マーケット市況情報

2023年09月05日 15時00分

週報(8/28~9/1)2023年09月05日 15時00分

940ドル近辺でスタートした先週のプラチナ相場は週初、前週行われたジャクソンホール会議でのFRB議長発言が市場予想よりタカ派ではなかったことを好感した米株式市場の上昇に連れ高となり、970ドル近辺まで推移した。その後も、米国で発表された労働環境を示す指標が市場予想を下回ったことで、米長期金利が低下した為にドル安となり、980ドル近辺まで続伸した。しかし週後半には週末に発表される米雇用統計の結果を見定めたいとの思惑の広がりから目立った動きはなく、980ドルを挟んでのレンジ相場を形成する展開となった。同指標発表後は、ドル高から軟調に推移し970ドル近辺にて越週した。

1,915ドル近辺でスタートした先週の金相場は、米長期金利の低下に伴うドル安が進んだことで買い優勢の展開が続き、週央には1,940ドル台まで上昇した。その後は週末に発表される米雇用統計の結果を見定めたいとの思惑の広がりから目立った動きはなかったものの、発表後は失業率の悪化や賃金上昇率の鈍化が意識され、一時1,950ドル台に上昇した。しかし買い一巡後はドル高に押され1,940ドル台中盤で越週した。

24.20ドル近辺でスタートした先週の銀相場は、ドル安を受けて金相場が上昇したことに追随し、週央には25.00近辺まで値を伸ばした。週後半は利益確定の売りに押され24.40ドル近辺に下落するも、週末は8月の米雇用統計の結果を受けて金相場に連れ高となり24.80ドル台まで反発。ただその後は金が下落に転じたことで上げ幅を縮小し、24.20ドル近辺で越週した。

146.40円近辺でスタートした先週の為替相場は週初、米長期金利の上昇から146.60円近辺までドルが上昇するも、米経済指標が市場予想を下回ったことで往来相場を形成した。29日には米長期金利上昇を材料に年初来となる147.30円近辺まで一時急伸するも、米国の労働環境を示す指標が市場予想を下回る結果となったことを受けて145.50円近辺まで下落した。その後、週末に発表される米雇用統計の結果を前に様子見ムードが広がり目立った動きはなく145.50円から146.50円のレンジ相場を形成すると、注目されていた同指標発表後は市場予想を上回ったことから上昇し146.20円台中盤にて越週した。

略語注釈
FRB:米連邦準備制度理事会
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