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マーケット市況情報
2024年08月06日 17時00分
週報(7/29~8/2)2024年08月06日 17時00分
940ドル近辺でスタートした先週のプラチナ相場は、前週末までの軟調相場に対する反発から上昇して始まると、米長期債利回り低下に伴うドル安も加わり960ドル近辺まで上昇し、週央にはFOMC会合後のパウエルFRB議長の発言が材料視されたことで980ドル近辺まで続伸した。その後、週末にかけては2日に発表される米雇用統計の結果を前にしたポジション調整の売りから反落すると、発表後は市場予想を大きく下回る結果を嫌気した米株価の下落を背景に960ドル台後半まで下落し越週した。
2,400ドル近辺でスタートした先週の金相場は、落ち着いた相場展開で推移したが、週央にかけては31日に発表されたFOMCでの政策金利が市場の予想通りの据え置きだったものの、会見で9月の利下げが濃厚となったことを材料に2,450ドル近辺まで急騰した。その後上げ幅を削る場面も散見されたが、週末米国で発表される雇用統計を見定めたいとの思惑の広がりから同値を挟んでのレンジ相場が形成された。そして、同指標発表後は、市場予想を大きく下回る内容から一時上昇したが、引けにかけては米株価急落に伴う損失補填売りが相場を押し下げる展開となり2,430ドル近辺で越週した。
28.00ドル近辺でスタートした先週の銀相場は、中国経済の後退懸念から値を下げたものの直ぐに28.00ドルを回復し、週央にかけても金相場の上昇に追随する展開から28.50ドル近辺まで上昇すると、31日にはFOMCの会合後に行われた会見が材料視されドル安により29.00ドル近辺まで上昇した。その後直近高値に対する利食い売りから上げ幅を削ると、週末には米雇用統計の結果を背景とした金相場の動きに追随し28.30ドル近辺で越週した。
154.00円近辺でスタートした先週の為替相場は、日米での金融政策をめぐるイベントを待つ流れとなり様子見ムードが漂っていたが、日銀の利上げ実施の思惑が広がり153.00円を割り込む展開となった。31日に日銀が市場予想通り利上げを発表すると、警戒されていたよりはハト派的と解釈され当初は目立った動きにはならなかったものの、発表後の植田総裁の会見内容がタカ派的と受け止められたことで日米金利差縮小が意識され、ドルは150.00円を割り込むまで下落した。その後、一時151.00円を回復したものの、FOMC後のパウエル議長の会見で9月での利下げが濃厚となったことでおよそ4カ月ぶりとなる148.50円近辺まで続落した。1日にはアジア時間の急激な円高に対する調整からドルは151.00円近辺まで上昇したものの、米国で発表された7月ISM製造業景況指数が市場予想を下回る内容となったことで再び底値を探る展開となると、週末発表された米雇用統計が市場予想を下回り、米国経済の先行き不安が台頭したことで9月の利下げが意識され146.50円台半ばまで円高・ドル安となり越週した。
略語注釈
FOMC:米連邦公開市場委員会
FRB:米連邦準備制度理事会
ISM:全米供給管理協会
2,400ドル近辺でスタートした先週の金相場は、落ち着いた相場展開で推移したが、週央にかけては31日に発表されたFOMCでの政策金利が市場の予想通りの据え置きだったものの、会見で9月の利下げが濃厚となったことを材料に2,450ドル近辺まで急騰した。その後上げ幅を削る場面も散見されたが、週末米国で発表される雇用統計を見定めたいとの思惑の広がりから同値を挟んでのレンジ相場が形成された。そして、同指標発表後は、市場予想を大きく下回る内容から一時上昇したが、引けにかけては米株価急落に伴う損失補填売りが相場を押し下げる展開となり2,430ドル近辺で越週した。
28.00ドル近辺でスタートした先週の銀相場は、中国経済の後退懸念から値を下げたものの直ぐに28.00ドルを回復し、週央にかけても金相場の上昇に追随する展開から28.50ドル近辺まで上昇すると、31日にはFOMCの会合後に行われた会見が材料視されドル安により29.00ドル近辺まで上昇した。その後直近高値に対する利食い売りから上げ幅を削ると、週末には米雇用統計の結果を背景とした金相場の動きに追随し28.30ドル近辺で越週した。
154.00円近辺でスタートした先週の為替相場は、日米での金融政策をめぐるイベントを待つ流れとなり様子見ムードが漂っていたが、日銀の利上げ実施の思惑が広がり153.00円を割り込む展開となった。31日に日銀が市場予想通り利上げを発表すると、警戒されていたよりはハト派的と解釈され当初は目立った動きにはならなかったものの、発表後の植田総裁の会見内容がタカ派的と受け止められたことで日米金利差縮小が意識され、ドルは150.00円を割り込むまで下落した。その後、一時151.00円を回復したものの、FOMC後のパウエル議長の会見で9月での利下げが濃厚となったことでおよそ4カ月ぶりとなる148.50円近辺まで続落した。1日にはアジア時間の急激な円高に対する調整からドルは151.00円近辺まで上昇したものの、米国で発表された7月ISM製造業景況指数が市場予想を下回る内容となったことで再び底値を探る展開となると、週末発表された米雇用統計が市場予想を下回り、米国経済の先行き不安が台頭したことで9月の利下げが意識され146.50円台半ばまで円高・ドル安となり越週した。
略語注釈
FOMC:米連邦公開市場委員会
FRB:米連邦準備制度理事会
ISM:全米供給管理協会