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マーケット市況情報
2025年03月11日 18時00分
週報(3/3~3/7)2025年03月11日 18時00分
950ドル台半ばでスタートした先週のプラチナ相場は、ドル安を受けた買いが入り960ドル近辺に上昇した後、米関税政策による景気への影響が懸念され上値の重い展開となった。週央には金相場の上昇や米株価の反発などに支えられ970ドル台半ばまで上昇した。週後半から週末にかけては総じて金相場の動向に追随しつつも方向感が定まらず、970ドルを挟んでの推移が続き同値近辺で越週した。
2,870ドル近辺でスタートした先週の金相場は、米ISM製造業景況指数の下振れなどを背景にドル安が進んだほか、米関税発動に対しカナダ・メキシコ・中国による関税引き上げの応酬が警戒され、リスク回避の動きが強まり2,920ドル台半ばまで上昇した。週央から週後半にかけては米雇用統計を控えてポジション調整主体の値動きとなったが、週末の米雇用統計発表直後は市場予想を下回る結果を受けてドル安が進んだことから買いが先行した。その後はFRB議長が追加利下げに慎重な姿勢を示し、ドルが反発したため金相場は軟化し2,910ドルで越週した。
31.20ドル台半ばでスタートした先週の銀相場は、金相場の上昇を好感した買いが入り31.70ドル台半ばに上昇した。その後は米関税発動を受けて景気の先行き不透明感が強まり上値を抑えられたが、週央にかけては銅・アルミなどへ関税賦課と取れる米大統領の発言などから非鉄価格が急騰し、銀相場も32.70ドル近辺まで急伸した。週後半も底堅く推移し32.80ドル近辺まで上昇したが、週末は金相場の下落に連れ安となり32.40ドル台半ばで越週した。
150.80円台後半でスタートした先週の為替相場は、米大統領による円安牽制発言を受けて円買い・ドル売りが進み、ドルは149.50円近辺に下落した。その後は二転三転する米関税方針や米民間雇用関連指標の下振れなどを背景に米長期金利が低下するとドルは一段安となり、147.40円台前半まで下落した。週末は市場予想を下回る米雇用統計の結果を受けて147.00円割れを試す水準までドル安が進行したが、FRB議長が利下げを急がない意向を示したことで切り返し、148.10円近辺で越週した。
略語注釈
ISM:全米供給管理協会
FRB:米連邦準備制度理事会
2,870ドル近辺でスタートした先週の金相場は、米ISM製造業景況指数の下振れなどを背景にドル安が進んだほか、米関税発動に対しカナダ・メキシコ・中国による関税引き上げの応酬が警戒され、リスク回避の動きが強まり2,920ドル台半ばまで上昇した。週央から週後半にかけては米雇用統計を控えてポジション調整主体の値動きとなったが、週末の米雇用統計発表直後は市場予想を下回る結果を受けてドル安が進んだことから買いが先行した。その後はFRB議長が追加利下げに慎重な姿勢を示し、ドルが反発したため金相場は軟化し2,910ドルで越週した。
31.20ドル台半ばでスタートした先週の銀相場は、金相場の上昇を好感した買いが入り31.70ドル台半ばに上昇した。その後は米関税発動を受けて景気の先行き不透明感が強まり上値を抑えられたが、週央にかけては銅・アルミなどへ関税賦課と取れる米大統領の発言などから非鉄価格が急騰し、銀相場も32.70ドル近辺まで急伸した。週後半も底堅く推移し32.80ドル近辺まで上昇したが、週末は金相場の下落に連れ安となり32.40ドル台半ばで越週した。
150.80円台後半でスタートした先週の為替相場は、米大統領による円安牽制発言を受けて円買い・ドル売りが進み、ドルは149.50円近辺に下落した。その後は二転三転する米関税方針や米民間雇用関連指標の下振れなどを背景に米長期金利が低下するとドルは一段安となり、147.40円台前半まで下落した。週末は市場予想を下回る米雇用統計の結果を受けて147.00円割れを試す水準までドル安が進行したが、FRB議長が利下げを急がない意向を示したことで切り返し、148.10円近辺で越週した。
略語注釈
ISM:全米供給管理協会
FRB:米連邦準備制度理事会