勢となり、一時144.50円近辺へ下落した。週後半にかけてもPPIが予想を下回ったことや、米失業保険申請件数が予想を上回った結果を背景に、143.60円近辺へ続落した。引けには中東情勢が緊迫化する中で、米金利の上昇に伴うドル買いが優勢となり、144.10円台前半へ反発して越週した。
略語注釈
CPI:消費者物価指数
PPI:生産者物価指数
1,170ドル近辺でスタートした先週のプラチナ相場は、ドル安による割安感から買いが優勢となると1,200ドル近辺へ上昇した。その後売り買いが交錯して、週央まで1,200ドル台前半で推移したが、週後半に1,200ドルを上抜ける展開になると、投機筋の買いが加速して1,280ドル近辺へ上昇した。週末は低調な米経済指標や中東情勢の緊迫化を背景としたドル安による買いが入り、一時1,300ドル近辺へ上昇したが、地政学的リスク上昇に伴う米株式市場の急落で、利益確定売りが膨らみ1,210ドル台前半へ下落して越週した。
【金】
3,310ドル台半ばでスタートした先週の金相場は、米中貿易協議が始まった中でドルが弱含んだことを背景に買いが優勢となり、3,330ドル台後半へ上昇した。その後協議への進展期待を背景にリスク回避の姿勢が後退すると、利益確定売りに押されて一時3,300ドル近辺へ反落した。週央にかけても協議への進展期待を背景に売りが優勢となったが、CPIの市場予想を下回る結果を受けて米長期金利が低下すると、売り買いが交錯して3,340ドル近辺で推移した。週後半はPPIの市場予想を下回る結果を受けたドル安により3,380ドル台前半へ上昇した後、イスラエルとイランの軍事衝突を受けた中東情勢の緊迫化を背景に、3,430ドル台半ばへ続伸して越週した。
【銀】
36.00ドル近辺でスタートした先週の銀相場は、ドル安を背景に買いが優勢の展開となり、一時36.80ドル台後半へ上昇した。週央は、週初の上昇に対する反動から軟調に推移し、36.60ドル近辺での推移となった。週後半は利益確定売りで一時35.60ドル近辺へ下落するも、金相場上昇に追随して36.40ドル近辺に反発した。引けにかけては利益確定売りが入り36.20ドル台後半へ下落して越週した。
【為替】
144.70円台後半でスタートした先週の為替相場は、米中貿易協議の結果の様子見ムードで値動きが限られた中でドル売りが優勢となり、一時144.20円近辺まで下落した。その後、協議の中で中国からの磁石やレアアースの輸出規制緩和に対して期待感が漂うと、一時145.10円台前半へ反発した。しかし週央に発表されたCPIが市場予想を下回るとインフレ鈍化への意識からドル売りが優勢となり、一時144.50円近辺へ下落した。週後半にかけてもPPIが予想を下回ったことや、米失業保険申請件数が予想を上回った結果を背景に、143.60円近辺へ続落した。引けには中東情勢が緊迫化する中で、米金利の上昇に伴うドル買いが優勢となり、144.10円台前半へ反発して越週した。
略語注釈
CPI:消費者物価指数
PPI:生産者物価指数