- ホーム
- 貴金属価格情報
- マーケット市況情報一覧
- 週報(1/22~1/26)
マーケット市況情報
2024年01月30日 17時00分
週報(1/22~1/26)2024年01月30日 17時00分
900ドル近辺でスタートした先週のプラチナ相場は、週後半に予定されていた米実質GDP及びPCEの発表を待ちたいとの思惑の広がりから様子見ムードが漂い、900ドルを挟んで推移する展開となった。その後、米国で発表された経済指標が市場予想を上回るとドル高を意識して一時890ドル近辺まで値を下げた。しかし、この水準では値ごろ感からの買いも入り大きく値を戻す展開となると、先の下落に対するショートカバーも入り920ドル近辺での越週となった。
2,030ドル近辺でスタートした先週の金相場は、週前半は25日に発表される米PMIの発表を待って米経済及び金利動向の先行きを見定めたいとの思惑から、2,025~2,040ドルのレンジの中で小幅に推移した。発表された米PMIが市場予想を上回り7か月ぶりの高水準となると、米景況感の底堅さと受け止められ2,010ドルへと下落した。売り一巡後は2,020ドル台中盤まで値を戻す場面も見られたが、週末の米第4四半期実質GDPの発表やFRBが物価指標として注目する米PCEの発表を控えて、ポジション調整を中心とした小動きが続いた。週末の米実質GDPやPCEは概ね予想通りで、米景気の底堅さが示された一方、物価も落ち着きを見せたことから、金相場は大きく動くことなく市場の注目は翌週のFOMCへと目線が移り、2,020ドル近辺で越週した。
22.60ドル近辺でスタートした先週の銀相場は週初、売りが先行し一時22.00ドルを割り込む場面も見られたが、売り一巡後は買い戻しの動きが優勢となった。24日には月初の水準を回復すると、その後発表された米PMIや第4四半期実質GDPなどが景気の減速を意識させる内容ではなかったことで、産業メタルの側面から買い支えられる展開が続き、週央から週後半にかけては23.00ドルの大台越えを試す場面も見られるなど、比較的上昇基調での展開となった。週末は翌週にFOMCを控えてやや様子見ムードが強まり、22.80ドル近辺で越週した。
148.20円近辺でスタートした先週の為替相場は、週初日銀による金融政策決定会合で現状維持が発表されるも、市場の予想通りの内容で目立った動きもなく往来相場に終始した。その後、米長期金利が低下したことでドルは一時146.60円近辺まで下落したものの、米PMIが市場予想を上回ったことから147.00円を回復し、147.50円近辺まで上昇した。週末にかけては米PCEの発表内容を見定めたいとの思惑の広がりから目立った動きはなく、147.50円近辺から148.00円近辺のレンジ相場を形成した。注目されていたPCEは前月に引き続き横ばいながらも3カ月連続で前年比3%を下回る概ね予想通りの結果となり、その後は来週から行われるFOMCに注目が移ったことで底堅い状況が継続し、148.20円近辺で越週した。
略語注釈
GDP:国内総生産
PMI:購買担当者景気指数
FRB:米連邦準備制度理事会
PCE:個人消費支出
FOMC:米連邦公開市場委員会
2,030ドル近辺でスタートした先週の金相場は、週前半は25日に発表される米PMIの発表を待って米経済及び金利動向の先行きを見定めたいとの思惑から、2,025~2,040ドルのレンジの中で小幅に推移した。発表された米PMIが市場予想を上回り7か月ぶりの高水準となると、米景況感の底堅さと受け止められ2,010ドルへと下落した。売り一巡後は2,020ドル台中盤まで値を戻す場面も見られたが、週末の米第4四半期実質GDPの発表やFRBが物価指標として注目する米PCEの発表を控えて、ポジション調整を中心とした小動きが続いた。週末の米実質GDPやPCEは概ね予想通りで、米景気の底堅さが示された一方、物価も落ち着きを見せたことから、金相場は大きく動くことなく市場の注目は翌週のFOMCへと目線が移り、2,020ドル近辺で越週した。
22.60ドル近辺でスタートした先週の銀相場は週初、売りが先行し一時22.00ドルを割り込む場面も見られたが、売り一巡後は買い戻しの動きが優勢となった。24日には月初の水準を回復すると、その後発表された米PMIや第4四半期実質GDPなどが景気の減速を意識させる内容ではなかったことで、産業メタルの側面から買い支えられる展開が続き、週央から週後半にかけては23.00ドルの大台越えを試す場面も見られるなど、比較的上昇基調での展開となった。週末は翌週にFOMCを控えてやや様子見ムードが強まり、22.80ドル近辺で越週した。
148.20円近辺でスタートした先週の為替相場は、週初日銀による金融政策決定会合で現状維持が発表されるも、市場の予想通りの内容で目立った動きもなく往来相場に終始した。その後、米長期金利が低下したことでドルは一時146.60円近辺まで下落したものの、米PMIが市場予想を上回ったことから147.00円を回復し、147.50円近辺まで上昇した。週末にかけては米PCEの発表内容を見定めたいとの思惑の広がりから目立った動きはなく、147.50円近辺から148.00円近辺のレンジ相場を形成した。注目されていたPCEは前月に引き続き横ばいながらも3カ月連続で前年比3%を下回る概ね予想通りの結果となり、その後は来週から行われるFOMCに注目が移ったことで底堅い状況が継続し、148.20円近辺で越週した。
略語注釈
GDP:国内総生産
PMI:購買担当者景気指数
FRB:米連邦準備制度理事会
PCE:個人消費支出
FOMC:米連邦公開市場委員会