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マーケット市況情報
2023年08月17日 14時00分
週報(8/7~8/15)2023年08月17日 14時00分
920ドル台中盤でスタートした先週のプラチナ相場は週初、FRB高官が追加利上げに対して強気な姿勢を示したことが材料視され軟調に推移すると、中国で発表された経済指標が市場予想を下回ったためにドル買いが先行し、一時900ドルを割り込むまで下落した。その後、安値拾いから一時910ドルを回復したものの上値は重く、890ドル近辺まで反落した。週後半には安値拾いの買いや米CPI発表後の材料出尽くし感による買戻しから910ドルを回復すると、週末には売り買い交錯したことで横ばいとなり910ドル台中盤で越週した。週明けは米地区連銀総裁が会見で利上げについて強気な姿勢を示したことや、米国で発表された経済指標が市場予想を上回ったことによるドル高から890ドル台後半で推移している。
1,940ドル台中盤でスタートした先週の金相場は週初、FRB高官が今後も利上げに対して継続的な姿勢を支持したためにドルが買い進まれて軟調に推移したことに加え、中国で発表された貿易統計が市場予想を下回ったことによる需要の減速も意識され1,920ドル台中盤まで下落した。その後、CPIの発表を前にしたポジション調整から一時買い戻されたものの、米長期債利回りの上昇を背景に再び底値を探る展開となり1,910ドル台中盤まで値を下げた。CPI発表後は材料出尽くし感から一時上昇したものの、すぐに値を下げ1,910ドル近辺で越週した。週明けも米経済指標が市場予想を上回ったことによる利上げの長期化懸念から上値の重い展開が続き、1,900ドル台後半を推移している。
23.60ドル近辺でスタートした先週の銀相場は週初、ドル高を背景とした金相場の下落を嫌気し23.20ドル近辺まで値を下げると、週央にかけても中国経済への先行き不透明感の高まりに嫌気した売りにより底値を探る展開となり節目となる23.00ドルを割り込むと、22.80ドル近辺まで続落した。その後は週末まで売り買いが交錯し22.80ドルを挟んで推移すると、週末も同値近辺を維持し22.70ドル近辺で越週した。週明けは金相場の下落に追随する展開となり22.60ドル台中盤で推移している。
141.80円近辺でスタートした先週の為替相場は週初、米国株価が上昇したことを材料に142.50円近辺まで上昇する展開を見せると、中国で発表された貿易統計が市場予想を下回ったことでリスク回避としてドルが買い進まれる展開となり143円台までドル高が進行した。その後、米長期金利が低下したことを受けて143.00円を割り込むも、米金利が上昇に転じると再びドルは143.00円を回復し、143.50円近辺まで上昇した。週後半にかけては米CPIの結果を見定めたいとの動きから様子見ムードが漂うも、発表後はインフレ鈍化傾向を示唆する内容となったために一時下落したものの、一巡後はすぐにドルが買い戻され144.50円近辺まで上昇した。そして週末も流れは継続し145.00円近辺で越週した。週明けも米国で発表された経済指標が市場予想を上回ったことに加え、中国経済の先行き不透明感が台頭したためにドルが買い進まれる展開となり、145.60円近辺まで上昇している。
略語注釈
FRB:米連邦準備制度理事会
CPI: 消費者物価指数
1,940ドル台中盤でスタートした先週の金相場は週初、FRB高官が今後も利上げに対して継続的な姿勢を支持したためにドルが買い進まれて軟調に推移したことに加え、中国で発表された貿易統計が市場予想を下回ったことによる需要の減速も意識され1,920ドル台中盤まで下落した。その後、CPIの発表を前にしたポジション調整から一時買い戻されたものの、米長期債利回りの上昇を背景に再び底値を探る展開となり1,910ドル台中盤まで値を下げた。CPI発表後は材料出尽くし感から一時上昇したものの、すぐに値を下げ1,910ドル近辺で越週した。週明けも米経済指標が市場予想を上回ったことによる利上げの長期化懸念から上値の重い展開が続き、1,900ドル台後半を推移している。
23.60ドル近辺でスタートした先週の銀相場は週初、ドル高を背景とした金相場の下落を嫌気し23.20ドル近辺まで値を下げると、週央にかけても中国経済への先行き不透明感の高まりに嫌気した売りにより底値を探る展開となり節目となる23.00ドルを割り込むと、22.80ドル近辺まで続落した。その後は週末まで売り買いが交錯し22.80ドルを挟んで推移すると、週末も同値近辺を維持し22.70ドル近辺で越週した。週明けは金相場の下落に追随する展開となり22.60ドル台中盤で推移している。
141.80円近辺でスタートした先週の為替相場は週初、米国株価が上昇したことを材料に142.50円近辺まで上昇する展開を見せると、中国で発表された貿易統計が市場予想を下回ったことでリスク回避としてドルが買い進まれる展開となり143円台までドル高が進行した。その後、米長期金利が低下したことを受けて143.00円を割り込むも、米金利が上昇に転じると再びドルは143.00円を回復し、143.50円近辺まで上昇した。週後半にかけては米CPIの結果を見定めたいとの動きから様子見ムードが漂うも、発表後はインフレ鈍化傾向を示唆する内容となったために一時下落したものの、一巡後はすぐにドルが買い戻され144.50円近辺まで上昇した。そして週末も流れは継続し145.00円近辺で越週した。週明けも米国で発表された経済指標が市場予想を上回ったことに加え、中国経済の先行き不透明感が台頭したためにドルが買い進まれる展開となり、145.60円近辺まで上昇している。
略語注釈
FRB:米連邦準備制度理事会
CPI: 消費者物価指数