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マーケット市況情報
2023年08月01日 15時00分
週報(7/24~7/28)2023年08月01日 15時00分
960ドル台中盤でスタートした先週のプラチナ相場は週初、同値近辺で揉み合ったあとは強い米株価を好感した買いから970ドル台中盤まで値を伸ばした。週央には、FOMCで市場予想通り利上げが決定されたものの、FRB議長の発言を背景に金融引き締め長期化観測が後退したことで、底堅い展開となった。しかし週後半には、ECB理事会で次回以降の利上げについて明確な継続方針が示されなかったことから、対ユーロでドルが強含んだことで売りが旺盛となり940ドル台中盤まで急速に値を下げた。週末には930ドル近辺まで下落する場面もみられたが、米経済指標の結果を材料に米利上げサイクル終了との見方が強まり、米株価の堅調な動きにサポートされ940ドル近辺まで反発して越週した。
1,960ドル近辺でスタートした先週の金相場は週初、FOMCを控え動意薄となる中、1,960ドル近辺から1,970ドル近辺でのレンジ推移となった。同会合では、市場予想通り利上げが決定されたが、FRB議長の発言を受け、今後の追加利上げに対する警戒感が後退し、1,980ドル近辺まで上昇した。週後半から週末にかけては、ECB理事会が今後の利上げ実施について明確な継続方針を示さなかったことや、米GDP速報値や米雇用関連の経済指標の良好な結果を受けドル高が進むと1,940ドル近辺まで下落した。週末には発表された米6月PCEが2年3カ月ぶりの低水準となり、利上げサイクルの終了が近いとの見方が強まると買い戻され、1,960ドル台中盤で越週した。
24.60ドル近辺でスタートした先週の銀相場は週初、FOMCを前に様子見姿勢が広がり、24.30ドル近辺から24.70ドル近辺のレンジ推移となった。週央に開催されたFOMCで決定された追加利上げに対する反応は限定的であったものの、FRB議長の会見を受けて上昇する金相場に連れ高となり、25.10ドル近辺まで上昇した。週後半から週末にかけては、良好な米経済指標を背景としたドル高を受けて24.10ドル近辺まで下落したものの、その後発表された米物価関連指標の鈍化を手掛かりに買い戻され、24.40ドル近辺で越週した。
141.70円近辺でスタートした先週の為替相場は週初、強弱入り混じる米経済指標を受け141.50円近辺で売り買いが交錯したあとは、FOMCを前に上値の重い展開となった。同会合では市場予想通り追加利上げが決定されたものの、FRB議長の発言を受け米金融引き締め政策の長期化観測が後退し139.60円近辺までドルが下落した。週後半には、米経済指標が軒並み良好な結果だったことからドル買い戻しの動きが強まり141円を回復したものの、日銀が長短金利操作の修正案を議論との報道をきっかけに円買いが強まりドルは139.50円近辺まで急落した。週末に開催された日銀金融政策決定会合では、前日の報道の通り、長短金利操作の修正を決定したことで更に円買いが加速し138.70円近辺まで円高が進行した。しかし、米国時間にはドル買い戻しの動きが強まると141.10円近辺までドルが回復して終了した。
略語注釈
FOMC:米連邦公開市場委員会
FRB:米連邦準備制度理事会
ECB:欧州中央銀行
GDP: 国内総生産
PCE:個人消費支出
1,960ドル近辺でスタートした先週の金相場は週初、FOMCを控え動意薄となる中、1,960ドル近辺から1,970ドル近辺でのレンジ推移となった。同会合では、市場予想通り利上げが決定されたが、FRB議長の発言を受け、今後の追加利上げに対する警戒感が後退し、1,980ドル近辺まで上昇した。週後半から週末にかけては、ECB理事会が今後の利上げ実施について明確な継続方針を示さなかったことや、米GDP速報値や米雇用関連の経済指標の良好な結果を受けドル高が進むと1,940ドル近辺まで下落した。週末には発表された米6月PCEが2年3カ月ぶりの低水準となり、利上げサイクルの終了が近いとの見方が強まると買い戻され、1,960ドル台中盤で越週した。
24.60ドル近辺でスタートした先週の銀相場は週初、FOMCを前に様子見姿勢が広がり、24.30ドル近辺から24.70ドル近辺のレンジ推移となった。週央に開催されたFOMCで決定された追加利上げに対する反応は限定的であったものの、FRB議長の会見を受けて上昇する金相場に連れ高となり、25.10ドル近辺まで上昇した。週後半から週末にかけては、良好な米経済指標を背景としたドル高を受けて24.10ドル近辺まで下落したものの、その後発表された米物価関連指標の鈍化を手掛かりに買い戻され、24.40ドル近辺で越週した。
141.70円近辺でスタートした先週の為替相場は週初、強弱入り混じる米経済指標を受け141.50円近辺で売り買いが交錯したあとは、FOMCを前に上値の重い展開となった。同会合では市場予想通り追加利上げが決定されたものの、FRB議長の発言を受け米金融引き締め政策の長期化観測が後退し139.60円近辺までドルが下落した。週後半には、米経済指標が軒並み良好な結果だったことからドル買い戻しの動きが強まり141円を回復したものの、日銀が長短金利操作の修正案を議論との報道をきっかけに円買いが強まりドルは139.50円近辺まで急落した。週末に開催された日銀金融政策決定会合では、前日の報道の通り、長短金利操作の修正を決定したことで更に円買いが加速し138.70円近辺まで円高が進行した。しかし、米国時間にはドル買い戻しの動きが強まると141.10円近辺までドルが回復して終了した。
略語注釈
FOMC:米連邦公開市場委員会
FRB:米連邦準備制度理事会
ECB:欧州中央銀行
GDP: 国内総生産
PCE:個人消費支出