マーケット市況情報

2023年08月22日 14時00分

週報(8/14~8/18)2023年08月22日 14時00分

920ドル近辺でスタートした先週のプラチナ相場は週初、米⾧期金利の上昇を受けたドル高から急速に値を下げ、一時900ドルを割る水準まで値を下げたものの、安値を拾う動きが強まり900ドル台中盤まで反発した。しかし買いは続かず、上値の重い展開が継続すると、FOMC議事要旨を受けた米金融引き締め⾧期化観測の高まりを嫌気した売りから880ドル台中盤まで下落した。週後半から週末にかけては、900ドル近辺での揉み合いが続いたものの、900ドルを割る水準では買いが旺盛となり910ドル台中盤まで回復して越週した。

1,910ドル台中盤でスタートした先週の金相場は週初、市場予想を上回る米7月小売売上高を材料に、米⾧期金利が上昇したことで1,900ドル台中盤まで下落した。週央から週後半にかけては、米経済指標が堅調な内容となったほか、FOMC議事要旨で追加利上げの可能性が示されたことでドル買いが強まると、節目の1,900ドルを割り込み1,890ドル近辺まで下落した。週末には、米⾧期金利の上昇が一服したことを手掛かりに、一時買い戻しの動きが強まったものの、米金融引き締め⾧期化への警戒感から引き続き上値は重く、1,890ドル近辺で越週した。

22.70ドル近辺でスタートした先週の銀相場は、堅調な米経済指標を背景にドル買いが旺盛となる中、金相場に連れ安となり22.50ドル近辺まで下落した。週央から週後半にかけては、FOMC議事要旨を受けて追加利上げへの警戒感が広がり、一時22.40ドル近辺まで続落した。売り一巡後は、23.00ドル近辺まで買い戻される場面も見られたが、米追加利上げに対する警戒感から上値は重く、22.80ドル近辺で越週した。

144.70円近辺でスタートした先週の為替相場は週初、米⾧期金利の上昇を手掛かりにドル買いが先行すると145.50円近辺まで上昇した。その後、同値近辺で揉み合いが続いたあとは、高水準を維持する米⾧期金利やFOMC議事要旨を受けた米金融引き締め⾧期化観測の高まりなどを材料に、年初来高値となる146.50円台までドル買いが継続した。同水準では円買い戻しの動きが強まり、ドルは一時145.00円を割る水準まで下落したものの、その後は反発し145.40円近辺で越週した。


略語注釈
FOMC:米連邦公開市場委員会
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