マーケット市況情報

2024年09月03日 15時00分

週報(8/26~8/30)2024年09月03日 15時00分

960ドル台半ばでスタートした先週のプラチナ相場は、前週末に開かれたジャクソンホール会議での内容や米地区連銀総裁による利下げに関する発言を背景としたドル安から一時980ドル近辺まで上昇したものの、米耐久財受注の結果が堅調な結果を示したことで週初の水準まで下落した。その後売り買いが交錯したが、週後半には投機筋の売りが相場を押し下げたために930ドル台半ばまで下落した。週末も米PCEデフレーターが概ね市場予想通りの結果だったものの、ミシガン大学消費者信頼感指数が市場予想を上回ったことで9月の利下げ幅が縮小するとの見方の高まりによりドル高となり、920ドル台後半まで下落し越週した。

2,510ドル台半ばでスタートした先週の金相場は、前週末の上昇を引き継ぐ展開となり2,520ドル台半ばまで上昇し8月20日に付けた最高値2,530ドルを目指すも、利益確定の売りが上値を抑えたことで2,505ドル近辺まで反落した。その後も週末まで最高値を目指す展開が散見されたものの更新材料に乏しいことから利益確定の売りに上値を抑えられ、週末まで2,520ドルを挟んでのレンジ相場を形成した。そして週末には注目されていた米PCEデフレーターが市場予想通りの内容だったものの、他の経済指標が好調だったことが意識され軟調に推移し、2,490ドル台半ばで越週した。

29.80ドル近辺でスタートした先週の銀相場は、週央まで目立った動きもなく30.00ドルを挟んでのレンジ相場が形成されていたものの、28日のアジア時間から月末を前にしたポジション調整の売りが相場を押し下げる展開となり、29.40ドル近辺まで下落した。その後も手じまい売りから29.20ドル近辺まで続落するも、安値拾いの買いが相場を押し上げ一時29.40ドルを回復した。しかし、週末に発表された米経済指標の結果を背景とした金相場の下落に追随する展開となり、28.80ドル近辺で越週した。

144.20円近辺でスタートした先週の為替相場は、前週末のドル売りが継続しドルは143.40円台半ばまで下落して始まるも、米金利が上昇したことで145.00円まで反発した。しかし、米国債の入札が好調だったことで再び米金利が低下し、ドルは143.70円近辺まで再び下落した。その後、米大手半導体企業の決算発表を前にしたポジション調整から再び反発するも、発表後は概ね市場予想通りの内容となったことで為替相場も目立った動きはなく推移した。週後半には一時145.50円近辺までドルが急伸する場面もあったが、週末に発表された米PCEデフレーターが概ね市場予想通りだった一方で他の経済指標が市場予想を上回ったことでドルが買い進まれ、146.20円近辺で越週した。


略語注釈
PCE:個人消費支出
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