マーケット市況情報

2023年11月14日 13時00分

週報(11/6~11/10)2023年11月14日 13時00分

930ドル近辺でスタートした先週のプラチナ相場は週初、市場予想を下回る欧州経済指標を嫌気した売りから節目の900ドルを割り込むと、FRB高官が追加利上げの可能性を示唆したことで週央には870ドル近辺まで急速に下げ幅を拡大した。その後も弱い米株価やFRB議長の発言を材料に上値を抑えられると、週末には840ドル台中盤まで続落して越週した。

1,990ドル近辺でスタートした先週の金相場は週初、利益確定の売りが先行し、1,960ドル近辺まで急落した。週央にかけてはFRB高官が追加利上げの可能性に言及したことで売り優勢の展開が続き、1,950ドル近辺まで続落した。週後半から週末にかけては、安値拾いの買いから一時1,960ドル近辺まで反発したものの、FRB議長が利上げに対して適切であれば躊躇しない姿勢を示したことで、再び売りに押され1,940ドル近辺まで下落して越週した。

23.20ドル近辺でスタートした先週の銀相場は、金相場に連れ安となり週央にかけて22.30ドル近辺まで下げ幅を拡大した。その後は、安値を拾う動きから22.90ドル近辺まで反発したものの、FRB議長の発言を材料に米金融引き締め長期化が意識され、週末には22.30ドル近辺まで下落して越週した。

149.40円近辺でスタートした先週の為替相場は週を通して堅調地合いを維持した。週初、弱い欧州経済指標を受けた対ユーロでのドル高がドル円相場にも波及し節目の150円を突破すると、FRB高官が追加利上げの可能性を示唆したことから151.00円近辺まで続伸した。その後は、FRB議長が利上げに対して、更なる引き締めが適切であれば躊躇なく実施するとしたことでドルは151.60円近辺まで上昇した。日米金利差を意識したドル買いが進んだものの、日本政府・日銀の為替介入に対する警戒感もあり、週末には151.50円近辺で越週した。


略語注釈
FRB:米連邦準備制度理事会
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