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マーケット市況情報
2023年10月24日 15時00分
週報(10/16~10/20)2023年10月24日 15時00分
880ドル近辺からスタートした先週のプラチナ相場は、週初より欧米株式市場が堅調な推移となったことを受け、幅広い需要を持つプラチナは買われる展開となって週央には900ドル台中盤まで上昇した。しかし、市場予想を上回る米経済指標や英消費者物価指数等を受け、金利の高止まり感が強まる中で主要通貨に対するドル高の進行から売られて870ドル台中盤まで下落した。その後週末にかけては、パウエルFRB議長の発言を受けて金利政策の大幅変更はないとの見通しが広がり、安値拾いの買いなどから再び上昇して890ドル台中盤で越週した。
1,920ドル台中盤でスタートした先週の金相場は週初、前週の急伸に対する反動で利益確定の売りが先行し、1,910ドル台に下落した。その後は中東情勢の緊迫化を背景とした買いが入ったものの、米経済指標の上振れに伴う米金融引き締め長期化観測により上値を抑えられ、1,920ドル台で推移した。週央は中東情勢の先行き不透明感からリスク回避の動きが広がり1,960ドル近辺まで上昇した。週末から週後半にかけても買い優勢の展開が続き、2,000ドルをうかがう水準まで上げ幅を拡大したが、買い一巡後は利益確定の売りに押され、1,980ドル近辺で越週した。
22.70ドル近辺でスタートした先週の銀相場は週初、前週の急伸を受けて利益確定の売りが先行し、22.40ドル台に下落した。その後は金相場の上昇を眺めて買い戻しの動きが優勢となり、週央にかけて23.20ドル台まで上昇した。週後半は米長期金利の上昇やドル高が進んだことで一時22.60ドル台に下落した。週末は金相場の上昇を手掛かりに反発し、23.70ドル近辺まで上昇した後、利益確定の売りに押され、23.30ドル台で越週した。
149.40円台中盤からスタートした先週の為替市場は、週を通じて中東情勢を背景にドルが買われ、円売りが継続する展開での推移となった。週初こそ方向感に乏しい展開となるも、米経済指標が市場予想を上回ったことからなおも堅調な米経済を印象付けることとなると、 FRB当局者の金利見通しに関する発言や安全資産としてドルが選好されたことで、149.90円近辺まで上昇した。週央以降は方向感に乏しく149.80円近辺から149.90円台中盤でのレンジで推移したものの、米金利の高止まりを示唆するパウエルFRB議長の発言や中東情勢の悪化からドル高傾向で推移し、週末の引け前には一時150.00円に迫る局面もあったが、149.80円台中盤まで下落して越週した。
略語注釈
FRB:米連邦準備制度理事会
1,920ドル台中盤でスタートした先週の金相場は週初、前週の急伸に対する反動で利益確定の売りが先行し、1,910ドル台に下落した。その後は中東情勢の緊迫化を背景とした買いが入ったものの、米経済指標の上振れに伴う米金融引き締め長期化観測により上値を抑えられ、1,920ドル台で推移した。週央は中東情勢の先行き不透明感からリスク回避の動きが広がり1,960ドル近辺まで上昇した。週末から週後半にかけても買い優勢の展開が続き、2,000ドルをうかがう水準まで上げ幅を拡大したが、買い一巡後は利益確定の売りに押され、1,980ドル近辺で越週した。
22.70ドル近辺でスタートした先週の銀相場は週初、前週の急伸を受けて利益確定の売りが先行し、22.40ドル台に下落した。その後は金相場の上昇を眺めて買い戻しの動きが優勢となり、週央にかけて23.20ドル台まで上昇した。週後半は米長期金利の上昇やドル高が進んだことで一時22.60ドル台に下落した。週末は金相場の上昇を手掛かりに反発し、23.70ドル近辺まで上昇した後、利益確定の売りに押され、23.30ドル台で越週した。
149.40円台中盤からスタートした先週の為替市場は、週を通じて中東情勢を背景にドルが買われ、円売りが継続する展開での推移となった。週初こそ方向感に乏しい展開となるも、米経済指標が市場予想を上回ったことからなおも堅調な米経済を印象付けることとなると、 FRB当局者の金利見通しに関する発言や安全資産としてドルが選好されたことで、149.90円近辺まで上昇した。週央以降は方向感に乏しく149.80円近辺から149.90円台中盤でのレンジで推移したものの、米金利の高止まりを示唆するパウエルFRB議長の発言や中東情勢の悪化からドル高傾向で推移し、週末の引け前には一時150.00円に迫る局面もあったが、149.80円台中盤まで下落して越週した。
略語注釈
FRB:米連邦準備制度理事会