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マーケット市況情報
2024年03月05日 17時00分
週報(2/26~3/1)2024年03月05日 17時00分
900ドル近辺でスタートした先週のプラチナ相場は週初、米耐久財受注やPCEデフレーターの発表を控えた調整売りにより870ドル台半ばまで値を下げるも、安値拾いの買いや米耐久財受注が市場予想を下回ったことでドル安となり890ドルを回復した。しかし上値が重い展開が続き再び880ドル近辺まで値を下げると、注目されていたPCEデフレーターは概ね予想通りの結果となったことで目立った動きもなく同値近辺で推移した。週末はISM製造業景況指数が市場予想を下回ったことで景気減速懸念が意識され値を下げたものの、引けにかけてはドル安が相場を押し上げる展開となり890ドル近辺で越週した。
2,030ドル近辺でスタートした先週の金相場は、週央までPCEデフレーターの結果を前に様子見姿勢が広がり、2,030ドル台での推移が続いた。注目されていた1月のPCEデフレーターの結果は概ね予想通りだったが、前年比では鈍化したことから金相場は堅調に推移した。また、週末に発表されたISM製造業景況指数が市場予想を大きく下回る結果となったために、FRBによる早期利下げが意識されるとドル安が進行し、2,080ドル台半ばまで上昇して越週した。
22.60ドル近辺でスタートした先週の銀相場は、前週までの下落基調を引き継ぎ22.40ドル近辺まで下落した。週央はPCEデフレーターの発表を控えて動意に乏しく、小幅な値動きにとどまった。週後半から週末にかけては、低調な経済指標を受けてFRBの早期利下げに対する期待感が広がり、金相場が上昇に転じたことで買い優勢の展開となり、23.20ドル近辺で越週した。
150.50円近辺でスタートした先週の為替相場は、週後半に発表されるPCEデフレーターの結果を見定めたいとの思惑から目立った動きはなく、150.50円を挟んでレンジ相場を形成した。29日はアジア時間に日銀審議委員が会見で後の政策金利に対して強気な発言をしたことが材料視され、149.80円近辺までドルが下落した。その後も注目されていたPCEデフレーターが概ね予想通りながらも前年比では鈍化傾向の結果を見せたことで、ドルは一時149.20円近辺まで続落したが、一巡後は150.00円を回復した。週末にかけてドルは一時150.60円近辺まで上昇したものの、2月のISM製造業景況指数が市場予想を下回ったことを受けて再び下落し、150.10円近辺で越週した。
略語注釈
PCE:個人消費支出
ISM:全米供給管理協会
FRB:米連邦準備制度理事会
2,030ドル近辺でスタートした先週の金相場は、週央までPCEデフレーターの結果を前に様子見姿勢が広がり、2,030ドル台での推移が続いた。注目されていた1月のPCEデフレーターの結果は概ね予想通りだったが、前年比では鈍化したことから金相場は堅調に推移した。また、週末に発表されたISM製造業景況指数が市場予想を大きく下回る結果となったために、FRBによる早期利下げが意識されるとドル安が進行し、2,080ドル台半ばまで上昇して越週した。
22.60ドル近辺でスタートした先週の銀相場は、前週までの下落基調を引き継ぎ22.40ドル近辺まで下落した。週央はPCEデフレーターの発表を控えて動意に乏しく、小幅な値動きにとどまった。週後半から週末にかけては、低調な経済指標を受けてFRBの早期利下げに対する期待感が広がり、金相場が上昇に転じたことで買い優勢の展開となり、23.20ドル近辺で越週した。
150.50円近辺でスタートした先週の為替相場は、週後半に発表されるPCEデフレーターの結果を見定めたいとの思惑から目立った動きはなく、150.50円を挟んでレンジ相場を形成した。29日はアジア時間に日銀審議委員が会見で後の政策金利に対して強気な発言をしたことが材料視され、149.80円近辺までドルが下落した。その後も注目されていたPCEデフレーターが概ね予想通りながらも前年比では鈍化傾向の結果を見せたことで、ドルは一時149.20円近辺まで続落したが、一巡後は150.00円を回復した。週末にかけてドルは一時150.60円近辺まで上昇したものの、2月のISM製造業景況指数が市場予想を下回ったことを受けて再び下落し、150.10円近辺で越週した。
略語注釈
PCE:個人消費支出
ISM:全米供給管理協会
FRB:米連邦準備制度理事会