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マーケット市況情報
2023年08月08日 14時00分
週報(7/31~8/4)2023年08月08日 14時00分
930ドル台中盤からスタートした先週のプラチナ相場は、週初こそ米貸出残高の伸びが減速していることで資金需要の減退が意識される中、FRBの利上げ終了に対する期待感から買われる展開で、950ドル台中盤まで上昇した。しかし、週央にかけては堅調な米経済指標と軟調な欧州経済指標を背景に為替市場でドルが買われる展開となると、プラチナ相場は上値重い展開での推移となり、910ドル台中盤まで続落した。週末にかけては7月の米雇用統計発表を待つ中で方向感を欠いた展開となるも、雇用者数の増加が市場予想を下回ったことからFRBの利上げの終局感が強まり、週末の引けにかけて買われて920ドル台前半で越週した。
1,960ドル近辺でスタートした先週の金相場は週初、前週末に発表された米物価関連指標の鈍化を背景に、FRBの利上げサイクル終了が近いとの思惑が広がる中、買いが優勢となり1,970ドル台に上昇した。週央から週後半にかけては、米国債の格下げや米国債の新規発行増加見通しによる需給悪化観測を受けて米長期金利が上昇したほか、堅調な米経済指標を背景にドル高が進んだことで売りが膨らみ、1,930ドル台まで下落した。週末には7月の米雇用統計で非農業部門雇用者数が市場予想を下回ったことからドルが弱含む中で買い戻されて、1,940ドル台中盤で越週した。
24.40ドル近辺でスタートした先週の銀相場は週初、米利上げ終了観測を背景に金が上昇したことで連れ高となり、24.80ドル台に上昇した。買い一巡後は米長期金利の上昇やドル高を受けて売り優勢の展開が続き、週後半にかけては23.50ドル台まで下落した。週末は7月の米雇用統計で雇用の伸びが鈍化し、ドル安が進んだことを手掛かりに買い戻され、23.70ドル近辺まで上昇して越週した。
141.00円近辺からスタートした先週の為替市場は、前週末の日銀金融政策決定会合の結果を受けた円高の流れから一時140円台後半をつけたものの、従前の金融緩和策を撤廃するものではないとの認識が広がる中、堅調な米経済指標を背景に進んだドル高を背景に143.50円台まで円は下落した。週央には米格付け機関が米国債の格付け引き下げを発表したことで一時円が買われたものの、これによる市場の混乱は限定的で143.80円近辺まで円安が進行した。週末にかけては、米国債の新規発行増加見通しから主要通貨に対してドルが弱含む展開となると、注目されていた米雇用統計が強弱混ざった内容となる中で米金融政策の転換への意識が高まったことから、ドル売りは強まり141.70円近辺まで円高に推移して越週した。
略語注釈
FRB:米連邦準備制度理事会
1,960ドル近辺でスタートした先週の金相場は週初、前週末に発表された米物価関連指標の鈍化を背景に、FRBの利上げサイクル終了が近いとの思惑が広がる中、買いが優勢となり1,970ドル台に上昇した。週央から週後半にかけては、米国債の格下げや米国債の新規発行増加見通しによる需給悪化観測を受けて米長期金利が上昇したほか、堅調な米経済指標を背景にドル高が進んだことで売りが膨らみ、1,930ドル台まで下落した。週末には7月の米雇用統計で非農業部門雇用者数が市場予想を下回ったことからドルが弱含む中で買い戻されて、1,940ドル台中盤で越週した。
24.40ドル近辺でスタートした先週の銀相場は週初、米利上げ終了観測を背景に金が上昇したことで連れ高となり、24.80ドル台に上昇した。買い一巡後は米長期金利の上昇やドル高を受けて売り優勢の展開が続き、週後半にかけては23.50ドル台まで下落した。週末は7月の米雇用統計で雇用の伸びが鈍化し、ドル安が進んだことを手掛かりに買い戻され、23.70ドル近辺まで上昇して越週した。
141.00円近辺からスタートした先週の為替市場は、前週末の日銀金融政策決定会合の結果を受けた円高の流れから一時140円台後半をつけたものの、従前の金融緩和策を撤廃するものではないとの認識が広がる中、堅調な米経済指標を背景に進んだドル高を背景に143.50円台まで円は下落した。週央には米格付け機関が米国債の格付け引き下げを発表したことで一時円が買われたものの、これによる市場の混乱は限定的で143.80円近辺まで円安が進行した。週末にかけては、米国債の新規発行増加見通しから主要通貨に対してドルが弱含む展開となると、注目されていた米雇用統計が強弱混ざった内容となる中で米金融政策の転換への意識が高まったことから、ドル売りは強まり141.70円近辺まで円高に推移して越週した。
略語注釈
FRB:米連邦準備制度理事会