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マーケット市況情報
2023年10月06日 16時00分
2023年9月の貴金属市況2023年10月06日 16時00分
価格ベース
金 プラチナ 銀 US$:LBMA Price 円建:税抜参考小売価格 為替:TTM
金(Gold)
■ドル建て金相場
月間最高値の1,944.30ドルでスタートした9月のドル建て金相場は月初、米8月雇用統計など良好な米経済指標を材料に徐々に上値を削る展開となり1,920ドル近辺まで下落した。月半ばにかけても流れは変わらず、軟調な展開を継続すると節目の1,900ドル近辺まで下落した。同水準では割安感から買い戻しが優勢となると、弱い米経済指標を材料に対ユーロでドル安が進んだこともあいまって1,940ドル近辺まで反発した。しかし、19日から開催されたFOMCで市場予想通り政策金利は据え置かれたものの、来年以降の見通しが大きく上方修正されたことで売りが強まる展開となった。月末にかけて、ドルへの資金流入が強まる中、急速に下げ幅を拡大すると、月末29日には月間最安値の1,870.50ドルまで下落して終了した。
■円建て金相場
9,132円でスタートした9月の円建て金相場は、ドル建て金相場がレンジ推移となる中、為替相場が円安方向に進んだことで21日には月間最高値の9,253円まで上昇した。月末にかけて、ドル建て相場が急落したことを受けて値を下げると、月末29日には月間最安値の9,017円で終了した。
プラチナ(Platinum)
■ドル建てプラチナ相場
976ドルでスタートした9月のドル建てプラチナ相場は、同日ロンドン時間午後に月間最高値の983ドルをつけたあとは、弱い欧州経済指標や米地区連銀総裁の利上げに対する発言を受けたドル高などから急速に値を下げ、節目の900ドルを割る水準まで下落した。その後は、安値を拾う動きや良好な米経済指標を好感した買いから反発すると、950ドル近辺まで上昇した。月後半から月末にかけては、FOMCで政策金利の見通しが上方修正され、ドル高が進む中で値を下げ28日には月間最安値の891ドルまで下げ幅を拡大した。900ドルを割る水準では一定の買いがみられ、月末29日には923ドルまで反発して終了した。
■円建てプラチナ相場
月間最高値の4,627円でスタートした9月の円建てプラチナ相場は、軟調なドル建てプラチナ相場を受け、11日には月間最安値の4,344円まで下落した。その後は、ドル建て相場が回復し、為替も円安方向に進んだことで反発すると、月末29日には4,465円で終了した。
銀(Silver)
■ドル建て銀相場
月間最高値の24.645ドルでスタートした9月のドル建て銀相場は月初、良好な米経済指標などを材料にドル高が進む中で値を下げ、23.00ドル近辺まで急速に下げ幅を拡大した。その後も、軟調な金相場に連れ安となるかたちで22.60ドル近辺まで続落するも、同水準では割安感から買われ23.60ドル近辺まで回復した。しかし、FOMCの結果を受けた金利先高観からドルが強含むと、28日には月間最安値の22.550ドルまで反落した。売り一巡後は買い戻しが強まり、月末29日には23.075ドルまで反発して終了した。
■円建て銀相場
月間最高値の117.10円でスタートした9月の円建て銀相場は、弱いドル建て銀相場を受け、15日には月間最安値の110.40円まで下落した。その後はドル建て相場が反発し、為替相場も円安に進んだことで、月末29日には111.70円まで上昇して終了した。
■為替
月間最安値の145.73円でスタートした9月の為替相場は月初、米8月雇用統計やISM製造業景況指数などが軒並み良好な結果となったほか、中国の経済成長を巡る懸念などからドルへの資金流入が強まり147.80円近辺まで上昇した。その後は、日銀総裁の発言を材料に円買いが先行し一時146円近辺までドルが急落するも、米8月消費者物価指数の発表を前にドル買い戻しの動きが強まり、147.50円近辺まで反発した。同指標では伸び率が加速したものの、相場を動かすには至らず、月後半にかけて同水準で揉み合う展開となった。月末にかけては、FOMCで来年以降の政策金利見通しが上方修正され、総じてドル買いが強まり28日には月間最高値の149.65円まで上げ幅を拡大した。節目の150円を前に、政府・日銀による為替介入への警戒感もあり上値重く推移すると、月末29日には149.58円で終了した。
略語注釈
FOMC:米連邦公開市場委員会
ISM:全米供給管理協会
金 プラチナ 銀 US$:LBMA Price 円建:税抜参考小売価格 為替:TTM
金(Gold)
■ドル建て金相場
月間最高値の1,944.30ドルでスタートした9月のドル建て金相場は月初、米8月雇用統計など良好な米経済指標を材料に徐々に上値を削る展開となり1,920ドル近辺まで下落した。月半ばにかけても流れは変わらず、軟調な展開を継続すると節目の1,900ドル近辺まで下落した。同水準では割安感から買い戻しが優勢となると、弱い米経済指標を材料に対ユーロでドル安が進んだこともあいまって1,940ドル近辺まで反発した。しかし、19日から開催されたFOMCで市場予想通り政策金利は据え置かれたものの、来年以降の見通しが大きく上方修正されたことで売りが強まる展開となった。月末にかけて、ドルへの資金流入が強まる中、急速に下げ幅を拡大すると、月末29日には月間最安値の1,870.50ドルまで下落して終了した。
■円建て金相場
9,132円でスタートした9月の円建て金相場は、ドル建て金相場がレンジ推移となる中、為替相場が円安方向に進んだことで21日には月間最高値の9,253円まで上昇した。月末にかけて、ドル建て相場が急落したことを受けて値を下げると、月末29日には月間最安値の9,017円で終了した。
プラチナ(Platinum)
■ドル建てプラチナ相場
976ドルでスタートした9月のドル建てプラチナ相場は、同日ロンドン時間午後に月間最高値の983ドルをつけたあとは、弱い欧州経済指標や米地区連銀総裁の利上げに対する発言を受けたドル高などから急速に値を下げ、節目の900ドルを割る水準まで下落した。その後は、安値を拾う動きや良好な米経済指標を好感した買いから反発すると、950ドル近辺まで上昇した。月後半から月末にかけては、FOMCで政策金利の見通しが上方修正され、ドル高が進む中で値を下げ28日には月間最安値の891ドルまで下げ幅を拡大した。900ドルを割る水準では一定の買いがみられ、月末29日には923ドルまで反発して終了した。
■円建てプラチナ相場
月間最高値の4,627円でスタートした9月の円建てプラチナ相場は、軟調なドル建てプラチナ相場を受け、11日には月間最安値の4,344円まで下落した。その後は、ドル建て相場が回復し、為替も円安方向に進んだことで反発すると、月末29日には4,465円で終了した。
銀(Silver)
■ドル建て銀相場
月間最高値の24.645ドルでスタートした9月のドル建て銀相場は月初、良好な米経済指標などを材料にドル高が進む中で値を下げ、23.00ドル近辺まで急速に下げ幅を拡大した。その後も、軟調な金相場に連れ安となるかたちで22.60ドル近辺まで続落するも、同水準では割安感から買われ23.60ドル近辺まで回復した。しかし、FOMCの結果を受けた金利先高観からドルが強含むと、28日には月間最安値の22.550ドルまで反落した。売り一巡後は買い戻しが強まり、月末29日には23.075ドルまで反発して終了した。
■円建て銀相場
月間最高値の117.10円でスタートした9月の円建て銀相場は、弱いドル建て銀相場を受け、15日には月間最安値の110.40円まで下落した。その後はドル建て相場が反発し、為替相場も円安に進んだことで、月末29日には111.70円まで上昇して終了した。
■為替
月間最安値の145.73円でスタートした9月の為替相場は月初、米8月雇用統計やISM製造業景況指数などが軒並み良好な結果となったほか、中国の経済成長を巡る懸念などからドルへの資金流入が強まり147.80円近辺まで上昇した。その後は、日銀総裁の発言を材料に円買いが先行し一時146円近辺までドルが急落するも、米8月消費者物価指数の発表を前にドル買い戻しの動きが強まり、147.50円近辺まで反発した。同指標では伸び率が加速したものの、相場を動かすには至らず、月後半にかけて同水準で揉み合う展開となった。月末にかけては、FOMCで来年以降の政策金利見通しが上方修正され、総じてドル買いが強まり28日には月間最高値の149.65円まで上げ幅を拡大した。節目の150円を前に、政府・日銀による為替介入への警戒感もあり上値重く推移すると、月末29日には149.58円で終了した。
略語注釈
FOMC:米連邦公開市場委員会
ISM:全米供給管理協会