マーケット市況情報

2024年03月26日 17時00分

週報(3/18~3/22)2024年03月26日 17時00分

930ドル台後半でスタートした先週のプラチナ相場は、日銀の金融政策決定会合を経てドルが一段高となる中、週央にかけて売り優勢の展開が続き、890ドル近辺まで下落した。900ドル割れの水準では投機筋の買いも見られたが、一方でドル高に上値を抑えられる格好となり、週後半は910ドル台半ばで推移した。週末は金相場の下落や米株安を嫌気した売りに押され、一時900ドルを割り込むなど軟調に推移した後、900ドル近辺で越週した。

2,150ドル台前半でスタートした先週の金相場は、18-19日にかけて開催された日銀の金融政策決定会合においてマイナス金利解除が決定されるも、緩和的な政策を維持する方針が示されたほか、米住宅関連指標の上振れによりドル高が進み、2,140ドル台後半に下落した。週央のFOMCでは市場予想通り政策金利の据え置きが決定され、年内3回の利下げ見通しも維持されたことで買いが入り、2,180ドル台半ばまで上昇した。週後半は取引の薄いアジア時間朝方に騰勢を強め、一時2,220ドル台前半まで急伸し、史上最高値を更新した。その後はスイス中銀の利下げ等を背景にドル高となったことが重石となり、2,170ドル台中盤に下落した。週末はドルが主要通貨に対して強含みで推移する中、利益確定の売りに押され2,160ドル台前半に下落して越週した。

25.10ドル台前半でスタートした先週の銀相場は、手掛かり材料に乏しく25.00ドルを挟んで小幅な値動きで推移した後、日銀金融政策決定会合後のドル高基調を嫌気した売りに押され、24.70ドル台前半に下落した。週央から週後半にかけて金相場の上昇に連れ高となり25.80ドル近辺まで上昇するも、その後はドル高を背景に金相場が下落したことで売り優勢の展開となり、24.70ドル台に下落して越週した。

149.00円近辺でスタートした先週の為替相場は、日銀によるマイナス金利解除が発表されたものの、緩和的な政策を維持する方針が示されたことから円売り・ドル買いが進み、一時151.00円近辺まで円安が進行した。週央はFOMCでの政策金利据え置き決定と年内3回の利下げ見通しを受けてドル買いが優勢となり151.70円台後半まで上昇した。週後半は一時150.30ドル近辺まで円高・ドル安に振れる場面も見られたが、その後はスイス中銀による予想外の利下げ等を背景に対主要通貨でドル高が進み、151.70円台後半まで上昇した。ドル買い一巡後はやや上げ幅を縮小し、151.40円台半ばで越週した。


略語注釈
FOMC:米連邦公開市場委員会
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