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マーケット市況情報
2025年05月13日 16時00分
週報(5/12~5/16)2025年05月13日 16時00分
【プラチナ】
1,000ドル近辺でスタートした先週のプラチナ相場は、週初にドル高を受けた売りが優勢となり980ドル台前半へ下落したが米株高を好感した買いや金相場に連れ高となる形で買い戻されて990ドル台半ばへ反発した。週央には一時1,000ドルの節目を回復する場面も見られたものの、対ユーロでのドル高や金相場の下落を背景に、980ドル台前半へ下落した。週後半には米経済指標の結果が軒並み予想を下回ったことでドルが下落、割安感から買い戻されて990ドル台後半まで反発したが、週末は米中貿易摩擦の緩和期待の高まりを背景としたドル高から990ドル台前半まで小幅に下落して越週した。
【金】
3,280ドル台半ばでスタートした先週の金相場は、週初に米中間での相互関税引き下げ合意が好感されてドル高となり3,220ドル台後半へ下落した。その後ドル高が一服し、米CPIが市場予想を下回ったことによりドル安となり、3,250ドル近辺へ反発した。週央は米中貿易戦争回避が意識される中、利益確定売りが出て3,180ドル台後半へ下落した。週後半は米小売売上高やPPIの結果が市場予想を下回ったことなどによるドル安から、一時3,240ドル台前半へ反発した。週末にかけては、ドル高を材料に軟調に推移したものの、大手格付け会社が米国の信用格付けを引き下げたことでドル安に転じ3,220ドル近辺で越週した。
【銀】
32.50ドル台前半でスタートした先週の銀相場は、金相場の下落に影響されて上値重く推移したが、ドル高が一服したことや米株高を好感した買いによって一時33.20ドル前半へ上昇した。週央は米政権により米経済の底堅さを堅持する発言がされたことで下値が限定されたものの、米中貿易戦争回避が意識されて大幅に下落した金相場に追随する形で一時31.80ドル台前半へ下落した。週末は米経済指標の結果が軒並み市場予想を下回ったことによるドル安から買いが入ると、32.10ドル台後半に反発して越週した。
【為替】
145.50円台半ばでスタートした先週の為替相場は、米中間での相互関税の引き下げ報道が出たことでドル買いが優勢となり148.50円台近辺まで急騰した。日本時間13日には、米発表のCPIが市場予想を下回ったことでドル売り円買いが優勢となり、一時147.50円台前半へ下落した。週央は米韓関税交渉で為替について協議されたことが報道されて145.60円台前半へ下落、週後半も4月米小売売上高の伸びが大幅に鈍化したことや、PPIが市場予想を下回ったために週末まで円高の流れが継続し、一時145.00円を割り込むまで下落した。しかし引けにかけてはドルが買い戻され145.90円近辺まで上昇し越週した。
略語注釈
CPI:消費者物価指数
PPI:生産者物価指数
1,000ドル近辺でスタートした先週のプラチナ相場は、週初にドル高を受けた売りが優勢となり980ドル台前半へ下落したが米株高を好感した買いや金相場に連れ高となる形で買い戻されて990ドル台半ばへ反発した。週央には一時1,000ドルの節目を回復する場面も見られたものの、対ユーロでのドル高や金相場の下落を背景に、980ドル台前半へ下落した。週後半には米経済指標の結果が軒並み予想を下回ったことでドルが下落、割安感から買い戻されて990ドル台後半まで反発したが、週末は米中貿易摩擦の緩和期待の高まりを背景としたドル高から990ドル台前半まで小幅に下落して越週した。
【金】
3,280ドル台半ばでスタートした先週の金相場は、週初に米中間での相互関税引き下げ合意が好感されてドル高となり3,220ドル台後半へ下落した。その後ドル高が一服し、米CPIが市場予想を下回ったことによりドル安となり、3,250ドル近辺へ反発した。週央は米中貿易戦争回避が意識される中、利益確定売りが出て3,180ドル台後半へ下落した。週後半は米小売売上高やPPIの結果が市場予想を下回ったことなどによるドル安から、一時3,240ドル台前半へ反発した。週末にかけては、ドル高を材料に軟調に推移したものの、大手格付け会社が米国の信用格付けを引き下げたことでドル安に転じ3,220ドル近辺で越週した。
【銀】
32.50ドル台前半でスタートした先週の銀相場は、金相場の下落に影響されて上値重く推移したが、ドル高が一服したことや米株高を好感した買いによって一時33.20ドル前半へ上昇した。週央は米政権により米経済の底堅さを堅持する発言がされたことで下値が限定されたものの、米中貿易戦争回避が意識されて大幅に下落した金相場に追随する形で一時31.80ドル台前半へ下落した。週末は米経済指標の結果が軒並み市場予想を下回ったことによるドル安から買いが入ると、32.10ドル台後半に反発して越週した。
【為替】
145.50円台半ばでスタートした先週の為替相場は、米中間での相互関税の引き下げ報道が出たことでドル買いが優勢となり148.50円台近辺まで急騰した。日本時間13日には、米発表のCPIが市場予想を下回ったことでドル売り円買いが優勢となり、一時147.50円台前半へ下落した。週央は米韓関税交渉で為替について協議されたことが報道されて145.60円台前半へ下落、週後半も4月米小売売上高の伸びが大幅に鈍化したことや、PPIが市場予想を下回ったために週末まで円高の流れが継続し、一時145.00円を割り込むまで下落した。しかし引けにかけてはドルが買い戻され145.90円近辺まで上昇し越週した。
略語注釈
CPI:消費者物価指数
PPI:生産者物価指数