マーケット市況情報

2024年10月08日 17時00分

週報(9/30~10/4)2024年10月08日 17時00分

1,010ドル近辺でスタートした先週のプラチナ相場は、金相場と同様にドル高を受けて970ドル台前半まで下落したが、売り一巡後は買い戻しの動きが広がり1,000ドルの節目を回復した。その後は利益確定の売りに押され990ドル近辺に下落するも、金相場が底堅く推移していることを受けて買い優勢の展開となり、週央には1,010ドル台前半に値を戻した。週後半から週末にかけては、ISM非製造業景況指数や米雇用統計が市場予想を上回る強い結果となり、ドル高が進んだことを嫌気した売りに押され、1,000ドル近辺に下落して越週した。

2,660ドル近辺でスタートした先週の金相場は、パウエルFRB議長の発言がタカ派的と受け止められ、ドル高となったことを嫌気して2,620ドル台半ばに下落したものの、中東情勢の緊迫化に伴い安全資産としての買いが入り2,670ドル近辺まで上昇した。週央から週後半にかけては米経済指標が総じて良好な内容となり、ドル高が進んだことで上値を抑えられる場面も見られたが、中東情勢への懸念が買い支える形となり2,650ドル近辺から2,660ドル近辺のレンジで推移した。週末は堅調な米雇用統計を背景とした米大幅利下げ観測の後退により下落するも、その後は値ごろ感から買いが入ったことで下げ幅を縮小し、2,650ドル近辺で越週した。

31.70ドル台後半でスタートした先週の銀相場は、ドル高を嫌気した売りに押され31.00ドル近辺に下落したが、その後は金相場の上昇に連れ高となり、週央には32.20ドル台前半まで上げ幅を拡大した。週後半は32.00ドルを挟んで売り買いが交錯した後、週末は米雇用統計が市場予想を上回る底堅い内容となったことを受けて金相場同様に下落したものの、引けにかけては買い戻しの動きが広がり32.20ドル近辺で越週した。

142.30円近辺でスタートした先週の為替相場は、パウエルFRB議長が利下げに慎重な姿勢を示したことから143.80円台まで円安・ドル高に振れた。その後は石破首相と植田日銀総裁の会談を経て日銀による追加利上げ観測が後退したほか、ISM非製造業景況指数等の米経済指標が総じて堅調な結果となったことからドル高基調となり、週後半には147.00円近辺までドルが上昇した。週末は米雇用統計が労働市場の底堅さを示す内容となり、米大幅利下げ観測が後退したことを背景に148.70円台前半まで上昇して越週した。


略語注釈
ISM:全米供給管理協会
FRB:米連邦準備制度理事会
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