マーケット市況情報

2024年03月13日 09時00分

週報(3/4~3/8)2024年03月13日 09時00分

890ドル近辺でスタートした先週のプラチナ相場は、金相場の上昇に追随し900ドル台を回復したものの、その後はISM非製造業景況指数が市場予想を下回ったほか、米株安を嫌気した売りに押され、880ドル台前半に下落した。週後半から週末にかけては金相場同様に米利下げ期待やドル安を手掛かりに920ドル台半ばで上昇するも、買い一巡後はやや軟化し910ドル台後半で越週した。

2,080ドル近辺でスタートした先週の金相場は、米大統領選をめぐる不透明感から買いが先行し、2,130ドル台前半に上昇した。週央から週後半にかけては低調な米経済指標が相次いだほか、パウエルFRB議長の発言を受けて利下げ期待が拡大し、ドル安が進んだことで買いが膨らみ2,160ドル台前半に続伸した。週末は米雇用統計が強弱まちまちの内容となったものの利下げ期待は維持され、2,180ドル台前半まで上昇して越週した。

23.10ドル台前半でスタートした先週の銀相場は、金相場の上昇になびいて24.10ドル近辺まで上昇するも、米景況感の悪化や米中貿易摩擦に対する懸念から上げ幅を縮小し、週央にかけて23.50ドル台後半に下落した。週後半は金相場の上昇に対する出遅れ感が意識されたことで買い優勢の展開となり、一時24.50ドル台前半まで上昇した後、週末はやや上げ幅を縮小し24.30ドル台後半で越週した。

150.10円近辺でスタートした先週の為替相場は、低調な米経済指標を背景に米利下げが意識され、149.70円台にドルが下落した。週央から週後半にかけては、パウエルFRB議長が年内利下げの可能性に言及したことや、日銀審議委員の発言でマイナス金利解除が近いとの思惑が広がる中、円買い・ドル売りが膨らみ147.70円台にまで下落した。週末に発表された米雇用統計は強弱まちまちだったものの、平均時給の伸びが市場予想を下回り、インフレが沈静化に向かっているとの見方から円買い・ドル売りが継続し、147.10円台で越週した。


略語注釈
ISM:全米供給管理協会
FRB:米連邦準備制度理事会
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