マーケット市況情報

2025年03月04日 16時00分

週報(2/24~2/28)2025年03月04日 16時00分

970ドル台半ばでスタートした先週のプラチナ相場は、他貴金属が下げる中でも欧米圏での現物需要の底堅さが相場に反映され、970ドルを挟んで推移した。しかし、米大統領が引き続き関税賦課に関して強気な姿勢を示したことでインフレ懸念が台頭、ドルが買い進まれる中で、市場予想を軒並み下回る米経済指標も相場を一層押し下げる要因となり950ドル近辺まで下落した。週末も底値を探る展開から940ドルを割り込み930ドル台前半にて越週した。

2,940ドル近辺でスタートした先週の金相場は、25日に発表された米経済指標が市場予想を下回ったことで米国株価が大きく下落、コモディティ市場全体の下げに引きずられる展開となり2,900ドルを割り込むまで下落した。その後、一時2,920ドルを回復する展開を見せたものの、米大統領による対諸外国への関税賦課拡大の発言を背景としたインフレ率の上昇懸念からドル買いが進行、相場を押し下げる展開となり2,880ドル近辺まで下落した。週末も中国への追加関税の発表を背景に底値を探る展開が続き一時2,830ドル近辺まで下落したものの、引けにかけては買い戻され2,850ドル近辺にて越週した。

32.50ドル近辺でスタートした先週の銀相場は、前週後半からの下げトレンドを引き継ぐ展開となり軟調に推移すると、25日には金相場の下落に嫌気して一時31.20ドル近辺まで下落した。その後31.70ドル近辺を回復したものの、週末にかけて米大統領が中国におよそ10%の追加関税を実施する旨の発表に対する実需の先細り感が相場を押し下げ30.80ドル台半ばまで下落した。引けにかけては安値拾いの買いから上昇し31.30ドル近辺にて越週した。

149.40円近辺でスタートした先週のドル円為替相場は、週初から方向感なく推移。日銀による利上げに対して前向きな姿勢が材料視され円買いが進行し、加えて米国で発表された経済指標が市場予想を下回ったことで日米金利差が一層縮小するとの見方から一時148.50円近辺まで下落した。その後目立った材料に乏しいことから方向感なく149.00円を挟んでの往来相場が形成される形となった。週末にかけては、中国を含め諸外国に一層の関税引き上げを実施するとの米大統領の発言から米国でのインフレ率上昇懸念が台頭し、ドル買いにより150.00円を突破、引けにかけても円安・ドル高の流れが継続し150.60円近辺にて越週した。
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