マーケット市況情報

2025年04月01日 16時00分

週報(3/24~3/28)2025年04月01日 16時00分

980ドル近辺でスタートした先週のプラチナ相場は、前週末までの下落基調を引き継ぎ970ドル近辺まで下落したが、ドイツで発表された経済指標が市場予想通りの内容だったために対ユーロでドル安となり一時990ドルを回復した。その後、米耐久財受注が市場予想を上回ったことでドル高に転じ再び970ドル近辺まで下落するも、米大統領による自動車関税賦課に対する貿易戦争激化懸念を背景とした金相場の上昇に追随し990ドルを回復した。しかし、週末には利益確定の売りに上値を抑えられ980ドル台後半で越週した。

3,020ドル台半ばでスタートした先週の金相場は、前週末までの下落基調を引き継ぎ上値の重い展開となるも、米大統領による関税政策に対しての関係諸外国との関係悪化懸念や米国内での経済成長率停滞懸念の拡大が下支えし、3,000ドルを底値とし3,020ドルを挟んでのレンジ相場が形成された。その後、米経済指標が軒並み市場予想を上回ったものの米大統領が米国産以外のすべての自動車に25%の関税を賦課するとの発表が相場を押し上げ3,050ドルを突破すると、週末も2月PCEデフレーター等の米経済指標が市場予想を下回ったことが追い風となり3,080ドル台半ばまで続伸し越週した。

33.00ドル近辺でスタートした先週の銀相場は、週初こそ落ち着いて推移したものの、25日には米国で発表された各経済指標が軒並み市場予想を下回ったことで金に対する割安感が先行して33.50ドル近辺まで上昇した。その後、売り買いが交錯し同値近辺を推移するも、27日には米大統領による自動車関税問題を背景とした金相場の上昇につられ34.40ドル近辺まで上昇した。しかし引けにかけては反落し34.10ドル台半ばで越週した。

149.10円近辺でスタートした先週の為替相場は、米PMIが市場予想を上回ったことに加え、米株価の上昇が追い風となり150.70円まで上昇、一時151円近辺まで続伸した。しかし一巡後は急激な上昇に対する調整や市場予想を下回る米経済指標の結果を受けて149.50円近辺まで下落した。その後、米大統領が米国産の自動車以外に25%の関税を賦課するとの発表を背景とした米国経済のインフレ率上昇懸念の台頭からドル高が進行し150.50円を抜けると、週後半も対ユーロでのドル安が円相場にも波及し151.00円を突破した。週末には米国で発表された経済指標が軒並み市場予想を下回ったために149.80円台半ばで越週した。


略語注釈
PCE:個人消費支出
PMI:購買担当者景気指数
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