マーケット市況情報

2024年11月06日 16時00分

週報(10/28~11/1)2024年11月06日 16時00分

1,020ドル近辺でスタートした先週のプラチナ相場は、米株価が上昇したことを好感し堅調に推移すると、週央には米大統領選挙の混迷を背景とした金相場の上昇に追随する展開となり1,050ドル台半ばまで続伸した。その後、利益確定の売りや米国で発表された経済指標が軒並み好調だったことで米長期金利が上昇、1,010ドル近辺まで下落した。週末にかけても節目となる1,000ドルを割り込み980ドル台半ばまで下落したが、週末の引けには買い戻され1,005ドル近辺で越週した。

2,740ドル近辺でスタートした先週の金相場は、週初こそ目立った動きはなかったものの、29日に米国で発表された雇用関連指標が市場予想を下回ったことによるドル安や、米大統領選挙の不透明感が材料視され2,780ドル近辺まで上昇した。週央も続伸し過去最高値となる2,790ドル近辺まで上値を切り上げるも、週末に発表される米雇用統計の結果を前にしたポジション調整の売りに抑えられ2,740ドル近辺まで急落した。注目されていた同指標は市場予想を下回ったことで一時反応したものの、失業率は安定していたこと等が材料視され2,730ドル台半ばで越週した。

33.50ドル近辺でスタートした先週の銀相場は、米経済指標の結果や米国内政の不安定さを意識した金相場の上昇が意識され34.50ドル近辺まで値を伸ばした。その後発表された米経済指標が軒並み市場予想を上回ったことでドル高が進み、週初水準となる33.50ドルを割り込むと投機筋の手じまい売りも加わり32.50ドル近辺まで急落した。週末も一時安値拾いの買いから上昇するも、引けにかけては反落し32.50ドル近辺で越週した。

152.50円台前半でスタートした先週の為替相場は、前週末に行われた本邦衆議院選挙の結果を背景とした政局不安が意識され153.90円近辺まで上昇したが、米金利の上昇を背景に152.50円近辺まで急落した。週央には153.00円を挟んだ往来相場が形成された後、31日に行われた本邦金融政策決定会合で現状維持が発表され、会見では植田総裁の発言が将来的な利上げに対して強気な姿勢であると受け止められ151.90円近辺まで下落した。週末も引き続き本邦政局への不安から円安基調となる中、米雇用統計が発表されると市場予想を下回ったものの失業率が概ね安定した結果となり、労働環境の安定が意識されたために目立った動きはなく153.00円近辺で越週した。

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