マーケット市況情報

2024年02月06日 17時00分

週報(1/29~2/2)2024年02月06日 17時00分

920ドル近辺でスタートした先週のプラチナ相場は、週初FOMCの結果を見定めたいとの思惑から様子見ムードが漂うも、米長期債利回り低下によるドル安を足掛かりに930ドル近辺まで上昇した。その後は目立った動きもなく920ドル近辺から940ドル近辺のレンジ相場で推移した。31日には週末に発表される米雇用統計の前哨戦となる米ADP雇用統計が発表されると、市場予想を下回ったことでドル安の展開となった。そして、注目されていたFOMCでは概ね市場の予想通りの内容に終わったものの、3月の利下げに対して可能性が低いとの発言がされたことでドルが買い戻され910ドル近辺まで下落した。さらに、週末発表された米雇用統計が市場予想を上回ったことで続落し900ドル近辺で越週した。

2,020ドル台半ば中盤でスタートした先週の金相場は、中東情勢の緊迫化や米長期債利回りの低下を背景に2,030ドル台後半まで上昇した。週央にかけても低調な米雇用関連指標を受けてドル安が進んだことで、一時2,050ドル台前半まで上げ幅を拡大した。その後、注目されていたFOMCでは市場予想通り政策金利の据え置きが決定されたものの、パウエルFRB議長の発言を受けて早期利下げ観測が後退し、2,030ドル近辺に下落した。週後半は低調な米経済指標や米地銀の経営悪化への懸念からドルが弱含む展開となったことで買い戻され、2,060ドル近辺まで上昇した。週末は1月の米雇用統計が良好な結果となり、米長期金利の上昇やドル高が進んだことで売り優勢の展開となり、2,040ドル近辺まで下落して越週した。

23.00ドル近辺でスタートした先週の銀相場は、金相場の上昇に連れ高となり23.10ドル台に上昇した。週央にかけてはFOMCを控えて動意に乏しく23.00ドル近辺から23.30ドル近辺のレンジで推移したが、同会合後は米早期利下げ観測が後退したことで売り優勢の展開となり、22.80ドル近辺に下落した。週後半は金相場の反発を足掛かりとした買いが入り23.20ドル台に上昇したものの、週末は良好な米雇用統計の結果を背景とした金相場の下落に上値を抑えられ22.70ドル近辺まで下落して越週した。

148.00円近辺でスタートした先週の為替相場は、米長期金利の低下に伴い147.50円近辺まで下落すると、31日に発表されるFOMCを前に様子見ムードが漂った。注目されていた会合では概ね予想通りの内容だったものの、会見では比較的強気な姿勢が示されたことで、ドルが買い戻される展開が散見された。しかし、米労働市場に関する経済指標が市場予想を下回ったことや米地銀株が下落したことを受けて145.90円近辺まで一時急落した。その後持ち直し、147.00円を回復するも、週末に発表された米雇用統計が市場予想を上回ったことで早期利下げ観測が後退し、ドルが買い進まれる結果となり148.50円近辺で越週した。

略語注釈
FOMC:米連邦公開市場委員会
ADP:オートマティック・データ・プロセッシング社
FRB:米連邦準備制度理事会
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