マーケット市況情報

2025年02月13日 10時00分

週報(2/3~2/7)2025年02月13日 10時00分

970ドル台前半でスタートした先週のプラチナ相場は、ドル安や金相場の上昇を眺めて上昇する場面も見られたが、米国の対中関税発動による景況感悪化が意識され、970ドルを挟んでのレンジ相場となった。週央から週後半にかけては、低調な米経済指標を背景としたドル安を受けて990ドル台半ばに上昇するも、1,000ドルの節目を前に上値が重くなり、週末の米雇用統計発表後は金相場と同様に売りが膨らみ980ドル台半ばで越週した。

2,790ドル近辺でスタートした先週の金相場は、米国大統領がメキシコ・カナダへの関税発動を延期した一方、中国に対しては予定通り関税が発動されることとなり米中貿易摩擦への警戒感が広がったほか、冴えない米経済指標を背景に米長期金利の低下やドル安が進んだことで買い優勢の展開となり、週央に一時2,880ドル近辺まで上昇し過去最高値を更新した。週後半は直近の上昇に対する利益確定の売りに押され2,840ドル台前半に下落したものの、週末は米高関税政策への警戒感から安全資産としての買いが相場を押し上げ、2,880ドル台前半まで値を伸ばし再び過去最高値を更新した。米国時間に発表された1月の米雇用統計で失業率の改善が見られ、ドルが強含みとなったことを嫌気して上げ幅を縮小し2,860ドル台半ばで越週した。

31.10ドル近辺でスタートした先週の銀相場は、ドル安や金相場の上昇を好感した買いが入り、週央には32.50ドル台前半まで上昇したが、その後は方向感が定まらず32.00ドルを挟んで売り買いが交錯する展開となった。週末は再び32.50ドル近辺に上昇する場面も見られたが、米雇用統計発表後はドル高や金相場の下落を受けて売りが膨らみ31.90ドル台半ばで越週した。

155.00円近辺でスタートした先週の為替相場は、米国による対中関税発動や低調な米経済指標が相次いだことからドル売りが先行し、週央にかけて152.60円台前半に下落した。週後半は日銀高官の発言をきっかけに早期利上げ観測が広がったことで円高・ドル安が進み、151.40円台後半まで続落する展開となった。週末は米関税政策への警戒感から一時150.90円台まで 円高・ドル安に振れたものの、米雇用統計で失業率の低下が見られたことを背景にドルを買い戻す動きも見られ、151.40円台半ばで越週した。
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