マーケット市況情報

2025年04月08日 16時00分

週報(3/31~4/4)2025年04月08日 16時00分

980ドル台半ばでスタートした先週のプラチナ相場は、金相場の上昇に追随し1,000ドル台に乗せるも、買い一巡後は利益確定の売りに押され週初からの上げ幅を失い、週央には980ドル近辺に下落した。週後半は米政権による相互関税発表を受けた世界同時株安で売り優勢の展開となり、940ドル近辺に下落、週末も軟調地合いが継続し920ドル台半ばで越週した。

3,090ドル近辺でスタートした先週の金相場は、米国の相互関税発表を控えて安全資産としての買いが先行し、週央には一時3,140ドル近辺に上昇した。日本時間3日早朝に米大統領が相互関税の導入を発表するとリスク回避の買いが相場を押し上げ、一時3,160ドル台前半まで上昇し過去最高値を更新した。買い一巡後は貿易戦争の激化や景気悪化への懸念から世界的な株安の連鎖に伴って換金売りが膨らみ、3,060ドル台半ばに下落した。週末に発表された米雇用統計では非農業部門雇用者数が市場予想を上回ったものの、米相互関税に対する中国の報復措置などを背景に株価が一段安となる中で換金売りが継続し、3,030ドル台後半まで下げ幅を拡大して越週した。

34.10ドル台後半でスタートした先週の銀相場は、利益確定の売りが優勢となり33.50ドル台半ばに下落した後、週央は金相場の上昇を好感した買いが入り34.00ドル近辺に値を戻した。米大統領による相互関税発表後は、世界的な株安の連鎖が続く中で金相場の下落に連れ安となり31.90ドル近辺に下落した。週末は下げ足を速め30ドルの節目を割り込み、29.60ドル近辺で越週した。

149.70円近辺でスタートした先週の為替相場は、米政権による相互関税発表を前に様子見姿勢が広がり、週初から週央にかけては150円を挟んで小幅な値動きにとどまった。日本時間3日早朝に発表された米相互関税は事前予想よりも厳しい内容と受け止められ、ドル売りが優勢となり146.30ドル台半ばまで下落した。さらに低調な米経済指標が相次いだことや米長期金利の低下も加わり、145.40円近辺まで円高・ドル安に振れた。週末は中国による対米報復関税の発表などを背景にドル売りが継続し一時144.70円近辺までドルが下落したが、その後は急激なドル安に対する反動に加え、米雇用統計で非農業部門雇用者が市場予想を上回ったことでドルを買い戻す動きが広がり、146.90円台半ばで越週した。
  • 「地金・コイン・RE:TANAKA」の
    店舗での取引に関するお問い合わせ

    0120-76-4143
    9:00~17:00(土日・祝日も受付)
  • 「田中貴金属 総合口座」、
    「純金積立」に関するお問い合わせ

    0120-43-5610
    9:00~17:00(土日祝・年末年始除く)

ご注意ください!田中貴金属の社名を利用した投資などの勧誘にご注意ください。