マーケット市況情報

2024年02月14日 16時00分

週報(2/5~2/9)2024年02月14日 16時00分

900ドル近辺でスタートした先週のプラチナ相場は、週央まで目立った動きもなく900ドルを挟んでのレンジ相場の展開となった。しかし、7日に発表されたドイツの経済指標が市場予想を大きく下回ったことで軟調に推移した。更に、中国市場の春節に伴う市場参加者減少のため、下値を支えられず870ドル台半ばまで下落した。その後、安値拾いの買いから890ドル台半ばまで反発したものの、週末には再び値を下げ880ドル近辺で越週した。

2,040ドル近辺でスタートした先週の金相場は週初、パウエルFRB議長が次回3月会合での利下げの可能性は低いとの考えを示したことに加え、米経済指標が市場予想を上回った為に一時2,010ドル台半ばまで下落した。売り一巡後は買い戻され、2,040ドル近辺まで回復したものの、週後半にかけて良好な米雇用関連指標を背景に米長期金利の上昇やドル高が進んだため、再び2,020ドル近辺まで下落して越週した。

22.70ドル近辺でスタートした先週の銀相場は、金相場の下落に連れ安となり22.30ドル近辺まで下落すると、中華圏が旧正月に入ることもあり目立った動きはなく22.40ドルを挟んで推移した。週後半にかけては金相場の上昇を材料に22.60ドル近辺まで反発し越週した。

148.30円近辺でスタートした先週の為替相場は、週初こそ目立った動きはなかったものの米長期債利回りが低下したことで148.00円を割り込むまでドルが下落した。しかし、8日には日銀副総裁が講演会で利上げに関して慎重姿勢を示したことで日米金利差が意識され、149.40円近辺まで円安に推移し越週した。


略語注釈
FRB:米連邦準備制度理事会
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