マーケット市況情報

2024年09月18日 16時00分

週報(9/9~9/13)2024年09月18日 16時00分

920ドル台半ばでスタートした先週のプラチナ相場は、目立った材料がない中で投機筋の買いが先行した為に940ドル近辺まで上昇すると、週央まで同値近辺を推移したが、11日には米CPIが概ね市場予想を上回ったことを背景とした米国株価の上昇を背景に960ドル近辺まで上昇した。その後発表された米PPIが市場予想を上回ったものの、新規米失業保険申請件数が前回発表を上回る内容だったことに起因したドル安から980ドル近辺まで上昇すると週末も続伸し1,005ドル近辺で越週した。

2,490ドル台後半でスタートした先週の金相場は、前週末の引けにかけての急落に対する買戻しから上昇して始まると、週央には2,520ドル台半ばまで続伸する展開となり、最高値となる2,530ドルを目指した。しかし、壁が厚く超えられないことによる失望売りにより2,500ドル近辺まで急落した。その後、再び上昇の兆しを見せると、12日には米国での労働環境を示す指標が前月比で低調だったことによる米国経済の冷え込み懸念を背景に最高値を更新し2,550ドル近辺まで上昇すると、週末も続伸し2,580ドル台半ばで越週した。

27.90ドル台半ばでスタートした先週の銀相場は、金相場と同様に前週末の引けでの売りを買い戻す展開から始まり堅調に推移すると、週央には28.70ドル台半ばまで続伸する展開を見せた。しかし、最高値を超えられなかったことによる金相場の下落に追随し一時28.00ドル近辺まで急落した。その後、直ぐに買い戻され28.50ドルを回復すると、週後半には金相場の上昇を眺めて30.00ドル近辺まで上昇し、週末も続伸する展開を見せ30.80ドル近辺で越週した。

142.30円近辺でスタートした先週の為替相場は、本邦株価が上昇したことを材料に143.00円まで上昇すると、米国時間も引継ぎ143.80円近辺まで続伸した。しかし、米CPIの結果を見定めたいとの思惑の広がりから様子見ムードが漂うと、11日に行われた米大統領選挙討論会ではハリス氏の討論内容に対して大統領選挙の先行き不透明感が漂う中、日銀高官が追加利上げに対して強気な姿勢を示したことを材料に140.70円近辺まで急落した。注目されていた米CPIは市場予想を上回ったことで142.00円を回復し142.50円近辺まで上昇、その後発表された米PPIも好調だったものの、米新規失業保険申請件数が厳しい内容だったことで再び底値を探る展開となり、週末には141.00円を割り込み140.90ドル近辺で越週した。


略語注釈
CPI:消費者物価指数
PPI:生産者物価指数
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