マーケット市況情報

2024年07月02日 15時00分

週報(6/24~6/28)2024年07月02日 15時00分

【プラチナ】
990ドル台半ばでスタートした先週のプラチナ相場は、1,000ドルを挟んで売り買いが交錯する展開となり、990ドル近辺から1,010ドル近辺のレンジで推移した。週央には投機筋の買いが相場を押し上げ1,020ドル近辺まで上げ幅を拡大したものの、週後半は前日の急騰に対する反動から売りが膨らみ980ドル台後半に下落した。週末は金相場の上昇に追随し一時1,020ドル近辺に上昇した後、引けにかけては上値を抑えられ1,010ドル近辺で越週した。

【金】
2,320ドル近辺でスタートした先週の金相場は、ドル安を手掛かりとした買いが先行し2,330ドル台半ばに上昇したが、FRB高官が利下げに慎重な姿勢を示しドル高となったことで売りが膨らみ、週央にかけて2,300ドルを割り込んだ。週後半は1-3月期の米実質GDP確報値で個人消費が下方修正されたことなどを背景に米長期金利の低下やドル安が進む中、買い戻しの動きが広がり2,320ドル台後半に上昇した。週末は5月の米PCEコア価格指数が前月から鈍化したことで米利下げ期待が高まり、2,330ドル前半に上昇して越週した。

【銀】
29.40ドル台半ばでスタートした先週の銀相場は、方向感に乏しく小幅なレンジで推移した後、金相場の下落を眺めて売り優勢の展開が続き、週央にかけて28.60ドル台半ばまで下げ幅を拡大した。週後半から週末にかけては米GDP等の経済指標を背景に金相場が反発したことを手掛かりに買い戻され、29.20ドル台半ばに上昇して越週した。

【為替】
159.80円近辺でスタートした先週の為替相場は、本邦当局の介入に対する警戒感は燻りつつも、FRB高官が利下げに慎重な姿勢を示したことや米長期金利の上昇を受けてドル高基調となり、週央には160.80円台後半まで上昇した。週後半は1-3月期の米実質GDP確報値で個人消費等が悪化したことからドルが軟化する場面も見られたが、週末はアジア時間帯に一時161.20円台後半までドルが上昇し、約38年ぶりの円安・ドル高水準となった。引けにかけては上値の重い展開となり、160.90円近辺で越週した。


略語注釈
FRB:米連邦準備制度理事会
GDP:国内総生産
PCE:個人消費支出
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