マーケット市況情報

2023年09月26日 15時00分

週報(9/18~9/22)2023年09月26日 15時00分

930ドル近辺でスタートした先週のプラチナ相場は週初、落ち着いた水準で推移したもののECBが量的引き締めを加速させる可能性を示唆する報道が発表されると、対ユーロでドル安が進む展開となり950ドル台前半まで上昇したが、米長期金利が上昇したことを材料に反落する展開となった。その後、FOMCの発表内容を見定めたいとの思惑の広がりから様子見ムードが漂うと、発表後は市場の予想通り金利が据え置かれたものの、その後の会見ではタカ派な発言が意識されたことでドル高となり一時910ドル台中盤まで下落した。そして週末には安値拾いの買いが先行したことで一時940ドル台中盤まで上昇したものの、引けにかけては反落し930ドル台中盤にて越週した。

1,920ドル台中盤でスタートした先週の金相場は週初、FOMCの結果公表を控えて小幅な値動きとなったが、週央にかけては米長期金利の低下やドル安を受けて、1,940ドル台中盤まで上昇した。同会合では市場予想通り政策金利の据え置きが決定されたたものの、その後の会見での発言内容がタカ派的と受け止められ、米長期金利の上昇やドル高が進んだことで1,910ドル近辺まで下落した。週末は米長期金利の上昇が一服したことで買い戻され、1,920ドル台後半で越週した。

23.00ドル近辺でスタートした先週の銀相場は週初、FOMCの結果公表を前に様子見姿勢が広がり、方向感に乏しい値動きとなったが、週央にかけては米長期金利の低下やドル安を手掛かりとした買いが入り、一時23.60ドル近辺まで上昇した。その後、会合後の会見内容を背景とした金相場の下落に連れ安となり、22.80ドル近辺まで下落した。週末は米長期金利の低下をきっかけに買いが膨らみ、23.70ドルまで上昇した後、やや上げ幅を縮小し同値近辺で越週した。

147.80円近辺でスタートした先週の為替相場は、20日に発表されるFOMCの結果を見定めたいとの思惑の広がりから目立った動きはなく、147.50円近辺から148.00円のレンジ相場を形成する展開となった。同会合では、市場の予想通り政策金利を5.25-5.50%に据え置くことが決定されたが、会合後の議長会見では今後の追加利上げに関しての可能性を除外しなかったことが材料視され、ドルは一時148.40円近辺まで上昇した。その後、米経済指標が一部で市場予想を下回ったことや、本邦金融政策決定会合の発表内容を見定めたいとの思惑の広がりからドルは147.40円近辺まで下落した。週末に行われた同会合では、市場の予想通り現状維持が発表されたことで日米金利差が意識され、148.40円近辺で越週した。


略語注釈
ECB:欧州中央銀行
FOMC:米連邦公開市場委員会
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