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マーケット市況情報
2024年01月16日 19時00分
週報(1/8~1/12)2024年01月16日 19時00分
960ドル近辺からスタートした先週のプラチナ相場は、週初より週後半に控えている米インフレ指標の発表を前に、投資家の様子見姿勢が強まる中でドル高となったことを受けて上値の重い展開での推移となると、週央には920ドル近辺まで続落した。注目されていた米CPIは市場予想を上回っていたことから、インフレの終息にはまだ時間がかかるとの見方が強く、経済の先行きへの不透明感が高まったことで上値の重い展開で910ドル近辺まで一時は下落した。週末にかけては安値拾いや予想外の米PPIを受けて買われ930ドル近辺まで上昇するも、引けにかけては売りが強まって900ドル近辺で越週した。
2,040ドル台でスタートした先週の金相場は、米早期利下げ観測の後退により売りが先行したものの、その後は買い戻しの動きも見られ、週央にかけては2,020ドル近辺から2,030ドル近辺のレンジで推移した。週後半は米CPIが市場予想を上回り、長期金利の上昇やドル高が進んだことで一時2,010ドル台まで下落した。週末にかけては中東情勢の緊迫化や米PPIの低下から買いが入り、2,060ドル台に上昇して越週した。
23.10ドル台でスタートした先週の銀相場は週初、金相場の下落に追随する形となり22.80ドル台に下落した。売り一巡後は買い戻しの動きも見られたが、新規材料に乏しく23.00ドルを挟んで小幅な値動きにとどまった。週後半は米CPIの上振れをきっかけとした金相場の下落に連れ安となり、一時22.50ドル近辺まで下落した。週末にかけては地政学リスクの高まり等を背景に金相場が上昇したことで買い優勢の展開となり、23.50ドル近辺まで上昇して越週した。
144.50円近辺からスタートした先週の為替相場は、週初より米インフレ指標の発表とそれによるFRBの金融政策変更時期を見極めたいとの見方が強まる中で対主要通貨のドル売りが進行し、円相場もそれにつられた展開で143.50円近辺を推移した。しかし、週央にかけては売られていたドルが買い戻される中、円相場は日銀の政策変更時期の予想が後ろ倒しとなったこともあって145.70円近辺まで上昇した。週末にかけても上昇基調で146.00円近辺を推移する局面もあったものの、米CPIが市場予想を上回ったことから対主要通貨でドル高が進むと、円相場もその流れに追随して下落し、144.90円近辺で越週した。
略語注釈
CPI: 消費者物価指数
PPI: 生産者物価指数
FRB: 米連邦準備制度理事会
2,040ドル台でスタートした先週の金相場は、米早期利下げ観測の後退により売りが先行したものの、その後は買い戻しの動きも見られ、週央にかけては2,020ドル近辺から2,030ドル近辺のレンジで推移した。週後半は米CPIが市場予想を上回り、長期金利の上昇やドル高が進んだことで一時2,010ドル台まで下落した。週末にかけては中東情勢の緊迫化や米PPIの低下から買いが入り、2,060ドル台に上昇して越週した。
23.10ドル台でスタートした先週の銀相場は週初、金相場の下落に追随する形となり22.80ドル台に下落した。売り一巡後は買い戻しの動きも見られたが、新規材料に乏しく23.00ドルを挟んで小幅な値動きにとどまった。週後半は米CPIの上振れをきっかけとした金相場の下落に連れ安となり、一時22.50ドル近辺まで下落した。週末にかけては地政学リスクの高まり等を背景に金相場が上昇したことで買い優勢の展開となり、23.50ドル近辺まで上昇して越週した。
144.50円近辺からスタートした先週の為替相場は、週初より米インフレ指標の発表とそれによるFRBの金融政策変更時期を見極めたいとの見方が強まる中で対主要通貨のドル売りが進行し、円相場もそれにつられた展開で143.50円近辺を推移した。しかし、週央にかけては売られていたドルが買い戻される中、円相場は日銀の政策変更時期の予想が後ろ倒しとなったこともあって145.70円近辺まで上昇した。週末にかけても上昇基調で146.00円近辺を推移する局面もあったものの、米CPIが市場予想を上回ったことから対主要通貨でドル高が進むと、円相場もその流れに追随して下落し、144.90円近辺で越週した。
略語注釈
CPI: 消費者物価指数
PPI: 生産者物価指数
FRB: 米連邦準備制度理事会